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ナギツジ・タクマ

なぎつじたくま

[[ガンダムブレイカーバトローグ]]の登場人物の一人であり、ガンダムブレイカー3の主人公。
目次 [非表示]

『目の前の相手を見ていないアンタじゃあ、俺には勝てない』

『チェックメイト』


CV:野津山幸宏



概要編集

ガンダムブレイカーバトローグの登場キャラの一人。

ただバトローグで完全新規のキャラとして出てきたわけではなく、ガンダムブレイカー3の主人公の同一人物として設定されたキャラである。

元々ガンダムブレイカー3の主人公は「主人公=プレイヤー」という扱いであり名前や容姿、セリフ、性格、設定などは一切描写がなく、その主人公がガンダムブレイカーバトローグに登場するにあたって、漫画版ガンブレ3の主人公の名前・容姿をベースに再設定された経緯がある。


上記の「ナギツジ・タクマ」の経緯から、ナギツジ・タクマはバトローグのキャラではあるものの、本ページでは公式で同一人物として扱われているガンダムブレイカー3の主人公として解説する事とする。




ゲーム本編ではその実力は圧倒的であるように描かれ(本編での敗北は一度のみで、そのリベンジも三度果たしている。また敗北と言ったが、その時は連戦による疲労の影響もあった)、システムのブラックボックスな為、劇中使用できるものがほとんどいない強化現象『覚醒』をも使いこなすことができる稀有な存在。


「3」本編ではハッキングによる軌道エレベーター崩壊の危機をサツキノ・ミサたち彩渡商店街ガンプラチームと共に一度ならず二度も阻止しており、後の作品主人公たちとは違う形でガンプラで世界を救い、その過程で昔に作られたガンダム像を実際に動かせるように改修した機体にミサと共に乗り、作中世界で初めてモビルスーツを動かすことにもなった

ちなみにオノによれば「(世間では彩渡商店街ガンプラチームは)一時期、世界を救ったヒーローくらいの扱いやった」との事。


モバイル版ではチーム自体が有名になった事で有名人になっており、「最強」のファイターもとい実力者として名が広まっている(実質的に「3」本編では“世界最強の実力者”になっている。その為か作中では「最強の彼」と呼ばれており、ミスターもタクマの事を「最強」と呼び評している)。

トウマ曰く「同世代の最前線」。



人物編集

一人称は「俺」。冷静沈着な性格で言動もクール。本人も「熱血はキャラじゃないが」と言っているが、バトローグ第1話の描写から、そう言った面を持ちながらガンプラへの情熱やミサたち彩渡商店街ガンプラチームへの想いは強い(ゲーム本編でも「ガンプラバカ」と呼ばれている)。

特に人とガンプラの積み上げた物を大切にし、それが「勝敗を分ける」と考えており、同時に相手との対話・繋りになっていくと思っている。

反面、ゲーム本編時は世間の情報や話題に疎い所があり、度々ミサから驚かれていた。

またウィルからは嫉妬、マハラからは逆恨みを抱かれ、それらによる出来事や事件に関わってしまうなど、巻き込まれ体質でもある。

ガンプラ歴はどの位かは不明だが、ゲーム本編の最序盤の様子から初心者か、それと大して余り変わらない位の経験しかなかった様子。ただ、才能が桁外れであり、本編開始から既に高い実力を発揮しており、所謂「天才」に分類される能力を最初から開花していた。更には成長速度もミスターガンプラからお墨付きを貰う程の驚異的な速さを誇り、加えて様々な大会に出る事で経験も積んでいく。

