『目の前の相手を見ていないアンタじゃあ、俺には勝てない』
『チェックメイト』
CV:野津山幸宏
概要
ガンダムブレイカー3の主人公。
ただし、ゲームでは「主人公=プレイヤー」という扱いだった為、名前や容姿、セリフ、性格などは一切描写がなく、ガンダムブレイカーバトローグで設定が追加された。ガンダムブレイカーモバイルのバトローグ連動シナリオにも登場する。
実は完全な新規設定ではなく、ガンダムエースで2話だけ掲載された「3」の漫画版に同名かつ容姿もよく似た主人公が登場している。
ゲーム本編ではその実力は圧倒的であるように描かれ(本編での敗北は一度のみで、そのリベンジも三度果たしている。また敗北と言ったが、その時は連戦による疲労の影響もあった)、システムのブラックボックスな為、劇中使用できるものがほとんどいない強化現象『覚醒』をも使いこなすことができる稀有な存在(『覚醒』は「選ばれし者だけが使える」とされている)。この現象をモバイル版のキャラクター達(モバイル版の主人公であるリュウセイを含め)は使えておらず、「3」でも『覚醒』を使える事が判明しているのはタクマ、ミスターガンプラ、ウィルの3名のみだったが、「3」の6年後である「4」にて、新たな『覚醒』使いとして「4」の主人公が登場した。
「3」本編ではハッキングによる軌道エレベーター崩壊の危機をサツキノ・ミサたち彩渡商店街ガンプラチームと共に一度ならず二度も阻止しており、後の作品の主人公たちとは違う形でガンプラで世界を救い、その過程で昔に作られたガンダム像を実際に動かせるように改修した機体にミサと共に乗り、作中世界で初めてモビルスーツを動かすことにもなった。
ちなみにオノによれば「(世間では彩渡商店街ガンプラチームは)一時期、世界を救ったヒーローくらいの扱いやった」との事。
モバイル版ではチーム自体が有名になった事で有名人になっており、「最強」のファイターもとい実力者として名が広まっている(実質的に「3」本編では“世界最強の実力者”になっており、その為か作中では「最強の彼」と呼ばれており、ミスターもタクマの事を「最強」と呼び評している)。
トウマ曰く「同世代の最前線」。
人物
一人称は「俺」。冷静沈着な性格で言動もクール。本人も「熱血はキャラじゃないが」と言っているが、バトローグ第1話の描写から、そう言った面を持ちながらガンプラへの情熱やミサたち彩渡商店街ガンプラチームへの想いは強い(ゲーム本編でも「ガンプラバカ」と呼ばれている)。
特に人とガンプラの積み上げた物を大切にし、それが「勝敗を分ける」と考えており、同時に相手との対話・繋りになっていくと思っている。
反面、世間の情報や話題に疎い所がある。またウィルからは嫉妬、マハラからは逆恨みを抱かれ、それらによる出来事や事件に関わってしまうなど、巻き込まれ体質でもある。
ガンプラ歴はどの位かは不明だが、ゲーム本編の最序盤の様子から初心者か、それと大して余り変わらない位の経験しかなかった様子。ただ、才能が桁外れであり、本編開始から既に高い実力を発揮しており、所謂「天才」に分類される能力を最初から開花していた。更には成長速度もミスターガンプラからお墨付きを貰う程の驚異的な速さを誇り、加えて様々な大会に出る事で経験も積んでいく。
そしてゲーム本編のChapter1のラストでは『覚醒』に目覚めている。
ミサには恋愛感情を抱かれており、「3」の登場人物達はミサにタクマとの進展具合を聞いたりしている(タクマ本人はどう思っているかは不明)。
バトローグでは、黙って勝手に武者修行に旅立った為、ミサの怒りを買っている。
ロボ太からはカドマツのプログラムにより「主殿」と呼ばれており、主従関係に近い間柄(生みの親であるカドマツの事は呼び捨て)。
チームの中ではカドマツの事を唯一「さん」付けで呼んでいる(ロボ太は上記の通り。ミサも当初は「さん」付けだったが、ロボ太のプログラムによる「主殿」呼びがタクマに対してのみで、自身は呼び捨て扱いだった事からそれに怒り、以後ロボ太の生みの親であるカドマツを呼び捨てで呼ぶようになる)。
モバイル及びバトローグでの実力
