概要
『Newスーパーマリオブラザーズ』に登場するマリオの変身で、ノコノコのようにコウラにこもった姿になれる。
変身アイテムは特殊な青いコウラ(アイテムの名称自体は「こうら」)で、マップパタブロックやルーレットブロック、キノピオの家などで入手可能。ちなみにこうらはマメキノコと同じ優先順位となっている。
能力
見た目どおり防御力に優れ、しゃがみ状態でコウラガードになる。
この状態では敵に触れてもダメージを受けず(例外あり)、ファイアボールやクッパJr.のコウラ投げを打ち消したりできる。
また普段はダメージを受けてしまうトゲゾーにもヒップドロップをすることで転がすこともでき、パイポの時にヒップドロップするとなぜかコイン1枚を落とす。
そしてダッシュするか、坂道を滑り降りると最高速になった時点で自動的に「コウラダッシュ」が発動し、蹴飛ばしたノコノコのこうらのように転がり敵を蹴散らすことができる(しかも普通のコウラ攻撃やファイアボールが通じない敵にも有効で、ほとんどのボスはコウラダッシュ3回で倒せる)。ノコノコのこうらと異なり通常スコアなので連続1UPには繋がらないのが惜しまれる。
一応歩いたりダッシュし始めたりしている時点で判定は起きるようで、歩いてる時に素早くしゃがむことでコウラ攻撃になって敵を倒せることも。またコウラをもっている状態でしゃがむと倒した判定になってしまう点に注意。
縦に重なったブロックの壁も壊すことができるため、コウラダッシュ必須のポイントもある。特にWorld1-塔はコウラダッシュで抜け道を通り、隠しゴールに行かないと最短クリアができない(ちなみにこの隠しゴールで開通するのはWorld5へ飛べるワープ大砲)。
その上、水中ではカエルマリオのように素早く泳げるため、ゲッソーがウジャウジャいるW3-3や、強制スクロールのコースでは特に役立つ。
2人用バトルゲーム「マリオVSルイージ」でも強力な変身の1つで、しゃがめばファイアボールを防ぐことができ、コウラダッシュでぶつかればダメージ扱いとなり変身解除やミスも狙える。ただし、無敵マリオや巨大マリオには当然敵わないし、上からの攻撃には弱い。
雪原ステージには、アイテムの青いこうらになれる特殊なノコノコがおり、対戦で奪い合いになるのは必至。
デメリット
かなり強力な変身だが当然デメリットや弱点も存在する。
- 防御力の限界
コウラガードも当然無敵ではなく、防げない攻撃は少なからずある。
「ボムへいの爆発」「ハンマーブロス・メガブロスのハンマー、及びメガブロスの地響き攻撃」「バーナー」「ファイアバー」「火山弾」「トゲ鉄球」「トゲこんぼう」「バッタン」「トゲ系のしかけ」「ボスジュゲムの落雷攻撃」「巨大ウツボののし掛かり」
またジャンプ中にブーメランブロス・ブロックンなどの攻撃を受けるとダメージ判定になるため要注意。
壁の押しつぶしや溶岩・毒沼、バクバクに食われるなどの即ミスしかけには当然というべきか無力で、クッパ親子・各ボス・ワンワンの体当たりなどもダメージは受けないが防げない(弾かれて立ち状態になる)。
- ダッシュジャンプと相性が悪い
ダッシュジャンプ自体はコウラダッシュ中でもできるのだが、助走が最高速になると自動的にコウラダッシュになる性質上、二段・三段ジャンプは非常に難しい。
- 穴に落ちやすい
ダッシュは1マス分の穴を飛び越せるが、コウラダッシュはそれすら結構落ちやすい。足場が不安定・穴に幅がある場所は慎重に進もう。
コウラダッシュバグ
2-2でジュゲムの雲にコウラダッシュすると1000スコア入る(コウラダッシュを当てる度に「ジュゲムを倒した」と判定されるらしい)。しかも時間経過で消えることもなく、時間の許す限り延々とスコアを稼ぎまくることができるのだ。
コウラダッシュを当てられる位置にキープするのは難しいので少し慣れがいるが、一度決まれば面白いくらいにスコアが入る。
余談
『スーパーマリオくん』では以前からノコノコの甲羅に入って攻撃をする話やノコノコの甲羅そのものに変身する回(「マリオパーティ」編のワリオメカの回や「マリオストーリー」編のカメキとの出会いなど)があり、ある種そのネタが拾われた形になる。また、読み切りのNewスーパーマリオブラザーズの回でも普通に登場している。
コウラマリオ自体は以降のシリーズには登場していないが、『スーパーマリオ3Dワールド』ではノコノコのこうらを持った状態でダッシュするとこうらの中に入ることができ、3Dマリオでも疑似的に再現できる。ただし、こちらは一定距離を移動すると中にいるキャラが目を回して飛び出してしまううえ必然的にノコノコがいるコース限定の技なので注意(過去作の3Dマリオでいえば『スーパーマリオ64』のこうらの利便性を改善したものに近い)。
関連タグ
Newスーパーマリオブラザーズ マリオ(スーパーマリオ) ノコノコ