FOX小隊
ふぉっくすしょうたい
概要
『ブルーアーカイブ』に登場する学校、SRT特殊学園の部隊の一つ。
3年生で構成されており、隊員全員が狐耳持ちであるのも特徴。
制服は白地に紺色の襟・袖に赤いスカーフと典型的なセーラー服の配色となっている。
全員がメイン装備に加えて拳銃と2種の銃を有している。
咽頭マイクやイヤーマフを装備しているので戦闘時に無線を使用した戦術単位として戦闘を行える部隊。
アリウススクワッドと比べても現実のSWAT等の法執行官に近く、キヴォトスのなかでもミリタリー色が強い。
装備は複数種あり、カウントダウンイラストでの軽装、立ち絵で使われている制服の上にハーネス等を付けたもの、過去の装備でリグを着けたりベルト周りに装備を付けるなど、少しだけタンカラーの装備を追加したもの、の3種類となっている。
また、隊員全員がサウスポーとなっており、戦闘に特化した部隊であることが分かる。
ここでいうサウスポーとは、「左利き」という意味ではなく、銃を撃つ際に右足を前に出し左側で銃を構える(左手で引き金を引く)「左構え」であることを指す。
野球でいう打者の「左打ち」のようなものと思ってくれればいい。
(格闘技などの)対人戦闘においては左構えだと相手の右半身、特に急所である肝臓部を狙いやすくなるというメリットがある反面、自身は右半身を一歩前に出すことになるため逆に狙われやすくなるというデメリットがある。
上記で「戦闘特化」と表記しているのはこれが理由。
現時点で隊員の利き腕を公言しているシーンや記述はゲーム中などに存在しないが、ゲーム内のSDで全員が左構えであることが確認できる。
(一応ゲーム中の立ち絵ではニコが左手で銃を持っているが、右手に鞄を持っているため左利きである確実な根拠にはならない。ただし、後述するカウントダウンイラスト兼回想シーンスチルでは左手で通信機を持っているので左利きの可能性はある。ついでに記述するとこの絵ではクルミとオトギは右構えで銃を持っている)
キヴォトスの中でもかなりの問題児であるワカモを捕縛したという功績があり、その様子を描いたスチルがサービス開始カウントダウンイラストやメインストーリーVol.4「カルバノグの兎編」で登場している。また、直接描写こそされていないが、周囲の話ぶりからSRTのトップチームとして数々の任務をこなしていることがうかがえ、ミヤコが中学の頃にはカイザーコーポレーションの不正を暴き出すという功績も挙げている。
RABBIT小隊にとっては同じ学園の先輩であり、SRTが存続していた頃は交流があった様子。戦闘技術についても彼女たちが仕込んだものであるらしく、その実力は(閉鎖時点では)大きな隔たりがあった模様。
SRTの閉鎖後は、連邦生徒会のカヤ防衛室長が学園の復活を条件に提示した事で、彼女の私兵として様々な汚れ仕事に従事する事となる。
メインストーリーFinal.「あまねく奇跡の始発点編」ではカイザーコーポレーションに裏切られたカヤを救出したりシャーレ施設内からあるものを盗み出していた。
続く「カルバノグの兎編」2章では、連邦生徒会の実験を握ったカヤの過激さが増した事で、実行部隊である彼女達もRABBIT小隊と対立・対決する事態に。一度は難なく下すも、再戦では経験を積み成長した子ウサギ達に敗れ(意に添わないことをやらされているFOX小隊の士気は高いとは言えなかった)、雇い主共々連邦矯正局に逮捕・収監された(これらは表向きには公表されていない)。
だが、その際の問答により「己に足りなかったもの」を悟ったFOX小隊たちに後悔はなく、憑き物が落ちた様子で、割と獄中生活を満喫している模様。
ちなみに、従ってはいたもののカヤのことを信用していた訳ではなかったらしく、陰謀の証拠となるカヤとの通信記録の音声ファイルを隠し持っており、後にRABBIT小隊と先生に託されて弾劾の証拠に使用された。
ちなみに、ユキノ以外の3人は「FOX EATS」を名乗ってシャーレにやってきたこともある。本人達は理由を語らなかったが、噂の先生の人となりを観察に来ていたのかもしれない。
なぜか「夏の特殊作戦!RABBIT小隊と消えたエビの謎」のチャレンジクエストにも敵としてしれっと登場する。イベントには全く関係ないのに。
3周年のカウントダウンにも(実装すらされていないのに)しれっと登場している。
隊員一覧
※現時点では大多数の人物が苗字不明である。
FOX小隊の小隊長。コールサインFOX1。
厳格な雰囲気を持つ人物。
FOX小隊の副小隊長。コールサインFOX2。
小隊員を暖かく見守るチームのお母さんで策略家。
小隊のポイントマン。コールサインFOX3。
小隊の狙撃手(スナイパー)。コールサインFOX4。
余談
実はアメリカ空軍を始めとした西側の戦闘機部隊においてはFOX1~FOX3までは軍事航空機の空対空ミサイルの発射警告識別コードとして実際に使用されている攻撃時の符丁である。
Fireの頭文字Fがフォネティックコードでフォックストロットと読む為であり、数字は以下の意味を有している。
・1:セミアクティブレーダー誘導方式ミサイル(命中するまで自機のレーダーで誘導し続ける必要がある)
・2:赤外線誘導方式ミサイル
・3:アクティブレーダー誘導方式ミサイル(ミサイル自体のレーダーで捉えた後は自機は回避行動に移れる)
元々は誤射や同士討ちを避ける為の警告として使われたのが始まり。航空自衛隊においては以下の通り。
・1:中射程ミサイル
・2:短射程ミサイル
・3:機関砲
尚FOX4については公式には使用されていないが現場レベルの隠語として使われる事があり、その中で最も有名と思われる内容がよりにもよって空中正面衝突である。RABBIT小隊との顛末を考えると何とも意味深となる。