もしかして ⇒ こいつ ではありませんか?
概要
トレス職人とは、各種技術を駆使してトレース(図面及びイラスト等の著作物の複写行為)をする職人、あるいはその人たち顔負けの作品を作る絵師のことを指す。
トレスの技術
彼らの使用する手法には各種存在する。この項目においてはそれらを説明する。
アナログ手法のトレス
アナログ時代においては、このような技法が存在した。
トレス台を用いたトレス
本業の製図及びイラストの作成において見られる手法である。これはトレス台(裏側に光源のあるテーブル)の上でトレーシングペーパー(複写のための半透明の紙)をもちいて原図を写し取る仕組みである。
薄い紙を用いたトレス
一方、イラスト及び製図を本業としない人たちにとっては上記の道具を持ち合わせていないため、「薄手の紙を元イラストの上に敷き、それをなぞり、図案を写し取る」ということを行う事例も存在する。これは上記の方法よりも精度は劣るが、雑誌などのカラーの両面印刷のものにも使用できるというメリットも存在する。また、これは初心者用の篆刻にも用いられる(これはラップなどを用いる)ことがある。
コピー機等を用いたトレス
現在においてはコピー機などの機械の発達により、このようなトレースはあまり行われなくなっている。しかし、原図を拡大および縮小したり、モノクロにしたりしてそれを原図にするという手法のため行われる場合がある。
デジタル手法のトレス
一方、技術の発達により「コンピュータなどのデジタル分野においてもイラストを扱うことが可能となった」ため、各種方式が編み出された。
方眼紙トレス
方眼紙に原画を描き、その升目に沿ってPC上でラインなどを引く方法。この方法は解像度のある程度高いドット絵に用いられることがある。
ラップトレス
原画をラップなどの透明なものに写し取る、あるいはラップの上に直接描き、それをモニターの上に貼り付け、それを元に線を引く方法。
上記二つは「広義の意味でトレス」とされる。
画像トレス
スキャナ及びデジカメで取り込んだ画像、もしくはあらかじめデジタル化された画像の上からフィルタ等ソフトの性能を最大限利用して「なぞって」イラストを写し取る方法である。現在のネット上においてはこれのみを「トレス」とみなすといわれている。
この手法においてはソフトウェアの力を借りれば元画像の処理もそれなりに簡単に行え、拡大や縮小も容易であり、元画像を背景や素材としての利用も容易に行うことができるという利点もある。
トレスの問題点
作品公に発表する場合、自分に著作権があり、他者の権利などの絡まない作品及び権利所有者(作品においては著作権、肖像権そのほかいろいろの権利が絡む場合がある)すべてに許諾を受けた著作物をトレスする場合は問題はない。
また、個人で許諾を受けていない他者の著作物を無断トレースをして楽しむことは問題はない。
しかし、権利者に許諾の取れていない作品をトレスしたり、トレスであることを明かさずに自分の作品として発表したり、さらにトレスを主として行ったイラストにより商業活動を行うといった行為は決して許されるものではない。また、「素材の利用規約違反」や、「素材そのものが違法に作成されたもの」という事例も存在するため、注意が必要である。
厳しいところでは「無断トレースが発覚して職を追われた漫画家」や「応募作がトレスであったことが発覚したため賞を剥奪された人物」も存在する。その辺りはこちらを参照。
また、インターネットの世界では「トレースと思われる図案を探し出してそれを判定する」ということを趣味としている人々の存在が報告されているため、目立つところで行ったばあい、その人たちに吊り上げられるということになる。
無断トレースはしてはいけない(戒め)
関連イラスト
↑上の関連イラストはトレス職人が手掛けた最高級の作品である。是非ともご閲覧あれ。
ピクシブで活躍したトレス職人
それでは、お絵かきSNSであるpixivにおいてはこのように呼ばれる事例は発生していないかというと、以下の人物たちが該当すると言われている。
(ID=72680)
この項目で記述すると項目自体を削除される可能性が高いため、あえて記述しない。また、他の行為に関しても問題があるが、これに関してもあえて記述しない。
午前四時
この人物の行った行為は正確にはトレスではない。
ほかの絵師の絵柄を他人が見たら見分けがつかないほどに酷似(すなわち模写)させ、その元となった絵師に対して「自分の絵柄を真似た」と執拗に追いこんだ挙句、他作家の方を精神を病ませるということを行った。これはひどい(信頼性注意)。
東京幻想
この人物は他人が撮影した写真を無断でトレスを行った。そのことを他者に指摘されたものの、無視をしばらく決め込んだ後なぜか「嫌がらせを受けている。自分の画像は全てトレス」と開き直る。
そこで業を煮やした撮影者がpixiv運営に対して問い合わせをしたが、これを運営はなにかと理由を付けてはぐらかした挙句、当事者の東京幻想が問題の絵を削除すると運営は問題の絵が削除されたのでもうこの件に関しては返信しないと責任を放棄。ピクシブ運営のいい加減すぎる実態が明らかになった。(信頼性注意)
ぬりえおじさん
マサオ氏。トレス職人☆マサオを参照してください。少なくともここで解説する余裕はありません。(信頼性注意)
この問題は現在進行形であるため、このほかにもまだ存在し、問題になることがあるかもしれません。しかし、運営は上記をすべて真実であると見る限りではこれらの問題には何の手も打たないことが明らかとなっております。そのため、「作品を公開している人物及び運営に対して各種手段を用いて訴訟に持ち込む」などの手段を講じる必要があります。
なお、pixivの利用者はpixiv運営に対しては「東京地裁」でのみ訴訟を受け付けるとのことですので訴訟の際には注意してください。
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外部リンク
まとめWikiの記述(信頼性注意)