※本記事には『オクト・エキスパンション』及び『サイド・オーダー』のネタバレが含まれています。
概要
消毒とは、『スプラトゥーン2』の追加コンテンツ『オクト・エキスパンション』に登場する単語。謎の企業「ネル社」が自社の地下実験場で働かせているオクタリアンに施す、何らかの処理の名称である。
オクタリアンは消毒されることで体色が青色と緑色に染まり、眼は白目と黒目が反転する。
さらにゾンビのように自我を失い、ネル社の命令のもとで機械的な動作しか出来なくなるようであり、仮令相手が同族だろうと、命令されれば消毒済みのオクタリアン達は容赦なく襲い掛かってくる。イイダによると、消毒されると生体反応も喪失する模様。
オクト・エキスパンション中で「消毒」という単語が直接出てくることは無いが、物語終盤で攻略することになるネルス像内に「イブクロ消毒場」という場所があり、そこで大量のオクタリアン達が消毒されていく様子を見ることができる。
公式SNSの短文投稿では、ネル社傘下の地下鉄「深海メトロ」と実験場のBGMを担当しているDJのDedf1sh(ミズタ)もまた、理想の音楽を追求して地下実験場に足を踏み入れ「消毒」されてしまい、自我を失いながら演奏を続けているのだと説明している。
また、オクト・エキスパンション終盤、頭にネリモノを付けられ洗脳された3号も、ハイカラウォーカーでは「部分的に消毒されているのだろう」と説明される。
この状態の3号は自我こそ失っていたが、「部分的に」と言われるようにネリモノを引き剥がすことで、しばらく後に自我を取り戻している。
なお、開発者インタビューによると、実験場に出てくるオクタリアン達は誘拐されて消毒されたオクタリアン……ではなく、ネル社の培養液から生み出されたもので、実験施設に配備するために消毒すると、実験体としては不適切なものとなるので働かせているのだと言及されている。
サイド・オーダーでの新情報
※この先、『サイド・オーダー』のネタバレを含みます。
後の『スプラトゥーン3』の追加コンテンツ『サイド・オーダー』にて、道中手に入る『イイダの開発日記』より消毒の詳細が明かされた。
ネル社の「消毒」とは、対象者の想いや記憶を抽出することで、消毒された対象者はタマシイが空になった骨組みだけの状態となり、この骨組みに偽の情報を与えることで対象者をネル社の意のままに制御(洗脳)できるようになる。
この時抽出された対象者の想いや記憶を保存したものがネリメモリーだが、ネリメモリーの方はネル社にとって必要ないらしく、大半はネル社の廃棄所に放棄されていた(それでも処分せず保管していた模様)。
オクト・エキスパンションでは主人公の8号が記憶喪失となっており、さらに8号自身のネリメモリーが出てくることから、8号もまた消毒されているのではないか、とイイダは疑っている。
しかし、8号など験場に挑戦する実験体として連れ込まれたためか、偽の情報は与えられなかったために洗脳されなかったと思われる。
数年後にイイダが開発した、ネル社の被害者を救済するプロジェクト『トキメキ★秩序世界の大冒険!』により、Dedf1shことミズタが自我を取り戻したのが確認できる。
しかし、取り戻せるのは自我だけで、青と緑になった体色など外見的変化は取り戻せないらしく、ナワバトラーでミズタを呼び出しても、消毒時のままの姿で出てくる。