概要
『勇気爆発バーンブレイバーン』にて敵幹部・デスドライヴズの構成員が撃破される度に公式より配信される追悼動画。
幹部構成員は「全員が理想の“死“を求めている」上に本来はいくら倒されようと分離母艦で再度新たなボディを製造されて何度でも復活するリスポーン方式なのだが、
9話にて幹部の一体のクーヌスが分離母艦を精製する超大型母艦を破壊してしまった為(それも超大型母艦の存在が明かされた回である)、幹部構成員は一度撃破された場合はもう再製造出来ない状態になってしまった。
これを受けて(?)幹部が撃破された場合、放送後に一人ずつ(同話内で複数撃破された場合は日をまたいで)公式Twitter及びCygames公式チャンネルから追悼動画が配信されるのが恒例となっている。
全員、自分の死に際は大満足して一言二言メッセージを述べつつその上で倒してくれたブレイバーンを称えている。
演出と時期が時期だけにファンからは「卒業式で流れるビデオメッセージ」とネタにされている。
以下、各話ネタバレが含まれているので閲覧は注意されたし。
クピリダス(第8話にて逝去、同話放送終了後に公開)
ありがとう、ブレイバーン
そして……さよなら、強欲のクピリダス
母艦が破壊された事による彼の再起不能説を裏付けるように、放送数時間後に初めて配信された。
最終的にはクーヌスの手で破壊されてしまったが、一度は自分の望みを叶えたためか概ね満足している様子。
因みに自分のことを「欲しがり屋さん」と称しており、意外と自身の性格に自覚はあったようだ。
……それはそれとして、どういう気持ちで見ればいいのこれ?
クーヌス(第8話にて逝去、第9話放送終了後に公開)
おめでとう、ルイス・スミス
そして……さよなら、淫蕩のクーヌス
彼女は劇中でスミスと交わることを強く望んでいたが、交わった結果「ブレイバーンが誕生する」という事態に帰結したことは予想外だったようである。
スミスの生きようとする強い意志によって、逆に彼に取り込まれてしまうという末路を迎えたクーヌスだったが、この結末は彼女にとって概ね満足のいくものだったようで、「宇宙一の快楽を得たも同じ」と満足気にコメントしている。
加えて彼女は、「ブレイバーンに魅せられ果てた3体は私に魅せられたとも言えるのではないか」「死して尚、我が身は奴らとも交わっていたということ」など訳の分からない迷言を残している。お前は何を言っているんだ
更に同動画の14秒あたりの映像では、明らかに狙ってやったとしか思えない編集がなされている(フォローしておくと、もろもろあってパンツ一丁になってはいるがスミスはルルに心臓マッサージを試みているだけである)。
もうやだこのロボ。
ヴァニタス(第9話にて逝去、同話放送終了後に公開)
まぶしかった、ブレイブアブソリュート・ズバッシュ
そして……さよなら、虚飾のヴァニタス
クーヌスに続いて追悼動画が配信された。
ブレイブアブソリュート・ズバッシュが余程気に入った技だったのか、かなり長めの技名だったにもかかわらず一言一句間違えずに反芻していた。
しかし超大型母艦をクーヌスが壊したことにより一度しか受けられなかった事に不満だったようで、しっかり彼女への恨み節も吐き捨てている。
そしてカットインが「まぶしかった ブレイブアブソリュート・ズバッシュ」といよいよ卒業式染みた台詞となっていた。
上記の呟きに対し、ファンからは冗談交じりに「もう一度受けたいなら(ブレイバーン共々)スパロボに参戦しよう」といった声も上がった。
出たら出たで色んな眩しさに対する台詞が追加されそう (ちなみにブレイバーンは出ました)
果たして、彼の望みはもう一度果たされる日は来るのだろうか。
ペシミズム(第9話にて逝去、9日に公開)
ありがとう、バーンブレイバーン
そして……さよなら、悲観のペシミズム
9話で共に散ったヴァニタスに続いて追悼動画が配信された。
バーンブレイバーンの必殺技を受け、理想の形で死んだことへの感謝の気持ちが極まったものか詩を詠み、ペシミズムらしくない感涙に絶えない思いを吐露している。
因みに彼の詠んだ詩の元ネタはフランスの詩人ポール・ヴェルレーヌの物であり、デスドライヴズ並みかそれ以上に破滅的な人生を送った人物として知られている。
と言うか内容がまともで一番マシに見える。どゆこと?