その実力は他のファイターとは一線を画しており、本人ではないが、カドマツのセッティングとヌマタによるプログラムにより、AIの再現体「ミスターX」(モバイル版世界のAI機能は本人と遜色ないレベルのデータによる再現が可能と言われているが、作中の登場人物たちの反応から多少なりとも本人より劣る模様。加えて今回のAIは試作であり、またこの再現体はオリジナルのタクマのように『覚醒』は使えない)としてダブルオークアンタを使用し、リンドウを除く、リュウセイ達モバイル版のメインキャラ達とミサ(ただし、使い慣れたアザレアではなくゴッドガンダムを使用し、更に本人の実力はゲーム本編より鈍っている)の6名による合同チームを返り討ちにしている。
前述通り、素の実力は多少オリジナルに劣る上に『覚醒』も使えないAIの再現体にもかかわらず6名同時相手(ミサは世界大会決勝進出者、他は高校生でもトップクラスの実力者達)に勝利しているので、本人はこれよりも更に格段に強い事となる。
因みにミサは腕が鈍ったと言われているが、そんな状態でもリュウセイやサナを相手にボコボコにしており、更にプロファイターのモチヅキに勝利し、プロ相手にも互角に戦え高校最強ファイターと名高いリュウセイやプロであるリンドウ相手にもAIと本人との戦闘含めそれぞれ二度も勝利したヒジリ・タツキ(本人に限りなく近い実力のAI)にも勝利する程の実力は保っている。またAIとはいえ、タツキ相手に勝利したのはChapter18まではミサのみであり(しかも初見。リュウセイはChapter19にて、イチホが再現した本物よりも大きく劣るAIと何度か対戦してようやく勝率五割に持ち込めた)、彼女の強さを知るヌマタもミサの実力に驚愕している。
これらの事実により、いかにタクマの実力が異次元かつ規格外かを物語っている。
バトローグでも唯一マハラのガンダムバルバタウロスを単機で苦戦もせずに一方的に蹂躙し、実質敗北に追いやってる(タクマがトドメを指せるのにもかかわらず、すぐに指さなかったので、その間にマハラがバグを利用してバルバタウロスを強化し、仕切り直しになった)。
この事から「3」とモバイルにバトローグ含めた全登場人物の中で作中最強のファイターと言える。
このように圧倒的な実力を誇っているが、本人はまだプロの道には進んでない様子(まだ高校生ではあるので、それも関係してると考えられる。実力は前述通り世界最強だが)。しかし、世界中を飛び回って様々な大会に参加して経験を重ねているようである。
また、ビルダーとしても高い技量を備えているようで、ゲーム本編の最終決戦で軌道エレベーターの制御AIが選んだ最強の機体が主人公であるタクマの機体であり、同じ場所にいたライバルであるウィルやチームメイトであるミサ、ロボ太からの選出であった事から、少なくともこの3名よりかはビルダーとしての実力は上だと思われる。
総合的に見れば、優れたビルダー能力によるガンプラの性能の高さ、通常時のファイターの能力も世界レベルの実力に加えて膨大な経験値、そこに強化現象『覚醒』の力も相まって、存在自体がもはや「別格」であり、まさにワンマンアーミー状態である。
尚、ゲーム本編の世界大会後を描いたDLCでは、本編で対戦してきた人物たち全員とチームメイトであるミサ、ロボ太とのバトルロイヤルがあり、タクマはほぼ全員と単独で戦い(中にはタッグを組む者も複数おり、ミサもタッグを組んでタクマに勝負を挑んでくる)、そして全て打ち負かし、最終的には同じ『覚醒』使いであるミスターとウィルをも倒している(しかもタクマはほぼ連戦をこなした上で2人に勝利している)。
ちなみに公式戦では判明してる範囲でも無敗であり、ジャパンカップやアジアカップ、世界大会、全米大会等では優勝を総ナメしている(後にヨーロッパ、ドバイの大会にも出場しており、その両方でも優勝していると思われる)。
- 『覚醒』
ガンプラバトルシミュレーターのブラックボックスに該当するシステム。使用条件は不明であり、タクマ含め現状の使い手は4名のみである。
発動中は機体が赤く光輝き、一定時間の間のみ機体性能を限界以上に底上げ強化し、HGサイズのガンプラでもPGサイズのガンプラを圧倒する事が可能。
タクマの技量と相まって他者の追随を許さない程の力を発揮できる。また、タクマは『覚醒』を発展応用した必殺技を二種類編み出している(1つ目はミサとの連携による物で、互いの機体の手を取り合い、そこからバーストブレイカーに酷似した超巨大なエネルギー状の大剣を生み出す一撃重視の技と2つ目は機体の特性と性能に『覚醒』の自己強化を複合利用した連撃重視の技となっている)。
