概要
正式なタイトルは「いきぬきホロライブ ~holoX 2024年のやぼー編~」。
アニメ版『けものフレンズ』一期や『ケムリクサ』で有名なたつきが手掛けたVTuberグループ「ホロライブ」による初のアニメプロジェクトである。
2023年12月にたつき監督のXアカウントにてホロライブ6期生「holoX」2周年の際にホロライブのショートアニメの制作を行うと発表した。
そして、2023年の大晦日にTOOKYO MX、BS11、群馬テレビ、とちぎテレビ他、年末の配信番組「年末ホロライブ~ゆくホロくるホロ 2023▷2024~」内での同時視聴配信で放送された。
全編約3分ほどの短編作品で、先に収録したアフレコデータに後から作られた映像を合わせるプレスコ方式で作られている。
あらすじ
2023年大晦日の夜。
秘密結社holoXの面々が世界征服計画の会議においてこれまでの活動を振り返る中、突然総帥のラプラスが「自分達のTVアニメを作るべき」と発言。
しかし、ルイはいかにTVアニメ制作が大変かを説明し、一度はラプラスも話を引っ込めるが、クロヱ、いろはによると既に放送枠を確保したとの事であり、彼女達はこよりの開発した自動アニメ作画ロボットを使ってあれこれそのTVアニメ版「ホロライブ」の企画を好き勝手に進めていく。
登場キャラクター
holoX総帥。
これまでの組織の活動の中で、まだ足りないものは自分達のTVアニメであるとし、それの制作をいきなり要求した。
holoX幹部。
唐突にTVアニメの制作について言い出したラプラスに対して、それには予算や期間、その他諸々の準備が必要だと説く。
holoX掃除屋。
事前にアニメ放送枠確保のためにいろいろしてきたらしい。
holoX用心棒。
事前にアニメ放送枠確保のためにいろいろしてきたらしい。
holoX研究者。
ラプラスが今回の話を持ち出す以前にレストランで使われるようなネコ型配膳ロボットっぽいデザインの自動アニメ制作企画メカ(ただし有料)を開発した。
企画の話がアイドルアニメ路線になった際にそのアイドル役のイメージとして登場。
holoXがそのライバル側という設定。
企画の話がファンタジーアニメ路線になった際にそのメインキャラのイメージとして登場。
holoXがその助っ人役という設定。
余談
(アニメは4:00:01から)
しかし、実際に出来た作品はというと、線も整っていなければ顔の輪郭も曖昧な粗雑なキャラクターモデル、キャラと場面の動きがほとんど無い簡素なアニメーションと、これまでたつきが手掛けてきたアニメ作品と比べると全体的なクオリティが低いという見方も強い。
一部では過去にたつきが作画を務めていた『てさぐれ!部活もの』の画にあえて寄せたとも言われているが、これが意図的な画風なのか、何か制作上の事情なのかは不明となっている。
また、同年後半はこれの制作に入ったためか2021年から2022年までたつき監督のスタジオが大晦日に配信していた短編アニメ『へんたつ』は無く、そこで言及されていた新作TVアニメおよび劇場用作品についても続報はなかったため、たつき個人の企画と業務に関しての情報は2024年で断絶してしまっている。
関連項目
(ラプラス・ダークネス、鷹嶺ルイ、沙花叉クロヱ、風真いろは、博衣こより)