概要
首都高バトルシリーズに登場するライバルの1人。
首都高バトル2での初登場以来かなりの頻度で登場している看板キャラクターと言ってもいいだろう。
ゲーム内に登場する迅帝とは最大の宿敵であり、彼にも引けを取らないカリスマ性と実力を持っている。
本名は「舘渡」。職業はプロレーサー、不明、棋士など作品によって異なる。
二手先、三手先を読む走りをするとゆうが、ポンコツAIのせいで一寸先で事故るとゆうかりすま(笑)っぷりを見せてくれる。
一貫してマツダ・RX-7(FD3S)に搭乗しており、ここからも元気のお気に入りであることがうかがえる。
パロディーが多いこの作品だが彼もその例に漏れず、レース漫画「よろしくメカドック」に登場する那智渡がモデルと言われている。
登場作品
首都高バトル2
初登場作品。ゲーム前半のボスである「BIG BOSS」のリーダーとして登場する。尚、こちらの乗るマシンによっては彼でなくパープルメテオが登場する。
首都高バトル0
ゲーム後半のボスチーム「十二覇聖(THE ZODIAC)」のリーダーとして登場する。彼を倒せば第2部クリアとなり、ストーリは事実上クリアとなる。
搭乗マシンはFD3Sだが、RE雨宮のAC987をモチーフとした専用カスタマイズがされている。特徴的な丸いテールライトはシボレー・コルベット(C5)から流用したもの。ただし説明文によれば、このエアロは自作らしい。
パワーユニットは3ローターターボ(※1)の1106馬力。充分おかしい数値(※2)ではあるが、それ以上にぶっ飛んでいるのはその車重。なんと998kgという超軽量化(※3)を達成しており、パワーウェイトレシオは0.90。ゲーム内の最高速度である425km/hにも到達する。
十二覇聖に登場する黄金の疾風とはライバル関係らしいが、詳細は不明。その黄金の疾風は、ゲーム内に登場する「RINGS」とゆうチームに在籍していたという話があるので、彼自身もRINGSと面識があるのかもしれない。
彼のカスタムカーを購入しステッカーをつけると彼と同じ通り名がつくが、ショップで売られているマシンは後で塗装することができ、ステッカーを貼った状態でペイントすると、その色にちなんで通り名が変化する。
例であげると、黒色にすると「黒いカリスマ」、赤色にすると「赤いカリスマ」、青色にすると「青いカリスマ」とゆうように、色に合わせた通り名が付く。
首都高バトルPSP
FD3Sで登場する。今回もRE雨宮のフルエアロで纏めており、0以来なにかと雨宮のFDと縁があるようだ。メンバーにするにはエリアを半分以上制覇する必要がある。年齢は39歳と、そこそこの年齢となっている。
職業は「棋士」となっている。
レーシングバトル
FD3Sで登場。PSPの時と同じく、雨宮のFDで登場している。
迅帝がいるところには、必ずと言っていいほど彼がいる。
首都高バトルX
ゲーム内の最終章、C1エリアのボスとして登場する。
雨宮のFDではないが、これまた随分と派手なデザインで登場している。
パワーは612馬力とロータリーとしては頑張っている方だが、0時代の半分近くまで落ちており、車重も1165kgとよく言えば現実的、悪く言えば凡庸なスペックとなっている。
湾岸ミッドナイト(PS3)
モンスタークラスのサバイバルモードで登場。マシンはXのものをそのまま使ってる。
ドリフトスピリッツ
首都高バトルのコラボとして登場。愛車はXのカラーリングをモチーフにしたFD3Sとなっている。
白いカリスマ本人も仲間として入手することができる。
(※1)3ローターの20Bはユーノス・コスモだけに採用されているため、エンジンを換装していると思われる。0では01のようなエンジン換装はプレイヤー側では不可能であり、ライバルカーへの採用例も専用カスタムカーに絞られる。同作の400人のライバルのうちエンジン換装しているのは彼と「12時過ぎのシンデレラ」(同じくFD3Sに3ローター)、「辻斬りギャンブラー」(bBに3S-GTE、しかもミッドシップ)、ラスボスの「???」(S30にRB26DETT)の4人だけである。
(※2)レシプロエンジン以上にパワーチューンが難しいとされるロータリーエンジンでこのスペックは現実ではほとんど不可能に近い。2024年現在では13Bをドッキングして製作した4ローターで1000馬力を標榜する車両も出てきてはいるが、D1GPやフォーミュラドリフト等の競技専用。尤も本作はライバルのマシンスペックがシリーズを通して最もインフレしており、通常ライバルですら1000馬力越えのマシンに乗っている者がゴロゴロいる。
(※3)2010年にレボリューションが製作したタイムアタック専用機のFD3Sが車重987kgとなっているが、外装は全てカーボン化されたGT300のボディキット、内装や足回りも特注という事を考えるとこれも相当に現実離れした数値である。
その他
街道編においては、彼は一切出ていない。
元来派生作品とゆうこともあり、首都高との繋がりも薄くパラレルワールドのようなもので、存在すらしていないのでは?…と言われているが、十三鬼将のスティールハート曰く、彼も街道の世界には存在はしているらしい。
また、首都高編において唯一「首都高バトル01」には登場していない。迅帝が現れたことにも関係があるのだろうか?
当時の人気ぶりはわからないが、今となってはワンダラーでもいいので登場させるべきだったと言える。
開発陣的には、迅帝をラスボスとして据えたい思惑があったから、前作で彼より強い立ち位置にいた白いカリスマを出さなかった(もしくは出せなかった)のかもしれない。
迅帝とは長きに渡り首都高最速を取り合っている。
彼が現れるまでは、首都高最速として君臨していた。
0のプロローグでは、「一台のマシンが、それまで最速と呼ばれていたマシンを抜き去った」とゆう記述があり、この"それまで最速と呼ばれていたマシン"が、おそらく白いカリスマだったのだろう。(もしくは、名称不明のラスボスかもしれないが)
迅帝に負けて以来、首都高から姿を消していたようだが、彼が負けた後に再び首都高に現れ最速の名を取り戻している。
捉えようによっては、迅帝から逃げているようにも取れるが、本人もそのことを非常に気にしているらしく、
「迅帝に勝つまでは、足踏みをしてはいられない……!!!」
と語っている。