「なんだ?棺桶の中が気になるか?」
プロフィール
CV | 木村雅史 |
身長 | 214cm |
体重 | 257kg |
血液型 | A型 |
生年月日 | 10月9日 |
出身地 | アメリカ合衆国 |
趣味 | UMAの捜索 |
大切なもの | マイルス・デイヴィスのレコード、チェリーパイ |
嫌いなもの | 幽霊やUFOを信じる人 |
概要
「宇宙人?いるわけないだろう…」
史上初のアメリカ合衆国現役軍人兼国防長官。
個人の戦闘力はホワイトハウスの常駐警備兵全戦力に匹敵すると言われる、国家の大黒柱。
実際、彼の部下が「我々全員より、長官一人の方が強い」とこぼしているあたり、だいぶ人間離れしていることが窺える。
ヴァーノン大統領とは軍人時代から、エリカ前大統領とは在任当時からの付き合い。
誠実かつユーモアあふれる人物で両者から信頼されている。
立場上、ジオヴァーナの上司にもあたり、彼女からは「ボス」と呼ばれている。
一人称は主に「私」だが、相手次第では「俺」を使う場面も見られ、公私の切り替えが上手く、責任感のある強気かつ前向きな姿勢から存在感(と画面占有率)がかなり大きな威厳あるオトナ。
縦にも横にもかなりの巨漢であり、ファストフードがよく似合う。
自身の背丈ほどもある棺桶のような道具を用いて法術を操る。
ソルにすら傷をつけた銃弾の嵐を、棺桶から発生させたバリアで10秒近く持ち堪えながら部下の退避する時間を稼ぐ活躍も見せており、その技術も高い模様。
だが、基本的には見た目どおりの怪力パワーキャラであり、RPGの弾頭を素手で受け止めた挙句、推進剤が残っている状態のまま投げ返して処理するという荒技を披露したことも。
しかし、だからと言って決して脳筋キャラとかそういうのではなく、豊富な実戦経験に基づいた的確な状況判断が下せるうえ、部下や友人の危機には自ら最前線に立つことも辞さない、軍人の鑑。
プロフィールの通りUMAが好き。
戦闘前の掛け合いで「お互いのUMAを見せ合おうじゃないか!」等と発言したり、エリア51が好きだったりと、かなりのオカルト好きである…
…ようにも見えるが、幽霊や宇宙人といった話題に対しては妙に淡泊な反応も。
彼なりにUMAに対するこだわりがあるのか、はたまた立場の問題か。真実は本人のみぞ知る。
休日はもっぱらUMA探しに赴いているようで、見つけては個人的に記録・捕獲している模様。
なお、アーケードモードでの各種発言から、「存在するだけで害獣扱いされるような罪なき命に対する『受け皿』を自ら用意する=保護・スカウトする」という方針を執っており、あくまで公平かつ毅然とした姿勢でUMA探索に向き合っているようである。
武器として扱う棺桶の中には無数の青白い手が閉じ込められている。どこからどう見ても宇宙を感じる神秘的な外観ではあるのだが、彼自身はあくまで宇宙人ではなくUMAだと言い張っている様子。
この手たちは何らかの弱みを握られているようで彼には決して逆らえず、戦闘中は飛び道具となる重火器の提供や対象への直接攻撃でサポートを行う。
ただし、ガトリング砲を撃つ際に相手めがけて「GO!」と言わんばかりに指差ししたり、「秘密兵器を出せ」と言ったのに、勝手に大量の白旗を出して怒られたりと、どこか自我を感じさせるお茶目な部分も垣間見える。
その他、手鏡や手品ステッキ、あの五月蝿いニワトリなんかを取り出すことも。
(四次元ポケットか何かなのだろうか?)
