リパブリック(Republic)。
古代ローマ(ローマ帝国)時代に市民に直接か市民で構成された組織(元老院など)で指名された執政(2名)(に準ずるもの=元首=ローマ皇帝)を頂点とし、その下に市民の勢力=『元老院・民会』(に準ずるものたとえば、国会・議会)とその国民の市民(奴隷などには適応外)成立している国家。
こうともいえる
神代・古代の共和国は建前上、ギリシャ文明のアテナイの政治体制とと同じく民主主義に基づき主権が国民に所有され、国民によって直接、もしくは間接に選挙によって選ばれた代表により行使される統治制度を取る。(奴隷や市民以外は適応外)
いずれにしても紀元前前(2000年以上前)から自身の国の人々が現在と同じ近代国家とほぼ同じ感覚で生きている感じなんだろうか。
概要
共和国とは君主が存在しない国家である。現代の共和国は建前上、民主主義に基づき主権が国民に所有され、国民によって直接、もしくは間接に選挙によって選ばれた代表により行使される統治制度を取る。多くの共和国の場合、元首として国民の直接選挙によって選ばれた大統領を置く。
ある国が「共和国」であることと「民主主義国家」であることは全くの別問題である。北朝鮮、トルクメニスタンなどは「独裁者」が存在する共和国の実例である。もっともこの場合も、形ばかりの選挙が一応行われており、建前上は人民主権ということになっている。
一方、スウェーデン、イギリス、カナダ(イギリス王室を推戴)、日本などの民主的な君主制国家においては、君主は一切の実権を持たない。
参考 世界最古の共和国はサンマリノ共和国
世界最古の共和国であるということは外国から見ても素晴らしいことなのですが、当のサンマリノ国内でも大変誇らしいことと認識されています。
サンマリノ共和国が成立したのは西暦301年9月3日です。2009年の時点で1708年前ということになります。世界を見渡してみて1700年以上もわたって現在まで存続している国家というのは非常に稀です。
「四千年の歴史」として中国の長い歴史が語られることがありますが4,000年以上の歴史を持つ中国であっても現在の中国共産党による政権が誕生したのは20世紀になってからのことです。
ティターノ山という天然の要塞に守られ、軍事的に外的が侵入しにくいことで独立を守り通したということばかりが注目されています。しかしそれ以上にサンマリノが独立を守り通してきたことには建国精神の影響が大きくサンマリノの国是である自由を守り抜くという精神が脈々と続きサンマリノを守ってきたのでしょう。
ところで、サンマリノが建国された4世紀同じ時期の日本はどうなっていたのでしょうか。4世紀の日本は古墳時代で卑弥呼の時代が終了した直後にあたります。
サンマリノはその時代から現在の国家であり続けているのです。サンマリノの政治は安定しており、今後も大きな政変によって国家体制が変わってしまうことは考えにくく将来にわたって世界最古の共和国という地位は変わらないでしょう。