プロフィール
※ このプロフィールは本百科の推測であり公式によるものではないため注意。
概要
『Fate/Samurai Remnant』に登場するバーサーカークラスのサーヴァント。
DLC第3弾『断章・白龍紅鬼演義』において、逸れのバーサーカーとして登場する。
3メートルはある長身の鬼女であり、鳥の羽のような髪の毛が特徴的。
真名
インド神話における子供の守り神とされる鬼女、『鬼子母神』。
他人の子供を攫って食糧としていたが、釈迦如来に自身の子供を攫われて嘆き悲しむ。
そして釈迦に子供を攫われた親の気持ちを諭されたことで改心し、子供の守り神となった。
そして本作の鬼子母神は、中国を原点とする子攫いの怪鳥、『姑獲鳥』と習合している。
人物
一人称は「予（よ）」、または「予（われ）」。
自身を「すべての子の母」だと思い込んでおり、子供を傷つける存在には容赦しない。
鬼子母神としては子供を愛しており幸せを願っているのだが、姑獲鳥の子供を貪り食う本能が混じり合った結果として、愛を唱えながら子供を喰らうという破綻した性質になってしまった。
能力
ステータス
| マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| なし | C+ | B+ | B+ | B | A | B+ |
保有スキル
| 狂化(EX) | バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。鬼子母神は会話は通じるものの、倫理観が破綻しており意思疎通は困難。 |
|---|---|
| 女神の神核(D) | 生まれながらにして完成した女神である事を現す、『神性』スキルを含む複合スキル。あらゆる精神系の干渉を弾き、肉体成長も無く、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。怪異である姑獲鳥と融合した為か、ランクは低い。 |
| 有角鬼形(A+) | 詳細不明。鬼種である事に由来すると思しい。 |
宝具
夜行鬼神・姑獲鳥（やこうきしん・こかくちょう）
- ランク：B+
- 種別：覚醒宝具
- レンジ：−
- 最大捕捉：自身
「聞きなさい……皆、愛し子。予（よ）の前に立つは、全て、全て、全て予（われ）の子也！『夜行鬼神・姑獲鳥（やこうきしん・こかくちょう）』！！」
怪異「姑獲鳥」としての特徴と性質を目覚めさせる叫び。
人界を乱す妖鳥としての自らの存在そのものを示す宝具である。
神霊・鬼子母神の霊基に取り込まれる形で融合していた怪異「姑獲鳥」が、大量の魔力を吸い上げて、霊基の主導権を鬼子母神から奪う際に発動する。ひとたび真名解放されれば半永久的に維持される、一種の常時発動型宝具。怪異「姑獲鳥」としての側面が封じられた後には、「真名解放による一時的な効果」として翼を羽ばたかせ、周囲に破壊をもたらすことになる。
息災福徳・鬼子母神（そくさいふくとく・きしもじん）
- ランク：A
- 種別：加護宝具
- レンジ：0～20
- 最大捕捉：1～50人
鬼子母神として、幼子の息災や福徳、安産の加護を与える。
サーヴァントとして現界した鬼子母神は分霊であるため、一度の加護がもたらされる範囲はごく限定的だが、効果は覿面。結界としての効果もあり、内部にいる幼子は暴力や病から守護される。
関連人物
生前
子供を喰らう鬼女だった自身を改心させた仏教の開祖。
サーヴァントとしての彼女がどう思っているかは定かではない。
Fate/Samurai Remnant
親に愛されることに縁がない彼女に目をつけ、子供の姿に変えた。最終的に「親離れ」がしたいという彼女の願いを聞き入れ、また彼女が幸せになれるよう、心から願い元に戻した。
正雪が契約しているサーヴァント。劇中では終始敵対関係であり言葉を交わす事はなかったものの、もし彼女がその正体や別時空のとある場所にて正雪に対する仕打ちを知ったならば……
当初は、敵対した相手としか認知していなかったが、正雪が自身の元を去った後も愛い子らを守りたい気持ちが強かったのか、消滅せず現世に留まっていたが、これからも愛い子らを見守る為、伊織を（やや圧をかけながら）要石とした（因みに、彼女曰く、2人は愛い子ではないそうな……）
子供を失った遊女の嘆きが事件の一端になったため、事件解決後に入谷に鬼子母神を祀ることを誓った。雑記帳では「何処かの法華宗の本山に寄進を贈り、開山を願うのだろう」とされている。
その他
型月作品において過去に登場した「母を名乗る不審者」サーヴァント繋がり。
前者とはバーサーカークラスである点が、後者とは神性であるという点が共通。
余談
演者の名塚女史は『プリズマ☆イリヤ』の美遊・エーデルフェルト役以来の出演となる。
実はFateシリーズには珍しい『仏教系の神様』である。
インド神話の悪神や悪役という観点ならカルナやヴリトラ、ドゥリーヨダナ等も入るが名義も仏教寄りなのは彼女だけである。
