「フッフッフッフッ いい判断だ 少しはやるようだな」
プロフィール
概要
「怠惰」を司るデスドライヴズの幹部。
『何もせずに得られる死』を求めている。
実力、能力共に全てが謎に包まれている。
自衛隊の装備の緑と黄色っぽいオレンジを基調としたアーミーな配色の球体のような形状をしており、手甲を装備した巨大な両腕が特徴。
頭部は角を生やしており、角張ったクラッシャーが特徴的。両目に相当するスリットがあるが、片眼のみ赤くギョロッとした単眼が覗く。
肩と股関節が球体関節になっており、手足を自在に組み替えることができる。それ故か自立せずいつも宙に浮いている。
また胸部に存在する大きな2機のダクトのようなパーツが目を引き、体中にも小さなそれに相当するパーツがある。
感情の起伏に応じてか、それの中で意味有りげにオレンジのエネルギーが点滅し蒸気が排熱される。
全体的なシルエットも相まって、不気味で威圧感を感じさせる。
人物(?)像
かつて仲間であったスペルビアにさえ手の内を明かさないなど、一見すればただ者ではないという雰囲気を醸し出す強者。
デスドライヴズで最も巨漢で屈強な見た目をしており、声や言動にも何処か威圧感を感じさせる。一人称は「余」。
動向
初手から必殺技で掛かろうと突撃してきたブレイバーンとスペルビアの両者を威圧感で怯ませて必殺モーションを中断させ、力の差を感じ取ったブレイバーンがバーンドラゴンを召喚するも両手を伸ばしてバーンブレイバーンへの合体を阻害というお約束破りの手段に出る。
ブレイバーン「おのれ セグニティス!」
ルル「卑怯者!」
「貴様等と余の力の差は明白。見よ!」とつぶやき、手足の換装能力を見せつけることで威嚇。ブレイバーンやイサミ、スペルビアやルルも対処をあぐねる。
が、一度は怯んだかに見えたスペルビアがその不気味さを超えるべく奮起して突撃。
スペルビア「ブレイバーンよ、手出しは無用!」
「愚か者め やめておけ!
本当に、その やめておけ!」
なお、この際若干声は威圧していると言うより裏返っている感じがあり、目も泳いでるように見えるが···?
本性
ワイは怠惰のデスドライヴズ、セグニティスや!
(Memories_of_Deathdrivesより抜粋)
…察しのいい方は既にお気づきだろうが、実は上記の人となりは全て虚勢であり、戦闘の意思は無いを通り越してビビっているまでもあり実力は皆無に近く、本性はかなりくだけた性格の持ち主。
スペルビアが手の内を知らなかったのも当然であり、そもそも明かすだけの手を持ち合わせていなかっただけである。
一挙手一投足に意味があるように見える為ブレイバーンとスペルビアが警戒していたが、全く意味は無くただのハッタリ(とブレイバーンらの勘違い)であった。
「貴様等との力の差は明白」との発言も「自分が弱い」という意味で考えれば嘘をついてはおらず、その態度がスペルビアの最大級の警戒を引き出し一撃で片を付けようと突撃された際には、
焦って如何にも凄そうな技名を思いつきで並べるも、言い切る前に背後の分離母艦諸共貫かれた。
「見…見よ!余の、あの!スーパーすごいインパクト…あ、これホンマにアカンやつ…。」
彼の性格や望みの死に方からして一度も戦った事がなかったからかもしれない。……じゃあ何でデスドライヴズやってんのこいつ?
