ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

本名および旧名義は「尾本 達紀(おもと たつき)」。

かつてヤオヨロズ所属、現在はフリーのアニメーターであり、同人自主制作アニメーションサークル「irodori」の代表。

来歴

出身は京都府だが、幼少期はケニアで育つ。

帰国後に京都の美術大に進学し、サンライズでCGアニメを担当。これを機にアニメの自主制作に対する関心を深めていき、大学の同期であった伊佐佳久白水優子らと共に自主制作アニメーションサークル「irodori」を立ち上げる。2008年9月20日からニコニコ動画にて「irodori」名義のアカウントで自主制作アニメを投稿。アカウント開設以来月1ペースで作品の投稿を続け、累計投稿数は100を超える(現在は不定期)。

サンライズを離れフリーとなった頃に参加した2012年冬のコミックマーケットにて、上述の投稿作品に興味を持ったアニメプロディーサーの福原慶匡に声をかけられる。さらに放送作家石ダテコー太郎を加えた3人で2013年8月にアニメ制作会社「ヤオヨロズ」を立ち上げた。

彼らの出会いのきっかけと思しきやりとりが、今もTwitter上で確認できる。

同年秋の石ダテコー太郎を監督にした『てさぐれ!部活もの』の制作に参加し、1期から2015年発表の3期を通じてアニメーション監督を務めた。

2017年1月より放送開始されたTVアニメ『けものフレンズ』にて初めて商業作品の監督を務め、総監督およびプロジェクトのコンセプトデザイナーである吉崎観音とともに大ヒットへと導いた。また、同時期に自身のtwitterアカウントにて「#傾福さん」とハッシュタグが添えられたオリジナル短編アニメを公開し話題を呼び、ファンの間では様々な考察が展開されている。

後述する騒動の発端となった降板ツイートから長らく沈黙が続いていたが、同年10月9日ツイートし復帰。10月23日には『傾福さん』の第2作目を公開。28日には背景美術のスタッフを一般公募している。

その後、2017年12月に開催されたコミックマーケットに参加した「irodori」ブースにて、過去に同人アニメとして制作していた『ケムリクサ』のキャラクターを押し出してそれに纏わるプロジェクトの開始を示唆し、その後のTVアニメイベントにて正式に同作のテレビアニメ化を発表。そして2019年1月から、地方ローカル局およびBSフジ等でTVアニメ版『ケムリクサ』が放送された。

2020年1月よりこれまで配信用短編アニメだった『へんたつ』の内容を再編および追加したものをテレビアニメとして放送し、それからの2021年と2022年の大みそかに『へんたつ』特別編、『へんたつ』特技編といった同作の短編版を制作してはネットなどで配信している。

次の2023年大みそかにはVYTプロダクションの「カバー」とのコラボ企画による『いきぬきホロライブ!~holoX 2024年のやぼー編~』を制作し、それが同社の年末TV番組の中で放送された。

また、20年の4月20日にアプリサービス「もるにあ」アルファテストを行っているが、これは未だに正式なリリースはされていない。

2019年の『ケムリクサ』以降は「ヤオヨロズ」の解散もあってか商業用の新規長編アニメの制作は行っておらず、その後は短編アニメの制作および配信といった限定的な展開が主になっており、他はせいぜい内容の意図が未詳なコンセプトアートの不定期な公開と2024年に「irodori」として参加したコミティアにてそれらをまとめた小冊子の販売など小規模の同人活動に留まっている。

加えてその後の活動情報に関しても未確定なものが多く、2021年大晦日の『へんたつ』の最後には自身としては初となる“劇場オリジナルアニメーション作品”(特報映像では“自律機能を持った本を手にしたキャラの目の前で山が砕けて浮かび上がる”という“魔法もの”っぽいコンセプトだった)の制作が発表され、それには翌々2023年公開を目途にしているとも表記されていた。

しかし、その後はというと正式な作品タイトルの発表、予告編の公開などその映画の制作状況に関する具体的な続報は一切無く、結局その映画が当初の完成予定としていた2023年を過ぎても公開される事は無かった(一応延期になる可能性は想定していたのかその特報では2023?と濁したような表記にしていたが)。