ちなみにタクマはゲーム本編と違って『覚醒』を自由自在に何時でも発動できるようになっている(ゲーム本編と同様一度発動したら再発動までのインターバルは必要だが、シミュレーターにログイン及びバトルを開始した時点で任意のタイミングにて使用する事ができる)。
バトローグ本編
バトローグでは第1話前半に登場。武者修行の為に単身渡米しており、全米大会で対戦相手のマハラを倒し優勝するが、彼の逆恨みによって一連の事件の原因を招いてしまう。
自分を憎悪したマハラが「仮面の男」として日本でミサたちを巻き込んだハッキング騒動を起こした為(動機はタクマを誘い出し復讐すること。劇中の描写から無差別の八つ当たりもあると思われる)、第5話ラストでガンダムバルバタウロスに苦戦するミサ達の元に駆けつける。
本人曰く「オンラインで参加した」とのことで(実際は日本に帰国しており、ミサ達でもマハラに勝てない事を見抜き、カドマツの元に出向いて自身をミサ達の所へ行けるように頼んでいる。その際カドマツから「嬢ちゃんに1発殴られてやれ」と言われる)、『覚醒』を駆使して活躍し、再びマハラに引導を渡したが、戦いが終わった後でミサに詰め寄られて慌ててログアウトして逃げるという何とも締まらないオチとなってしまった。
結局カドマツの言い付けには従わなかった形となってしまうが、ただ本人もその時「......了解」と間を置いて返事をしたので、前述の嘘の発言をみるに最初からその意思はなかったと思われる。
そもそもオンラインどころかマハラのバグによって外部からの参戦・介入は遮断されているので咄嗟とはいえ、すぐバレる発言をしている為、余程慌てていた模様。またカドマツの元に向かったのも介入できる手段を行えると踏んだからである。
事件の後日談では、まだ日本に滞在しており、今度はヨーロッパ遠征に向かう予定だった事が判明。出発時間が迫る中、その直前にミスターに連れられたマハラと再会し、ミスターの提案により再びバトルをする。バトル後にはマハラが以前と変わった事を嬉しく思い、前と同じくマハラに人とガンプラの積み重ねを再び語り、自分の体感している事も付け加えて伝えている。その際にマハラと和解し(マハラは最初から頭を下げて謝罪する気だったが、その前日位にリンドウのシゴキによって筋肉痛となっており、その所為で謝れなかったので、それをわだかまりと勘違いしたミスターの計らいで上記で述べたバトルをする事となった)、遠征へと向かう為、別れた。そして、マハラはタクマの持論を聞いて自身の完敗を認めている。
尚、バトルの結果はタクマの圧勝である。
ガンダムビルドメタバース
1話にはデザートタイプのコマンドクアンタが展示されていた為、なんらかの関係性は仄めかされていたが第3話のラストにカメオ出演。ロータスカップの会場観客席でミサ達と共に観戦している。
また劇中では何気に各シリーズ作品の頂点である最強ファイターの機体が各々メインストリートで展示されている事となった(タクマはガンダムブレイカーシリーズの代表)。
更にストリートに展示された経緯である、ドバイでの国際選手権では、バトルロイヤル形式での予選を試合開始と共に『覚醒』を発動し、瞬時に決勝進出を決めている。加えてシステムトラブルにより会場を襲った巨大砂嵐の被害を未然に食い止めており、その際の『覚醒』による戦いぶりから「ダストストームブレイカー」の二つ名が与えられた。
この功績により、特別な活躍をした機体を展示するガンダムメタバース内のストリートにある記念立像に自身の愛機が選ばれる。
ガンダムブレイカー4
「3」から6年後である本作では、チームメイトのミサ、知り合いのミスターが登場する事は早期から判明していたが、タクマについては当初は不明だった。
しかし、彼に似た人物として「マイスター・ジン」という素性が謎の男が登場する事が後に判明し、ファンからは「彼が成人したナギツジ・タクマでは?」と考察されていた。
尚、見た目は顔にアイマスクを装着し、腰にコートが付いた黒のコスチュームを着たアバターを使用している(アバターは専用の物)。
作中では明確には明かされてないが、様々な描写から、ファンの予想通りナギツジ・タクマ本人である模様。
理由としては
- ミスターが昔から一目置いていた人物
