概要
戦後間もない頃に行われていた闇市の仕切りがきっかけで誕生した。
同じく異人町に拠点を置く中国マフィア「横浜流氓」や韓国マフィア「コミジュル」と共に「異人三」と呼ばれる三つの組織の一つであり、これらの組織の中で一番長い歴史を持つ古株でもある。
各作品での動向
長年異人三の一角として"肉の壁"の均衡を保ち、東城会や近江連合といった外部の人間の侵入を阻止していたが、肉の壁を壊さんとする青木遼の私兵である近江やブリーチジャパンに壁を壊され、更に星龍会組員の約3割が近江に寝返る事態にまで発展する。
この騒動で会長の星野が死亡し、その後若頭の高部が次期会長に就任した。
大解散により消滅した東城会や近江連合の元組員を受け入れたことで、星龍会は国内有数の大組織となった。
人的にも巨大化し、買い取った旧東城会本部を東京支部にして東京に進出したが、その一方で極道社会からの離脱を希望する構成員も現れ始めていた。
新会長の高部は組抜けを積極的に支援し、残存する地方の極道組織を一斉に解体する「第二次大解散」も進めていたが逮捕されてしまい、若頭の海老名が代わりに計画を進めていた。
しかし、独自の思惑を抱える海老名の暗躍によって第二次大解散は歪められ、星龍会に集まった極道も彼が仕掛けた非道な罠に嵌り利用されてしまう。
この騒動による死者はいなかったが、海老名が目的の為に勝手に解散を宣言しNPO法人に作り替えたことで横浜星龍会は消滅してしまった。
横浜星龍会本家
会長
- 初代会長:名前不明
星野の会長就任前に会長職を務めていた人物。
偽札の運搬に失敗した荒川真澄の父・斗司雄の殺害を、当時若頭だった星野に命じた。
- 二代目会長:星野龍平(『7』まで)
面子と義理人情を重んじる、貫禄溢れる老齢の男性。
詳細は個別記事にて。
- 三代目会長:高部守(『8』まで)
星龍会若頭として星野を支えていた男。
星野の死後、会長の座に就いた。
若頭
- 初代若頭:星野龍平
- 二代目本家若頭:高部守(『7』まで)
- 三代目本家若頭:海老名正孝(『8』まで)
服役中の高部に代わって組を仕切る切れ者。
「桐生一馬の死の真相を知っている」、「星龍会の解散を宣言する」など不穏な部分が目立つが…?
若頭補佐
- 三代目本家若頭補佐:楢崎雅史(『8』まで)
新たに若頭となった海老名に忠実であり、桐生を敵対視している。
本部長
- 二代目本家本部長:戸塚大和(『7』まで)
直系団体「龍戸睦会」の会長。
舎弟頭
- 二代目本家舎弟頭:坂口
『ONLINE』に登場。
黛と共謀して異人三の均衡を崩すために暗躍していたが、計画を知ったコミジュルのハン・ジュンギに殺害された。
直系団体
龍戸睦会
- 会長:戸塚大和
『7』に登場する直系団体。
会長に無断で介護施設内での安楽死ビジネスを行っていたことを知られ、戸塚が絶縁された為解体された。
所属が不明な構成員
- 会田、笠山、菊川
『7』に登場。3人とも戸塚の手下だが、全員所属は判明していない。
『7』、『8』に登場。
『7』では荒川組や東京近江連合の幹部として行動していたが、『8』で星龍会の一員となった。
ただ、沢城は星野を殺した張本人であり、普通に考えれば会長の仇を迎え入れることなど認められるわけがないのだが…?
- セイレーンのマスター
『LOST JUDGMENT』に登場する、自称70過ぎの男。本名は不明。
かつては星龍会の一員だったが、組を抜けてからの20年の間BAR「セイレーン」を経営していた。
桑名仁の遠縁で、彼に裏社会で生き延びる技を叩きこんだ。
- 黛
『ONLINE』に登場する新人組員。
正体は近江連合の三次団体「広津組」の若頭補佐で、異人三の均衡を崩すため星龍会に潜入していたが、計画に失敗し他の広津組組員共々殺害された。