そしてゲーム本編のChapter1のラストでは『覚醒』に目覚めている。


ミサには好意を抱かれており、「3」の登場人物達はミサにタクマとの進展具合を聞いたりしている(タクマ本人はどう思っているかは不明)。

バトローグでは、黙って勝手に武者修行に旅立った為、ミサの怒りを買っている。

ロボ太からはカドマツのプログラムにより「主殿」と呼ばれており、主従関係に近い間柄(生みの親であるカドマツの事は呼び捨て)。

チームの中ではカドマツの事を唯一「さん」付けで呼んでいる(ロボ太は上記の通り。ミサも当初は「さん」付けだったが、ロボ太のプログラムによる「主殿」呼びがタクマに対してのみで、自身は呼び捨て扱いだった事からそれに怒り、以後ロボ太の生みの親であるカドマツを呼び捨てで呼ぶようになる)。



モバイル及びバトローグでの実力編集

その実力は他のファイターとは一線を画しており、本人ではないが、カドマツのセッティングとヌマタによるプログラムにより、AIの再現体「ミスターX」(モバイル版世界のAI機能は本人と遜色ないレベルのデータによる再現が可能と言われているが、作中の登場人物たちの反応から多少なりとも本人より劣る模様。加えて今回のAIは試作であり、またこの再現体はオリジナルのタクマのように『覚醒』は使えない)としてダブルオークアンタを使用し、リンドウを除く、リュウセイ達モバイル版のメインキャラ達とミサ(ただし、使い慣れたアザレアではなくゴッドガンダムを使用し、更に本人の実力はゲーム本編より鈍っている)の6名による合同チームを返り討ちにしている。


前述の通り、素の実力は多少オリジナルに劣る上に『覚醒』も使えないAIの再現体にもかかわらず6名同時相手(ミサは世界大会決勝進出者、他は高校生でもトップクラスの実力者達)に勝利しているので、本人はこれよりも更に格段に強い事となる。

因みにミサは腕が鈍ったと言われているが、そんな状態でもリュウセイやサナを相手にボコボコにしており、更にプロファイターのモチヅキに勝利し、プロ相手にも互角に戦え高校最強ファイターと名高いリュウセイやプロであるリンドウ相手にもAIと本人との戦闘含めそれぞれ二度も勝利したヒジリ・タツキ(本人に限りなく近い実力のAI)にも勝利する程の実力は保っている。またAIとはいえ、タツキ相手に勝利したのはChapter18まではミサのみであり(しかも初見。リュウセイはChapter19にて、イチホが再現した本物よりも大きく劣るAIと何度か対戦してようやく勝率五割に持ち込めた)、彼女の強さを知るヌマタもミサの実力に驚愕している。

これらの事実により、いかにタクマの実力が異次元かつ規格外かを物語っている。


バトローグでも唯一マハラのガンダムバルバタウロスを単機で苦戦もせずに一方的に蹂躙し、実質敗北に追いやってる(タクマがトドメを指せるのにもかかわらず、すぐに指さなかったので、その間にマハラがバグを利用してバルバタウロスを強化し、仕切り直しになった)。

この事から「3」と『モバイル』に『バトローグ』を含めた全登場人物の中で作中最強のファイターと言える。

このように圧倒的な実力を誇っているが、本人はまだプロの道には進んでない様子(まだ高校生ではあるので、それも関係していると考えられる。前述で述べた通り、実力は世界最強だが)。しかし、世界中を飛び回って様々な大会に参加して経験を重ねているようである。

また、ビルダーとしても高い技量を備えているようで、ゲーム本編の最終決戦で軌道エレベーターの制御AIが選んだ最強の機体が主人公であるタクマの機体であり、同じ場所にいたライバルであるウィルやチームメイトであるミサ、ロボ太からの選出であった事から、少なくともこの3名よりはビルダーとしての実力は上だと思われる。


総合的に見れば、優れたビルダー能力によるガンプラの性能の高さ、通常時のファイターの能力も世界レベルの実力に加えて膨大な経験値、そこに強化現象『覚醒』の力も相まって、存在自体がもはや「別格」であり、まさにワンマンアーミー状態である。


