「故に分かるのだ。感じるのだ、我が喜びを!」
「さあ、私と交われ。ルイス・スミス!!」
プロフィール
概要
『宇宙一の快楽の果ての死』を求めている。
全身から翼を生やした天使ないし妖精のような純白の機体が特徴。女声でしゃべり、言動も女性的。
時間や空間に干渉し、それを操作する能力を持つ。
人(?)物像
女傑のような勇ましい口調だが声色は大人の色香を放っており、「戦うこと」を「交わる」と表現するなどブレイバーン同様···否彼以上かつ直接的に、性的な言い回しが特徴(視聴者いわく「女版ブレイバーン」)。
「内に秘めた誰にも言えぬ想い……。それに私は、ゾクゾクしていた……!」
「故に其方を選んだ……。其方なら、私に熱いパトスを感じさせてくれると……!」
「其方の熱いパトスに、私の奥もさらに熱く───」
スミス「黙れぇぇぇぇぇぇ!」
その他、
など、ブレイバーンとの共通点は多い。ただし、彼女は上に挙げた傾向がブレイバーン以上に顕著である。
それに加えて、他のデスドライヴズ幹部と同じく周りをドン引きさせるほどの快楽主義者でもあるが、快楽のためならば平気で仲間を切り捨てる冷酷さ、興味がない対象や自分の行動に水を差してくる相手には容赦がない酷薄さも併せ持っている。
そして、それ以上にヤバいのが、他のデスドライヴズは大かれ小かれ蘇って何度も死を経験できるが故に死ねる部分があるのだが、彼女は『1回で満足する死』を体験したいがために母艦(とクピリダス)を破壊して、もう蘇られないよう保険と退路を断つと言う良くも悪くも潔い大胆さの持ち主。
能力
空間を操る能力。
ワームホールを生成し、穴に取り込んだ人や物体を任意の場所に移動させることができる。
その移動範囲はなんと地球の外まで広がっており、TSをアライドタスクフォースの空母上から宇宙空間へ放り出すという恐ろしい荒業を披露している。
また、スミスと分断したブレイブナイツの仲間たちを自身の近くに強制転送する、自身に放たれた攻撃をワームホールで移動させ敵に返すなど、細かい応用も効く。
加えて、クーヌス自身はワームホールを介さない瞬間移動まで可能としている。
このような空間の操作に加え、なんと時間の操作も可能。劇中ではヒロ・アウリィの乗るTSを爆発させた瞬間に時を巻き戻し、爆散の瞬間を何度も繰り返させるという惨忍な所業を行っている。(ヒロは完全に爆破される前に脱出できたらしく、治療を受けていた)
さらに彼女は、「何度も何度も時を巻き戻した」という発言もしている。この言葉が本当なら彼女は任意の相手の時間のみならず、「世界そのものの時間の巻き戻し」あるいは「時間の跳躍」が可能であるということになる。
しかも、これらの能力の行使に関して、作中の描写から溜めや予備動作もないために対処しようにも困難を極める。
そのチートとも言うべき能力の前に、スミスは最後の手段としてライジング・オルトスよりルルを緊急射出した上でオルトスのアーマーをパージして全火器を展開、クーヌスに突撃。道連れにして自爆する形で彼女を葬った。→スミスショック
余談
元ネタは恐らく、七つの大罪のもしくは原型とされている八つの枢要罪の一つ「色欲」。
名前の元ネタはたぶんラテン語のCUNNUS。要はクンニリングス(女性器+舐める)のクンニである。
一応「揺り籠」を意味する「cunaes」もあるので後述の事を考えるとこちらのニュアンスもあるかもしれない。
以前はブレイバーンも性的な言い回しをする傾向があったため、「仮にデスドライヴズ側なら色欲担当なのでは?」と視聴者からネタ考察がされていたが、クーヌスの登場でその疑いは晴れたのだが…?
また、OPでは彼女に似たシルエットに水中でスミスが手を伸ばすという意味深なワンカットがあるが···。
関連タグ
双炎の肖像:本作のエンディング。「戦うことは 熔け合うことだろう」という歌い出しで始まるが、見方を変えればまさかの形で回収したとも言える。
淫蕩を司りし者と気高き英雄、その末路(9話ネタバレ注意!!)