- 肌・髪色が同じで、髪型もかなり変わってるが、一部の前髪が昔の彼の特徴と一致
- 声が同じ(メタ的にも声優が同じ事である事がEDにて判明)
- 彼の機体特有のガンダム00シリーズをベースとした機体を使用(しかも、その機体名にはタクマの異名が一部使われている)
- とある会話にて、ミサの発言であからさまに多少のショックを受ける
- 才能ある者しか使えない『覚醒』を使用
- クランメンバーから、「主殿」と呼ばれる(これに関しては偶然だろうが)
- とある敵との会話で、彼がかつてマハラに説いた、ある台詞と同じ発言をしている(他でもタクマを思わせる発言有り)
等、共通点が多く、本人で間違いないようである。
マイスター・ジン
『GBBBB』上位ランカー常連の人物(ちなみに『GBBBB』以前のサービスからランキング上位の常連だった)であり、クランを率いるリーダーでもある(こちらも上位な為、VIP専用ルームを所有している)。
「4」の製作陣曰く「伝説のプレイヤー」。
正確にはランキングは常にトップであり、『GBBBB』において個人・クラン戦共に最強の存在(プレイヤーが集まるロビー中央には、メタバースの時と同じく自身のガンプラ立像が『GBBBB』内でのチャンピオン機体として展示されている)。
レコ曰く「『GBBBB』では最早敵ナシ!」
その実力と実績にカリスマ性の高さから名を馳せてる皆の憧れの的であり、尊敬の念を込めて「マイスター」と呼ばれている。
また、『GBBBB』の運営陣と管理AIであるアウラとは協力関係にある。
所謂アドバイザー及びサポーターのような立場にあり、それ故に『GBBBB』内で運営に意見を求められたり、サーバーでの不具合や異常事態の調査や対処と対策に応じている。逆に運営からは様々な情報の入手や自身の要望の便宜を図って貰っている(しかし、ガンプラバトルに関しては本人の意向により何の便宜も図って貰ってない)。
更に時折自身の考案した高難度ミッションを挑戦状として提供している模様。
人物
昔とは違い一人称が「私」に変わっており、同様に誰に対しても丁寧な口調と対応をしている。親しい人間または敵対する人間以外では相手への呼称も「君」付けするようになっている。
『GBBBB』で頂点の存在ではあるが、上述にある通り誰に対しても分け隔てなく気軽に接する為、初対面や憧れ故に畏れを抱く相手にも好感を持たれ、結果的にそれがある種の人望を発揮して、皆から尊敬を集めている。また、後進へのアドバイスや助言も欠かさない。
数々の経験などを積んだ事で相手の言葉の裏(真意)を見抜く洞察力も備えている。
「4」の主人公には一目置いており、自身と同じく『覚醒』を使える事に加えて、その成長性の高さから、何れ戦える事を楽しみにする程に期待していた。
ガンプラへの想いは変わらず強く、それ故に作中で何度か起きた『GBBBB』世界へのクラッキング行為には、普段は抑えてるプレッシャーが漏れる位には犯人への激しい怒りを見せている(「4」の主人公達はその威圧感にたじろいでいる)。
バトルでも冷静さと熱い闘志を秘めながら楽しんでいる。
同じクランメンバーであるライム、アータルとは強い信頼関係で結ばれている。ライムとは古くからの友人関係であり、彼から名前で呼ばれている。アータルとは主従関係のような間柄であり(ジンとしては対等なクランメンバーとして見ている模様)、彼からは「主殿」と呼ばれている。
尚、かつてのチームメイトであるミサとは、長らく会ってない、もしくは疎遠となっていたようで、現在2人の関係は分からず不明であり、ミサはジンの正体に気付かず(ジンのアバターはアイマスクで顔が隠れている)、ジンも何故か正体を隠し他人のフリをしてミサを「君」付けで呼び接している。
また、ミサは既にガンプラバトルを引退していたようで、更に昔タクマからガンプラをプレゼントされていたが、その引退と関係してたのか長らくそれを閉まっていて、結局一度も使わずリンの新機体として改造し彼女に譲った。
ちなみにリンの新機体を見た際に、改造されていたが自身が前にミサにプレゼントした物だと気付いたようで、それに動揺した珍しいジンの様子が見れ、加えてミサは正体が分からなかったとはいえ、後にジンとチームを組んだ時に、プレゼントしてくれた本人の前で「ずっと閉まっていて一度も使わなかった」「リンの機体が壊れてたし、ちょうど良かったから、あげちゃった(意訳)」とバカ正直に話した為、その事で少しショックを受けるジンの姿も見られる(リンからも同じ話が聞け、その場合も同じ反応を取っている)。