尚、ゲーム本編の世界大会後を描いたDLCでは、本編で対戦してきた人物たち全員とチームメイトであるミサ、ロボ太とのバトルロイヤルがあり、タクマはほぼ全員と単独で戦い(中にはタッグを組む者も複数おり、ミサもタッグを組んでタクマに勝負を挑んでくる)、そして全て打ち負かし、最終的には同じ『覚醒』使いであるミスターとウィルをも倒している(しかも、ほぼ連戦をこなした上で2人に勝利している)

ちなみに公式戦では判明してる範囲でも無敗であり、ジャパンカップやアジアカップ、世界大会、全米大会等では優勝を総ナメしている(後にヨーロッパ、ドバイの大会にも出場しており、その両方でも優勝していると思われる)。


戦闘スタイルとしては、コマンドクアンタの特徴と性能の高さから、遠近両方に対応した万能型で、更に機体本体がパワー・タフネス・スピード、全てに秀でている為、あらゆる状況とどんな相手とも戦える強みがある。

遠距離武装を総動した面火力のゴリ押し、精密なピンポイント狙撃、高機動による遠近のヒット&アウェイと回避、力と力による真っ向からの近接パワー勝負、速度を活用した手数での接近戦、テクニカルな受け流しによる防御、素早い抜刀によるカウンター等といった、臨機応変のオールマイティーな戦法が取れる。

また柔軟性に優れており、不安定な地形に対応する為に機体の武装を土台にし対処する、といった適応力も披露している。



  • 『覚醒』

ガンプラバトルシミュレーターのブラックボックスに該当するシステム。使用条件は不明であり、3の時点ではタクマ、ミスターガンプラ、ウィルの3名のみしか使えないと非常に貴重な能力。

発動中は機体が紅く光輝き、一定時間の間のみ機体性能を限界以上に底上げ強化し、HGサイズのガンプラでもPGサイズのガンプラを圧倒する事が可能。

タクマの技量と相まって他者の追随を許さない程の力を発揮できる。また、タクマは『覚醒』を発展応用した必殺技を二種類編み出している(1つ目はミサとの連携による物で、互いの機体の手を取り合い、そこからバーストブレイカーに酷似した超巨大なエネルギー状の大剣を生み出す一撃重視の技と2つ目は機体の特性と性能に『覚醒』の自己強化を複合利用した連撃重視の技となっている)。

ちなみにタクマはゲーム本編と違って『覚醒』を自由自在に何時でも発動できるようになっている(ゲーム本編と同様一度発動したら再発動までのインターバルは必要だが、シミュレーターにログイン及びバトルを開始した時点で任意のタイミングにて使用する事ができる)。



バトローグ本編編集

バトローグでは第1話前半に登場。武者修行の為に単身渡米しており、全米大会で対戦相手のマハラを倒し優勝するが、彼の逆恨みによって一連の事件の原因を招いてしまう。

自分を憎悪したマハラが「仮面の男」として日本でミサ達を巻き込んだハッキング騒動を起こした為(動機はタクマを誘い出し復讐すること。劇中の描写から無差別の八つ当たりもあると思われる)、第5話ラストでガンダムバルバタウロスに苦戦するミサ達の元に駆けつける。

本人曰く「オンラインで参加した」とのことで(実際は日本に帰国しており、ミサ達でもマハラに勝てない事を見抜き、カドマツの元に出向いて自身をミサ達の所へ行けるように頼んでいる。その際、カドマツから「嬢ちゃんに1発殴られてやれ」と言われる)、『覚醒』を駆使して活躍し、再びマハラに引導を渡したが、戦いが終わった後でミサに詰め寄られて慌ててログアウトして逃げるという何とも締まらないオチとなってしまった。

結局カドマツの言い付けには従わなかった形となってしまうが、ただ本人もその時「......了解」と間を置いて返事をしたので、前述の嘘の発言をみるに最初からその意思はなかったと思われる。

そもそもオンラインどころかマハラのバグによって外部からの参戦・介入は遮断されているので咄嗟とはいえ、すぐバレる発言をしている為、余程慌てていた模様。またカドマツの元に向かったのも介入できる手段を行えると踏んだからである。