素は関西弁口調で一人称も「ワイ」であり、実際はマイペースかつのんびりとした性格らしい。この手の悪役によく見られる「のほほんとしたように見えて実はヤバイ性格」というのも一切なく、本当にただ呑気。
とは言え、ハッタリなど自分の振る舞いで相手の警戒心を煽って戦いを避けようとする点では小賢しい。
ただ、生命力だけは高いようで、貫かれた体が他のデスドライヴズ同様に結晶化し爆散した後も、首だけは原形を保った状態で吹っ飛んでいる。
そして一先ず眼前の敵を破ったため、スペルビアはかねてより願望であったブレイバーンとの決闘を開始(※敵陣地ど真ん中です)。
その間も戦闘の余波であちらこちらを転がりながら、「なんで自分ら戦うてるの?」「幸せって、なんやろなぁ」と能天気な感想をボヤきつつ、最終的には溶岩に流された後に棘状の岩に引っかかって鎮座する形で最高の特等席と言わんばかりにバーンブレイバーンとスペルビアの激しい決闘を見届け、互いの攻撃がぶつかり合った余波に巻き込まれて消し飛ぶというそこらの雑魚同然の死を迎えた。
「ブレイバーンはん。スペルビアはん。おおきに…」
でも本人は「なんか凄い戦い見れてラッキー(要約)」といった感想を述べており、ご満悦だった様子。
しかし、そんなのほほんとした彼の後にはとんでもない相手が控えていたのだった··· 。
余談
名前の由来はおそらく七つの大罪の一つ、ラテン語で怠惰を意味する「セグニティーズ(segnities)」から。
怠惰の対に当たる七つの美徳は「勇気」である。
恐らく、デスドライヴズでスペルビアに次いで対話可能な個体。
なお実力は皆無に近いと書いたがもしも本気で戦った場合の実力・戦闘力がないとも分からない。まあ性格的に歯を食いしばって蛮勇を揮う気概は皆無なので、そもそも発揮する機会がなさそうだが。
よくよく見ていると手足を組み換え威圧的なオーラを放つだけであり、手を出すようなところはブレイバーンらの突撃に対して拳を地面に打ち付けるくらいでまったく攻撃らしい攻撃はしていない。また、手を上げてバーンブレイバーンへの合体を阻害したが両手を伸ばしていただけで指先からビーム砲等の類を撃つということも一切やっていない。
これに関して視聴者からは、本人の性格もあって前者は「相手をビビらせて帰ってもらうつもりで手足を組み替えたり威圧的な言動を見せたが、却ってスペルビアを奮い立たせてしまった」、後者は「“降参”のポーズだったんじゃね?(意訳)」と言われている。
未来知識を持つルルもセグニティスの本性を把握していなかったところからすると、ルルの来た「本来の未来」ではセグニティスはルルやスペルビアやATFの見ていないところでブレイバーンに倒されたものと思われる。もしくはブレイバーンとイーラとの戦闘の巻き添えを食って吹き飛んだか、またはポーパルチープムの爆発に巻き込まれたか。
OPでのデスドライヴズ幹部が映る場面ではいかにも大物そうに見える最後尾に佇んでおり、監督である大張正己氏も「僕が創るOPアニメでは、通常はラスボスがレイアウトされるポジションに置いて、第1話からミスリードを誘わせていただきました。」と明かした。
担当声優の小西氏も「ラスボス的な役で」とオファーされたとのことである。
視聴者もある意味騙していたのである。
後に発表された資料ではビームなどの武装も考えられていた模様。
Memories_of_Deathdrives
ほぼ出オチだった、そんなセグニティスにも追悼動画が用意され公開された。
感想が完全に視聴者と同じじゃねーか
大張正己が関わったロボットアニメ、特に勇者シリーズへのパロディ・オマージュ・リスペクトに溢れた本作であるが、担当声優の小西氏の初のレギュラーキャラは勇者シリーズの最終作「勇者王ガオガイガー」ボルフォッグ役である。
関連タグ
ニート/噛ませ犬 おまえなんなんだよ!!:視聴者からの感想。
ベルゼバブ(グラブル)…声が同じで一人称が「余」のサイゲコンテンツキャラ。
キング(ワンパンマン)…同じく外見だけは強そうで周囲から勝手に強豪・実力者だと思われているキャラ。他にも共通点が多く、SNS上でも彼を連想させるとの声がしばしば聞かれる。
デビルサターン6:同じく宇宙から来た関西弁キャラ。敵勢力なのも、ギャグ色もありありなのも同じ。スパロボでの共演が待たれる。