曖昧さ回避
- 『週刊少年ジャンプ』に連載された漫画作品（作：鈴木央）。本稿で記述。
- 『仮面ライダーゼロワン』の仮面ライダー・ゼロワンの必殺技。→ライジングインパクト(ゼロワン)
概要
『週刊少年ジャンプ』で連載されていたゴルフを題材としたスポーツ漫画。
1998年52号 - 1999年15号（第1部）・1999年27号 - 2002年12号（第2部）まで連載。1999年3月に一度打ち切りの形で連載終了となったが、終了後の反響が大きかったことから、3ヶ月後にストーリーをそのまま引き継いで再連載を開始。2002年まで、最初の連載から数えて足掛け4年間連載が続いた。
アーサー王の伝説を元にした事柄、登場人物の名前が特徴的な作品。小学生の主人公ガウェインがゴルフにのめり込み、最初のライバル・ランスロットと共に世界の強豪たちと競い合い、上達していく話。中盤からは「ギフト」（天才的な才能）という言葉がキーワードになる。
第1部はガウェインと女子プロ・西野霧亜との出会いから公式大会での戦いまで描かれ、第2部からはゴルフの名門校・キャメロット学院に入学し、前半では各校で選抜された選手だけで競うキャメロット杯での戦い、後半は新たな勢力グラール・キングダムとの暗闘が描かれている（本格的に戦う前に打ち切りとなり、単行本最終巻の後日談でダイジェストに結果と断片的な出来事が描かれる）。
また、登場キャラのほとんどが小・中学生だが、どう見ても小・中学生には見えない老け顔のキャラが多くいる。
ジャンプ50年の歴史において、打ち切りから完全復活を果たした作品はよろしくメカドック(次原隆二)と本作だけである。
この偉業のため、ジャンプ連載作品が打ち切りを迎えるたび、愛読者が「ライジングインパクトよ再び」を合言葉に、編集部に連載復活を訴えるようになった。
その影響か否か、近年では打ち切り作品が赤丸ジャンプで完結編を描かれるなど、打ち切り作品への温情措置が取られるようになっている。
よろしくメカドックが打ち切り後に復活してきちんとした形で完結したのに対し、本作は2度の打ち切りによる終了となっている。
登場人物
主要人物
- ガウェイン・七海（ななみ）
CV：久野美咲
福島生まれで方言丸出しの底抜けに陽気なハーフにして本作の主人公。
CV：花守ゆみり
パターの天才。ガウェインの親友でもあり、生涯のライバルでもある美少年。当初は12歳で後に13歳になる。パッティングのラインが光り輝いて見えるギフト・「シャイニングロード（月の導き）」の持ち主。
ガウェインにゴルフの教義を教える。物静かに見えるが実際はマイペースな性格。目を怪我し、入院している姉がいる。
- 西野霧亜（にしの きりあ）
CV：大地葉
ガウェインにゴルフを教えた女子プロゴルファー。21歳。旅行で福島に訪れた際にガウェインと出会い、後に彼にゴルフの道へと進むキッカケをつくった女性。その後ガウェインに本格的にゴルフの指導をするため、東京の自宅に居候させる。得意クラブはドライバー。女子プロ賞金ランキングは10位。
- 西野胡桃（にしの くるみ）
CV：種﨑敦美
霧亜の12歳下の妹で、ガウェインと同い年。ゲーマーでかなりゲームをしているらしい。ランスロットにぞっこんで、常にランスロットのことを考え妄想に浸っている。ややミーハーではあるが、ランスロットへの思いは真剣そのものである。
作者公認の作中一ぶっ飛んでるキャラ。
キャメロット学院日本校
- 小泉祐美子（こいずみ ゆみこ）
CV：本渡楓
小等部在籍の長い黒髪の少女。Bクラス（1部ではAクラスだったが、2部で降格）。
公式試合の女子Jr.チャンプで、日本校の生徒の中で、唯一第1部から登場。
CV：上村祐翔
小等部在籍の米国出身の少年。Aランク。12歳。
日本校はおろか、英・米国校でも通じるほど高い実力を持っているが、かつて大会で本来ならワンペナルティになる行為を報告せず優勝したことで自責の念に駆られ、わざと負けるようになってしまう。
ガウェインに一喝され、真剣に戦うことの大切さ思い出し、それ以降日本校トップの実力を発揮することになる。
教員のアリアに片想いしている。
CV：武内駿輔
小等部在籍の米国出身の少年。Cランク→Bランク。12歳。
粗暴な性格な上に小学生には見えないほど老け顔で、よく大人と間違われる。300ヤード以上飛ばせるが、それ以外の技術がイマイチ。ガウェインが入学して早々に絡んでドラコン対決するが、自分以上に飛距離を出した彼に敗北。だが、それ以降は打ち解けて親友となる。
