鉱物

こうぶつ

鉱物とは、天然に産出する物質の定義の一種である。

概要

鉱物とは大地(地殻)を構成する最も小さな単位の物質である。鉱物が集まってできている物を岩石と呼ぶ。

鉱物は一部例外を除いては以下のように定義され、化学組成や原子配列によって分類される。

１．天然に産出するものであること

２．活動中の生物に含まれているものではないこと

３．無機物であること※

４．一定の結晶構造と化学組成を持つもの※

５．常温で固体であること※

※一部例外あり

３:カルパチア石(有機物である)

４:オパール(一定の結晶構造が無い)

５:自然水銀(常温で液体である)

鉱物には美しいものも多く、古くからコレクションの対象として観賞された。特に一定の硬さ、美しさ、希少性のある物は宝石と呼ばれ、カットされ装飾品として利用されている。

鉱物は「鉱石」と混同されがちだが、これらは別のものである。

この二つの言葉の関係は「動物」と「家畜」の関係に似ている。学問として分類する場合は「動物」だが、それが人間の産業として見た場合は「家畜」となる。

同じように学問として分類する場合は「鉱物」だが、それが人間の産業として使われた場合(金鉱石から金を取り出したり、石灰岩からコンクリートを作る等)は「鉱石」と呼ばれる。そのため単一の鉱物だけではなく、その集合体である岩石であっても鉱石と呼ばれることがある。

主に鉱物や岩石、ルースなどを描いたもの、あるいはそれに類似する絵画につけられるタグ。

たまに写真と間違えるぐらいのクオリティのものがあげられる。

一般には「鉱石」と混同されるため、鉱石との表記ゆれがある。