「おめでとう、ルイス・スミス」
「私たちはついに、『死』へと辿り着いたのだ!」
スミスと相打ちになったクーヌス。しかし両者とも肉体は滅んだものの、意識は精神世界に残っていた(なぜかスミスの乗機のXM3ライジング・オルトスの残骸もあった)。
魂が無へと還ってゆく瞬間の快楽に酔いしれながら、クーヌスはスミスへ「共に逝こう」と手を伸ばす。
しかしスミスは未だに戦い続けるイサミ同様、自らの思いを叫ぶ。
スミス「俺は···」イサミ「俺たちは···」
「「世界···救ってねえ!!」」
そして、スミスはその有り余る思いで、オルトスの残骸と共になんとクーヌスを吸収し始めた。
「これが有機生命体の抱く感情……!!」
スミス「まだ!まだ!まだ!!まだなんだああっ!!!」
「ああ……!!私の心が……!!身体が……!!溶けていく────!!」
スミスの熱い想いに魅せられながら、歓喜の声を上げて消滅していくクーヌス。それとともに、周囲は眩い光に包まれていき………
スミスが意識を取り戻すと、彼の視界はモニターになっており、遥か上空にいた。
自身の手元を見ると、その腕もまた、機械と化していた。
そして、目下。
イサミへ向かって一目散に飛ぶ。
「助けに来たぞ!」
そう、スミスは クーヌスとライジングオルトスを取り込んだことで機械の身体を得てスーパーロボット、ブレイバーンとなり、現世に戻ってきたのである (時間軸は第1話。恐らくクーヌスの能力の影響で時空が歪んだと思われる)。
そして、ずっとイサミと共に戦ってきたのであった。
真の余談
- 機械の身体を得て現世に舞い戻ったスミス≒ブレイバーンだが彼の気持ち悪いと称される言動はクーヌスに似ており、恐らく クーヌスを取り込んだことで彼女の人格が影響し語彙や感性まで受け継いでしまったのが原因でイサミへの巨大な感情が溢れてしまったと思われる。
- ファンからはブレイバーンを八つの枢要罪に当て嵌めてデスドライヴズの一味として考察されることがあり、言動から半分ネタとして色欲扱いされていたが、クーヌスの登場で疑いが晴れたのもつかの間 淫蕩≒色欲担当であるクーヌスを取り込んでブレイバーンとなったと判明したため、デスドライヴズではなかったものの結果的にブレイバーン=色欲説が実現されてしまった。
- またCunnusが前述した通り女性器を意味し、スミスと交わる事を目的としていたため何かを「出産」するという予想が登場時点から存在した。
- ファンからはブレイバーンを八つの枢要罪に当て嵌めてデスドライヴズの一味として考察されることがあり、言動から半分ネタとして色欲扱いされていたが、クーヌスの登場で疑いが晴れたのもつかの間 淫蕩≒色欲担当であるクーヌスを取り込んでブレイバーンとなったと判明したため、デスドライヴズではなかったものの結果的にブレイバーン=色欲説が実現されてしまった。
Memories_of_Deathdrivesでは(ネタバレあり)
- クーヌスは劇中でスミスと交わることを強く望んでいたが、交わった結果「ブレイバーンが誕生する」という事態に帰結したことは予想外だったようである。
- スミスの生きようとする強い意志によって、逆に彼に取り込まれてしまうという末路を迎えたクーヌスだったが、この結末は彼女にとって概ね満足のいくものだったようで、Xの公式アカウント/Cygames公式チャンネルから投稿された追悼動画では「宇宙一の快楽を得たも同じ」と満足気にコメントしている。
- 加えて彼女は、「ブレイバーンに魅せられ果てた3体は私に魅せられたとも言えるのではないか」「死して尚、我が身は奴らとも交わっていたということ」など訳の分からない迷言を残している。おまえは何を言っているんだ
- さらに、同動画の14秒あたりの映像では、明らかに狙ってやったとしか思えない演出がなされている(フォローしておくと、Tシャツを脱いで上半身裸ではいるがルルに心臓マッサージを試みているだけである)。
もうやだこのロボ。
真の関連タグ
全ての始まり、だいたいこいつのせい:視聴者からの反応。
とはいえ彼女がおらずスミスが特攻しなければデスドライヴズへの対抗手段が生まれなかったため、ある意味必要不可欠な存在であることに困惑する声もちらほら上がった。一方理想の死を求めるデスドライヴズ側から見ても彼女の様々な行動により死亡出来る方法が見つかった為、デスドライヴズ側からしても必要不可欠であるの事も発覚した結果困惑する声が更に増えることになった。