事件の後日談では、まだ日本に滞在しており、今度はヨーロッパ遠征に向かう予定だった事が判明。出発時間が迫る中、その直前にミスターに連れられたマハラと再会し、ミスターの提案により再びバトルをする。バトル後にはマハラが以前と変わった事を嬉しく思い、前と同じくマハラに人とガンプラの積み重ねを再び語り、自分の体感している事も付け加えて伝えている。その際にマハラと和解し(マハラは最初から頭を下げて謝罪する気だったが、その前日位にリンドウのシゴキによって筋肉痛となっており、その所為で謝れなかったので、それをわだかまりと勘違いしたミスターの計らいで上記で述べたバトルをする事となった)、遠征へと向かう為、別れた。そして、マハラはタクマの持論を聞いて自身の完敗を認めている。

尚、バトルの結果はタクマの圧勝である。



ガンダムビルドメタバース編集

第1話にはデザートタイプのコマンドクアンタが展示されていた為、なんらかの関係性は仄めかされていたが第3話のラストにカメオ出演。ロータスカップの会場観客席でミサ達と共に観戦している。

また劇中では何気に各シリーズ作品の頂点である最強ファイターの機体が各々メインストリートで展示されている事となった(タクマはガンダムブレイカーシリーズの代表として)。

更にストリートに展示された経緯である、ドバイでの国際選手権では、バトルロイヤル形式での予選を試合開始と共に『覚醒』を発動し、瞬時に決勝進出を決めている。加えてシステムトラブルにより会場を襲った巨大砂嵐の被害を未然に食い止めており、その際の『覚醒』による戦いぶりから「ダストストームブレイカー」の二つ名が与えられた。

この功績により、特別な活躍をした機体を展示するガンダムメタバース内のストリートにある記念立像に自身の愛機が選ばれる。



ガンダムブレイカー4編集

「3」から6年後である本作では、チームメイトのミサ、知り合いのミスターが登場する事は早期から判明していたが、タクマについては不明だった(作中ではミサにも黙って彩渡商店街ガンプラチームを脱退している事が明かされている)。

しかし、彼に似た人物として「マイスター・ジン」という素性が謎の男が登場する事が後に判明し、ファンからは「彼が成人したナギツジ・タクマでは?」と考察されていた。


マイスター・ジンに関しては詳細は該当項目を参照。



乗機編集

ガンダムダブルオーコマンドクアンタ

バトローグでの乗機はダブルオークアンタをコマンドガンダム風にカスタマイズしたガンダムダブルオーコマンドクアンタ

ガンダムビルドメタバースでは、改修型のデザートタイプの姿で登場している。


ゲーム本編ではモバイルとバトローグのEDの描写から無改造のダブルオークアンタを使用していた模様。


漫画版「3」ではジムⅢをベースにしたと思われる『ジム・ワルダネス』を使用していた。



余談編集

事前情報なしのサプライズ登場。しかも、知る人ぞ知る漫画版「3」からの登場は多くの視聴者を驚かせ、第1話配信時には


「俺ってあんなにイケメンだったのか」


というガンブレファンからのコメントが大量発生した。


鏡を見て我に返るべきである。


また、彼が使用するコマンドクアンタについて、当初はそのクアンタのコンセプトをコマンドガンダムの要素で全否定するような改造のガンプラに


「誰がこんなカスタムをしたんだ」


という声が上がったが、第1話配信後に使用者が発覚し


「(カスタムしたのは)俺だった…」


という声が大量発生する珍事も起きた。


自分の腕前を客観的にみるべきである。


ちなみにコマンドクアンタのカスタムについては、「3」本編で別れた、「ロボ太を意識してのものではないか?」との声も上がっている。



関連タグ編集

ガンダムブレイカー3

ガンダムブレイカーバトローグ

ガンダムブレイカーモバイル

ガンダムビルドメタバース

ガンダムブレイカー4

ガンダムダブルオーコマンドクアンタ

サツキノ・ミサ

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