セグニティス(第11話にて逝去、22日に公開)
おおきにな、スペルビア おおきにな、ブレイバーン
そして……さよなら、怠惰のセグニティス
自分自身は弱いため戦わずに済むことが至高の怠惰であるという考えは今も変わらないものの、バーンブレイバーンとスペルビアの一騎打ちには感銘を受け、死に際に熱いものを見せてくれた2人に感謝を述べた。
もはや感想が本話を見ていた視聴者のそれである。
スペルビア(第12話にて逝去、同話放送終了後に公開)
ありがとう、ルル
そして……さよなら、高慢のスペルビア
ブレイバーンに諭されて生き続ける道を選んでいたので、さぞ残念がっていることと思われたがルルによって本来の望みを果たせたこと、そして愛する者のために推して参ることが出来たことに、もはや一片の後悔も無いようである。
アンタは某世紀末覇王か!
ファンからは今までのギャグ寄りの幹部に比べて一番シリアスで泣けるともっぱらの評判である。
ポーパルチープム(第12話にて逝去、29日に公開)
五臓六腑に染みわたる、究極で至高のマントル
そして……さよなら、貧食のポーパルチープム
出落ち担当に近い彼にも追悼動画が配信された。
参戦することなくただ食事に徹していたため、地球の味に関する言葉に終始しているが、その味には大変ご満悦だったようである。
ハッキリ言って、”知らんがな”である。
そして数多の星を喰らった際に超新星爆発をうっかり何件か起こしていたことが発覚。何やってんだお前ェっ!!!!
ちなみに「こいつだけブレイバーン(もしくは彼の正体)に関係ないものに星5レビューしている」と視聴者に言われている。
イーラ(第12話にて逝去、30日に公開)
ありがとう、バーンブレイブブレイバーン
そして……さよなら、憤怒のイーラ
これまで本懐を遂げられずいたことにずっと怒っていたのだと、未だ怒りの収まってなさそうな口振りで述懐。且つまた、バーンブレイブビッグバーンによってその本懐を遂げられた充足感を、やはり怒りの収まってなさそうな口振りで述べた。
カルシウム、足りてる?
ヴェルム・ヴィータ(第12話にて逝去、31日に公開)
楽しかった、おもひで ありがとう、みんな
さよなら、真の命、ヴェルム・ヴィータ
そして……さよなら、全てのデスドライヴズ
遂にデスドライヴズの元締めである彼女にも出番が回ってきた…が、本編の傲慢さとは打って変わって某芸人をオマージュした口調で淡々と本編での自身の扱われ方を嘆くというシュールなものだった。
思い返せば、最後にして最凶の存在として登場したはずの彼女の扱いは、誰にも話を聞いてもらえず、怒涛の超展開に終始振り回され、バーンブレイブビッグバーンに一方的に叩きのめされ、真価を発揮する機会すら与えてもらえないまま地球の愛と勇気の前に完全敗北するという、ラスボスとしてはあんまりにあんまりなものであった。
ヴェルムかわいそう。
彼女のあまりの豹変ぶりに、視聴者からは「中の人繋がりの別作品のヒロインが某芸人の真似をしてるだけ」という感想が続出した。
ちなみに生き続けたいと願った自分が死んだ事については、「90億通りの死よりも得難い死を貰えた」と(少々不満を残しつつも)割と満足げに感謝の旨を述べていた。未練を残す事なく逝けたようで何よりである。···それでいいのか
……そして、彼女をもって大変個性豊かな侵略者・デスドライヴズの追悼・告別動画は完結したのだった。