「もう“堂島の龍”なんて看板、とっくにカビが生えてんですから」
「イカれちまったんですよ。俺は!!」
CV・モデル:小栗旬
概要
「逃げるが勝ち」の如く弱まった相手を一気に潰すことで30代の若さで直系組長にのし上がるなど、現在の東城会でも台頭を見せている。
極道本来の暴力の復権を歓迎しており、主人公・桐生一馬からは「何をしでかすかわからない」とまで評される。その反面で元妻と娘に対する愛情は深い。
桐生に対しては上記の台詞で貶し、「墨なんか入れたら仕事にならない」「金や利益のみが人を引き付ける」として刺青を嫌い、刺青の重要さを語る桐生を嘲笑し、己の野心を隠さずに不遜な態度を見せる。
一方で、桐生を「老害」と侮辱した他の組の幹部をワインボトルで殴打するなど、ある種の尊敬の念を抱いている節も見せている。
戦闘では打撃中心の総合格闘技に似たスタイルを用い、テイクダウンからの鉄槌連打を得意とする他、最後の対峙では日本刀を使用する。
劇中の活躍
東城会の古参幹部・菅井克己と共に香港マフィア「祭汪会」の総帥であるビッグ・ロウと手を組み、東城会会長・堂島大吾を嵌めるため、神室町の亜細亜街の火事を仕組む。
その後は真相を知ろうとする桐生と幾度とない接触や対峙を繰り返していくが、桐生への完全な敵対心を持っていない事もあってロウとの対面に向かう途中で桐生と共闘したり、菅井や陽銘連合会に本格的に目を付けられた桐生に身を隠すように忠告するといった動きも見せるなど奇妙な関係性を築く。
その後、菅井や巌見恒雄に裏切られ、清美を人質に取られてしまい「桐生か染谷、どちらかが死ねば清美を助ける」という戦いを強いられた際は刀を持ち出し、完全なる殺意を向けて桐生に挑むも死闘の末に敗北する。
敗北後は桐生にドスを差し出して自分を殺すように嘆願するが、菅井たちからの執拗な脅迫を前に清美を救うために自ら腹部を刺して致命傷を負い、最期は清美との娘「ヒロミ」のことを南雲剛に託して息を引き取った。
評価
桐生を小馬鹿にしたような態度をとっていたのにもかかわらず、他人が桐生を侮辱するとキレるというあやふやな行動で賛否が分かれるキャラクターだが、少なくとも本作のラスボスであり小物で胸糞悪い行動で批判も多い巌見に比べれば威厳もあり、複雑な感情を持っているものの桐生に憧れているという点も踏まえて、同じく桐生の敵である広瀬徹と並び、「こいつがラスボスで良かったんじゃないか」と評されている。
関連動画
Bloodstained Philosophy(1・2戦目戦闘曲)
DESTINY(最終戦戦闘曲)
関連タグ
峯義孝…尊敬している人間を貶されると激昂する直系組長繋がり。
久瀬大作…作中で桐生と何回も死闘を繰り広げる敵キャラ繋がり。
ゴッドファーザー…染谷が桐生を馬鹿にした幹部をワインボトルでぶん殴ったシーンはこちらが元ネタと思われる。(実際は野球バッドだったが。)