実力
上述で言ったように『GBBBB』世界最強のガンプラプレイヤーであり、「敵ナシ」「優勝が当たり前」「常識では測れない」「最強」と称えられている。
またジンが統率している所属クランも『GBBBB』の頂点に君臨している。
ガンプラの製作技術(機体性能)・操作スキル(操縦技術)・センス、全てに隙が無く(ミスター曰く「パーフェクト!」)、更に『覚醒』もある為、最早無敵の存在と言っても過言ではない位の実力を誇っている。
『GBBBB』では、数々の記録と実績に大会は常に優勝と、他のプレイヤーとは別次元の力を見せつけ、実際にクラン戦にて99連勝を記録し5大会連続での優勝を果たし、個人戦でも99連勝を樹立している。
まさに名実共にトップの「マイスター」に相応しいプレイヤーである。
尚、これらの偉業全ては素の実力のみで成し遂げており、『覚醒』は全くではないが余り使ってこなかった様子(ジンが『覚醒』使いと知っていたのはクランメンバーのみ)。
「4」の主人公によって初めて攻撃が直撃した後に久しぶりに自身も『覚醒』を発動している(それ以降全力を出し、『覚醒』を使わずとも「4」主人公がほぼ防戦一方になる程の怒涛の猛攻を見せている)。
また、「3」の時と違って、明確にクラン(チーム)を率いるリーダーでもある為、指揮統率力も非常に高く、更には冷静な判断力、理解力、作戦立案能力、機体特性を把握した分析力とそれによる戦術と的確な配置分け、人との相性や裏の真意と正体を見抜く洞察力、状況把握による戦略指示など、単純なバトル以外での能力も優れており、カオス率いる「フリーダムフリート」からリリンと『GBBBB』を取り戻す為に彼らとの戦いでは、司令官的な立場で自身のクランと「4」主人公のクランを統括している。
総合評価としては、ビルダー・ファイター・クランリーダー、各々の分野を極め、それら3つ全てにおいてトップを誇り、ガンプラプレイヤーにとっては理想の完成形にして、最高峰の存在へと至っている。
- 『覚醒』
上記で説明した効果と一緒で、ガンプラの能力を限界以上に高める力であり、システムの限界を超えた現象にも対応できる強力な切り札でもある。
しかもジンは、「4」主人公と違って自由自在に任意のタイミングで発動可能。
「4」ではアバター故にプレイヤーにも影響があるのか、ジンが使用した際には髪の毛の大半が逆立っている。更に発動時には機体から炎のオーラを発するようになっている。
尚、本人によると『覚醒』は「ガンプラを愛し、バトルを愛してる者こそが使える技」との事。
カオス曰く「AIなどにはできない、人の無限の可能性を秘めた力(要約)」。
また、シミュレーターが開発されて約40年近く程経つが、未だに原理は解明されてない。
乗機
バトローグでの乗機はダブルオークアンタをコマンドガンダム風にカスタマイズした『ガンダムダブルオーコマンドクアンタ』。
ガンダムビルドメタバースでは、改修型のデザートタイプの姿で登場している。
ゲーム本編ではモバイルとバトローグのEDの描写から無改造のダブルオークアンタを使用していた模様。
「4」では00シリーズの機体パーツで構成された『マイスターガンダムスーパーストーム』を愛機としている。
漫画版「3」ではジムⅢをベースにしたと思われる『ジム・ワルダネス』を使用していた。
余談
事前情報なしのサプライズ登場、しかも、知る人ぞ知る漫画版「3」からの登場は多くの視聴者を驚かせ、第1話配信時には
「俺ってあんなにイケメンだったのか」
というガンブレファンからのコメントが大量発生した。
鏡を見て我に返るべきである。
また、彼が使用するコマンドクアンタについて、当初はそのクアンタのコンセプトをコマンドガンダムの要素で全否定するような改造のガンプラに
「誰がこんなカスタムをしたんだ」
という声が上がったが、第1話配信後に使用者が発覚し、
「(カスタムしたのは)俺だった…」
という声が大量発生する珍事も起きた。
自分の腕前を客観的にみるべきである。
ちなみにコマンドクアンタのカスタムについては、「3」本編で別れたロボ太を意識してのものではないかとの声も上がっている。