さらに2022年の大晦日『へんたつ』にて「Aさんとの会話でテレビシリーズも作れば良いじゃないと言われたので、先にテレビシリーズから作る事になった」みたいな事をキャラに言わせていたのだが、これもどれだけ経ってもその“TV作品”に関する情報が来る事は無く、それが『へんたつ』の第二期に当たるものの話だったのか、はたまた全く新しい作品の制作の話だったのか、かつその件が先の映画製作の遅延理由となっているのか、そういった詳しい事は不明瞭なままとなっている。

そして2023年と2024年には『へんたつ』の大晦日放送は行われず、そこでの近況報告が行われる事も無かった。

人物像

ケニアで過ごした幼少期の経験から動物好きで、加えて写真撮影やCG制作を趣味としている。CGに関しては「週に5日は仕事でCGを制作し、残り2日は趣味でCGを制作する」ほどらしい。CGモデルや監督以外にも脚本、演出といったアニメーションにおける大多数の役職を兼任することも比較的多い。

けものフレンズのアニメ放送終了後も、独自に『けものフレンズ 12.1話』を自主制作して投稿したり自身のtwitterにてCGモデルを用いたイラストを公開するなど、氏の作品への愛着が強く感じられる。

自作品にはポストアポカリプス要素を中心にした神秘的かつ美しい世界観を描く事が多く、また過酷な場面を人々との協力で解決するなど触れ合いや暖かみを感じさせるキャラクター描写などに定評がある。

一方で、『ケムリクサ』以後の創作活動において、自作アニメの中で“今後の予定のようなもの、あるいはやりたいものを仄めかす”事はあっても、その後に自身のXアカウントを含めた他の広報媒体でそれらに関連する情報を具体的に伝える事はほとんどといって良いほど無く、そのアニメ内で言及したネタが“正式に決定した事項”なのか“今現在進めている企画”なのかといった明確な事はギリギリまで曖昧なままにしておく傾向が強くなってきている(23年の『いきぬきホロライブ』放送の話も、24年のコミティアへの参加の話もだいたい1ヶ月前での告知となっている)。

何より、その自作アニメでは“映画制作が決まっているにもかかわらず、それからほとんど間も置かない内にTVアニメの企画の話に飛びついて映画の事は後回しにしようかと言い出す”など、アニメ制作の姿勢としては無茶とも適当とも思えるような対応を見せている事から、最近では「業務スケジュールの見通しが甘い」「仕事に対する計画性も責任感も無いのでは」といった批判も見られるようになっている。

そしてこの肝心な事をはっきりと明言しない“暈し癖”および“ひっぱり癖”後の騒動の遠因の一つになっている面も否めない。

また、監督が好きすぎるあまり他作品と比較してたつき作品を持ち上げ他作品を貶すなど過激なファンも多く、その事で近寄りがたい印象を持つ人も少なくない。

代表作品(商業)

※同人での活動については「irodori」を参照。

余談

ヘラジカ監督

本項のメイン画像となっているのは件のアニメに登場するキャラクターのヘラジカである。

経緯としてはアニメのオープニング(第7話以降)にて、スタッフロールの「監督 たつき」のテロップが表示されるタイミングに堂々と腕組みをした威厳溢れるヘラジカの姿が重なることから、それが“それっぽい”などの理由でファンの間では「たつき監督=ヘラジカ」として扱われることが多い。Pixivにおいても、本項のタグが使用されるイラストは概ねヘラジカがメインとなっている。

因みに、アニメ放送当時の本人のtwitterアイコンはアニメ版主人公のかばんちゃんであった。

現在では『傾福さん』の駅員をアイコンにしている。

降板騒動

初監督を務めたアニメ『けものフレンズ』は、その反響から放送終了から間もなく第2期の制作が決定。たつき自身も制作に強い意欲をみせ、各社とのコラボ企画による短編アニメーションやドラマCDの発表などを展開し、視聴者からの期待も一層高まりをみせていた。

ところが2017年9月25日、たつき本人のツイートで第2期の製作から外されたことが表明される。この突然の発表は「たつき制作のけもフレ2期」を期待していたファンの間で大きな波紋を呼び、プロジェクトの出資元のひとつであるKADOKAWAをはじめ、コラボ各社まで巻き込む一大騒動に発展してしまった。

詳細はたつきショックを参照。

日清コラボ

日清食品とはカップヌードル用CMアニメ『FREEDOM-PROJECT』に一アニメーターとして参加していた頃からの付き合いで、けものフレンズ(アニメ1期)ケムリクサと二作品続けてのコラボが行われるなど何かと縁が深い。

コメント

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

たつき監督
22
編集履歴
たつき監督
22
編集履歴