CV：竹本英史
小等部在籍の中国出身の少年。11歳。
細目でライザーと同じく小学生には見えないほどの老け顔。鍛錬に余念は無く、木製のドアを一撃で破壊するほどの実力を持つ。
CV：内山夕実
小等部在籍のフィンランド出身の少女。12歳。
大人びていて冷めた性格をしている。
CV：小西克幸
中等部在籍の中等部リーダーの少年。Aランク。15歳。
黒峰とは幼馴染で、両片想い（というよりも、東堂院が素直じゃない）。自他ともに厳しい性格。
55インチの長尺ドライバーを扱い、400ヤード以上も飛ばせる。服のセンスが致命的にダサい。
中等部在籍の黒髪ロングで目つきが怖い少女。15歳。
東堂院とは幼馴染で、両片想い。ランスロットほどではないが、パットの達人。
モデルは作者の奥さん。
中等部在籍の少年。15歳。
一人称が「わし」で、大柄でおっさんにしか見えないほど老け顔。
見た目に反してこれといったプレーでの特徴は無い。
プライドが高く、コネで入学をした金園を許すことが出来ずハーシィと共に陰でいびっていたが、金園に復讐されクラブにひびを入れられキャメロット杯出場を逃すことになる。
中等部在籍の少女。13歳。
生意気な性格。小学生にしか見えないほど小柄な見た目な上、舌足らずで言動も幼稚さを隠せない。
だが、30ヤード内のアプローチならチップイン率70%というアプローチの技術は高い。
しかし、ドライバー飛距離はなくパターもそこまで得意ではないためベストスコアは祐美子にも劣る。
荒井と同じく金園をいびっていたが復讐され、キャメロット杯出場を逃すことになる。
中等部在籍の少年。13歳。
細目でヒョロヒョロな体格。口癖が「もけ」。
実は、スポンサーである父のコネで入学（所謂、裏口入学）しており、実力は学院内では最低レベル(ただし、成績はライザーと同程度で退学にならない程度の実力はある模様)。
日本校の女性教員。19歳。
眼鏡を掛けた美女で、普段は厳しく冷徹そうな印象を受けるが、実際は非常に生徒思いな性格。
- ドルファ・ベントレー
日本校の男性教員。
髭を蓄えた男性。登場初期は中等部の成績を誇り、持ち上げる発言をしていたが途中から日本校全体を貶める発言を繰り返すようになる。
しかし、アメリカ校のティムからは「コーチとしては技量不足」と断言されているなど自身の責任逃れをしている面もある模様。
また生徒に聞かれるところで、金園のコネ入学の話をするなど配慮に欠けている面も見受けられる。
キャメロット学院米国校
米国校代表選手の一人。米国校のトッププレイヤー。
米国校代表選手の一人。米国校のリーダー的存在の黒人男性。
米国校代表選手の一人。男勝りで乱暴な女性。
米国校代表選手の一人。小太りのたらこ唇と男性。
キャメロット杯個人戦でガウェインと同じ組になり、ガウェインの良き理解者となる。
米国校代表選手の一人。眼鏡を掛けたそばかすの女性。
米国校代表選手の一人。顎髭のかなり長身の男性で、よく頭部分がコマから見切れている。
米国校代表選手の一人。リーゼント風の髪型の男性。
米国校の黒人教員。
キャメロット学院英国校
英国校代表選手の一人。英国校で最強の実力を持つ少年。
英国校代表選手の一人。小柄で可愛らしい少女だが、60インチの長尺ドライバーを扱い、英国校一の飛距離を出す。
英国校代表選手の一人。プラタリッサの姉。眼鏡を掛けたクールな美女。
英国校代表選手の一人。逆立った黒髪のチャラい男性。スフィーダに好意を寄せる。
英国校代表選手の一人。プライドが高い男性。昨年のキャメロット杯で5位の成績を収める。
英国校代表選手の一人。気障っぽい性格の男性。ライザーと王煉を足して二で割ったような容貌。
英国校代表選手の一人。中国出身の女性。
英国校の教員。サイバーサングラスを掛けた冷静沈着な男性。
優勝経験などがなかったトリスタンの打法を見て彼の才能を見抜きキャメロット校にスカウトするなど高い人物眼を持つ。
グラール・キングダム
クエスターの父親。ガウェインに並々ならぬ関心を抱き自身の息子として迎えようとする。
アニメ
Netflixにてアニメ化が決定、2024年6月にシーズン1、8月にシーズン2がそれぞれ独占配信される。
STAFF
関連タグ
黙示録の四騎士(漫画)：こちらのテレビアニメ版が放送されている時期に、上述アニメ版の発表があったという縁がある。
オーイ!とんぼ：同じゴルフ漫画であり、こちらも同時期にテレビアニメ版が放送されている。
