概要
2022年8月18日に発売された台湾製ソウルライクアクションRPG。
感染症と錬金術の乱用により混沌に陥ったヘルメス王国を舞台に、感染症治療薬の調合方法を知るはずの主人公・コルヴスの失われた記憶を巡ってゆく物語。
ゲームシステムとしてはSEKIROとBloodborneの影響を強く受けており、「跳ね返し」を主軸とした剣戟アクションで敵に挑んでいく。
特殊システム
姿勢・生命ゲージ
本作の敵は体力ゲージが二重になっており、通常攻撃でダメージを与えると白い姿勢ゲージが削れて緑色の生命ゲージが露出していく。姿勢ゲージを削るだけでは敵を倒せず、生命ゲージが残っている状態で一定時間が経つと姿勢ゲージは回復してしまう。
爪攻撃
通常攻撃や跳ね返しの効果が薄い生命ゲージを大きく削れる特殊攻撃。威力と射程が優れる代わりに隙の大きい「長爪」と、発生が速く連続攻撃可能な代わりに密着しないと当たらない「短爪」の二種類が存在する。チャージすると「猛禽爪」になり、威力が向上するとともに敵の疫術を奪う効果が発動する。
羽矢
低威力だが一定時間経過で補充される遠距離攻撃手段。敵が使う跳ね返し不能の特殊技「クリティカル攻撃」を阻止する効果がある(いわゆる銃パリィ)。
疫術
他作品で言うところの魔法に相当するシステム。「気力」を消費して敵の使う武器を再現した能力を使用する。単純に武器攻撃を行うもの、バフを付与するもの、体力を回復するものなど種類は多彩。基本的には敵がドロップする「術識の断片」を消費して習得していくことになるが、猛禽爪を敵に当てると一回限りの使用権が奪える(術式習得不要、気力消費無し)。
キャラクター
コルヴス
本作の主人公。鴉のような装束を纏う二刀流の剣士。アイセミーの命で治療薬を開発する為の情報を集めていたが、重傷を負って記憶を失ってしまう。
アイセミー
ヘルメス王国の幼い王女。錬金術を学んでおりコルヴスを治療したのも彼女である。コルヴスは彼女と語らいながら記憶の世界を巡っていく。いわゆる火防女枠。
エメラルド
ヘルメス王国に錬金術を始めとした様々な技術を齎した謎の女。アイセミーの師でもある。コルヴスの記憶の世界にもたびたび姿を現す。
ヴァーグ
「灰鎧公」の異名を持つ巨漢の騎士。荒廃した王都で民を率いているが、プロローグでコルヴスと敵対して戦うことになる。いわゆる弦ちゃん枠。その見た目に違わぬ怪力で大剣を振るう。プロローグの彼を倒す実績も存在する。
ヴルド
「王の懐刀」の異名を持つ女騎士。ヴァーグと共に民を率いているが錬金術を危険視しているらしく、やはりコルヴスと敵対している。素早い身のこなしからの鋭い突きと、連鎖爆発を起こす槍剣の投擲を得意とする。
オーダ
貧民たちが打ち捨てられた「根の底」から「黄昏サーカス団」の団長として成り上がった男。密かに錬金術を研究している。最初のボスなのだが、仕込み杖と蹴りを駆使した連続攻撃で多くのプレイヤーを葬り去った。また、根の底の記憶を辿っていくと変異した彼と戦うことになる。