概要
- 愛媛県松山市南江戸1丁目にあるJR四国予讃線の駅。番号はY55(高松方面)とU00(宇和島方面)。
- 福岡県田川郡糸田町にある平成筑豊鉄道糸田線の駅。
- 岐阜県海津市にある養老鉄道美濃松山駅の、現地における呼び名。
本記事では1.と2.について説明する。
松山駅(愛媛県)
1927年4月3日開業。都道府県庁所在46駅のしんがりにあたる。
JRとしての愛媛県の代表駅で、伊予鉄道のJR松山駅前停留場(後述)に隣接している。 停留場は道路のど真ん中にあるため地下通路からの移動になるがバリアフリーに対応しておらず、不満を持つ高齢者層も少なくない。
一応、松山駅と名乗ってはいるが、先に開業していた伊予鉄松山市駅の方が栄えており、1926年度まではその市駅の方が松山駅と称していた。
四国最大の都市の玄関口でもあるがゆえに、運行系統が当駅で分断されている列車が大半を占め、特に特急は伊予市駅から西がいまだ非電化という影響もあり、当駅で岡山・高松方面の「いしづち」「しおかぜ」と宇和島方面の「宇和海」とに分かれる。
しかしながら、単式ホームと島式ホーム各1面の2面3線しかないため、特急列車同士の乗り換えは縦列停車で捌いている状態が続いていた。
これを改善すべく当駅付近の連続立体交差事業が進められ、2024年9月29日に高架線に切り替えられることになった。高架化後は島式2面4線となる。
また、駅舎西側の駅裏は大規模な車両基地「松山運転所」となっていたため出口がないが、2020年に伊予市内に南伊予駅の開業とともに松山運転所が移転したため、高架化と同時に新設される模様。加えて、連続立体交差事業の他に、伊予鉄道の路面電車を北側に通す計画も存在する。
また駅南側は地上線を避けるようにアンダーパス構造になっていたが、これも世田谷代田駅のように線路跡が歩行者用に舗装されることが予想される。
駅構造
前述の通り2面3線の地上駅で、1番線は主に特急、2・3番線は主に普通が使用。
高架化+2面4線化後は1番線を主に「しおかぜ」「いしづち」、2番線を主に「宇和海」が使用し、乗り換えが縦列停車方式から、対面乗り換え方式に変わる。対する3・4番線は主に普通が使用する。
※特急停車駅については「いしづち」「宇和海」「しおかぜ」を参照のこと。
高架化後
以下の動画も参考。
乗り場 | 路線 | 方向 | 行き先 | 隣の駅 |
---|---|---|---|---|
1 | 予讃線 | 特急『しおかぜ』・『いしづち』乗り場 | ||
2 | 予讃線 | 特急『宇和海』乗り場 | ||
3・4 | 予讃線 | 上り | 今治・高松・岡山方面 | 三津浜駅(Y54)→ |
予讃線・内子線 | 下り | 伊予市・内子・八幡浜・宇和島方面 | ←市坪駅(U01) |
利用状況
- 2018年(平成20年)度の1日平均乗車人員は6,982人である。
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 7,593人 | 15,186人 |
2009年(平成21年)度 | 7,090人 | 14,180人 |
2010年(平成22年)度 | 7,125人 | 14,250人 |
2011年(平成23年)度 | 7,238人 | 14,476人 |
2012年(平成24年)度 | 7,287人 | 14,574人 |
2013年(平成25年)度 | 7,373人 | 14,746人 |
2014年(平成26年)度 | 7,179人 | 14,358人 |
2015年(平成27年)度 | 7,258人 | 14,516人 |
2016年(平成28年)度 | 7,135人 | 14,270人 |
2017年(平成29年)度 | 7,172人 | 14,344人 |
2018年(平成30年)度 | 6,982人 | 13,964人 |
JR松山駅前停留場
環状線(1・2系統)と道後温泉〜JR松山駅線(5系統)が乗り入れている。
現在は松山駅東側のバスターミナルから、通りを挟みさらに向かい側にあるが、JR松山駅高架化の際には、同駅北側へ移設される模様。
松山駅(福岡県)
単式1面1線の無人駅となっている。
国鉄・JR時代には設置されておらず、平成筑豊鉄道に移管された後に開業した駅である。
関連タグ
松山駅(愛媛県)
松山駅(福岡県)