ゲーム内解説曰く、各武器や面白道具は作中の技術・文化レベルを遥かに超越した便利アイテムとのこと。
ちなみに、Xrdでのソルステージの保安官とゴールドルイスは兄弟関係であるという裏設定がある。(参考)
「キャラクターパス1」第1弾のDLCキャラクターとして参戦。配信日は2021年7月27日。
性能
「どうやら戦争をしたいらしいな」
比較的クセが強いキャラ。
ポチョムキンや名残雪ほどではないが低機動力。ダッシュは可能だが速度が遅く、二段ジャンプもできない。
通常技もクセの強いものが多く、リーチや発生速度、何かしらに難のある技がほとんど。
コンボを伸ばすための追撃で相手を浮かせたり、跳ね返したりした際にも独特のタイミングが要求される。
反面、火力面では全キャラ1。
適当に画面端コンボを決めるだけで体力を半分吹き飛ばし、場合によっては即死コンボも可能。
どうにか読み合いを制して触りに行き、掴んだチャンスを逃さず相手を圧倒するのが、理想の戦い方となる。
防御面に関しては、全キャラ比較で総合平均三位といったあたり。
硬い方ではあるものの、大柄な見た目のため被弾率が高く、攻められた際の切り返しは難しい。
後のシーズン3アップデートで追加された共通突進技『ワイルドアサルト』との相性は抜群。
重量級のゴールドルイスの場合は『白色ワイルドアサルト』となり、発生がやや遅いものの突進中は無敵判定が付与され、ボタンホールド版のヒットで大きな浮かしが期待できる。
相手と距離が離れると再接近が難しかった従来に比べ、圧倒的に近づきやすくなった。
不意打ちや強襲にも有用なため、バーストゲージに余裕があれば狙っていきたい。
なお、無敵判定は出始めから付与されるわけではなく、投げや当身技にも弱いため注意。
そして、最大の特徴が彼の必殺技。
・棺桶を振り回す技「ベヒモスタイフーン」、
・弾速が遅く持続の長い爆弾ドローンを飛ばす「サンダーバード」、
・画面端まで一直線に届くガトリング射撃を行う「スカイフィッシュ」。
…と、一見すると必殺技の少ないシンプルなキャラに見える。
…が、このうちの半回転コマンド技、「ベヒモスタイフーン」が曲者。
「上下左右どの位置からコマンド入力を開始するかで性能が変化する」「半回転が時計回りか逆かでも性能が変わる」という、格ゲー界でも他に類を見ない性能となっており、入力した方向キーそのままの軌道で棺桶を振り回すため、本当に性能ががらりと変わる。
たとえば41236だとリーチが長い攻撃になり、63214だと発生が早くなる等々。
つまり、実質的には合計で4方向×2方向で8つものベヒモスを有しており、さらに空中版も存在するため、全16種類ものベヒモスを使い分けるキャラとなる。
ベヒモスの依存度は非常に強く、一連のコンボの3分の1〜半分近くが半回転コマンドを占めるといったケースもザラであり、プレイヤーのコマンド入力の正確さが求められる。
慣れないうちは隙の大きいHSや、6+HSの特殊技になりやすく、コマンド入力が上方向に入る事でジャンプに化ける事も多いため、とにかくしっかりとした入力が必須。
一応、最後の入力方向を維持しなければベヒモスのコマンドにならないという仕様があるため、トレモでしっかりと感覚を掴んでおくとかなり安定する。
そういったコマンドを地上で出すには慣れや工夫が必要となり、その点でもクセの強いキャラと言える。
ただし、出してしまえば非常に強力な性能。
地上で繰り出せばガードされてもガードクラッシュを誘発し、R.I.S.C.レベルゲージをモリモリ蓄積させることが可能。
上方向のコマンドをヒットさせれば相手を大きく浮かせ、コンボ移行までできる。
判定と単発威力にも優れるうえ、削り性能も優秀と、立ち回りで強気に振り回すだけでも相手へのプレッシャーとなる。
また、ジャンプが低いという点を逆手に取り、跳ぶと同時に空中ベヒモスをかまして揺さぶりをかけることも可能。
技自体がシンプルであるが故に、その奥深さには限界がない。
クセの強さをいかに制し、高威力のベヒモスタイフーンへ持ち込むかが鍵となるだろう。
飛び道具であるサンダーバードは、低速かつ射程も短めだが、接近時の盾や置き攻めに有用。
後述の『セキュリティレベル』が上昇した状態で使えばめくり択を迫るといった、かなりいやらしい性能へと変化する。
もう一つの飛び道具スカイフィッシュは高速で画面端まで届くため、中〜遠距離の牽制に用いるのが主。
カウンターヒットに重ねることで莫大なヒット数とダメージを叩き出せる。
セキュリティレベルの上昇で出だしの隙が減って弾数も増加する分、発射中の隙は増えるため、ロマンキャンセルが可能な状況での発動が望ましい。
なお、レベル2以上かつ10発以上発射後であればS入力でキャンセルが効くため覚えておこう。
どちらの飛び道具も、相手が放った飛び道具への相殺に強い。
特に、サンダーバードは相手のダウン中などのちょっとした隙に出しておくだけでも行動を制限させることができるため汎用性が高い。
覚醒必殺技は、
棺桶で相手を上空に殴り飛ばす「ダウン・ウィズ・ザ・システム」と、
どっかで見たような極太衛星レーザーを相手の真上から発射する「バーン・イット・ダウン」。
ダウン・ウィズ・ザ・システムは、投げ二つ分ほどのリーチしかない代わりに、技の出始めに無敵時間があるため、コンボ中に強引に入力しても割と当たる。
通常は殴り飛ばすだけだが、密着状態で放つと威力が上昇し、ドローンの追撃演出が入る。また、発動コマンドに加えて任意の方向にスティックを一回転させると殴る直前の演出が追加され、威力が上昇。さらに、もう一回転加えることでさらに威力が上がる。追撃のドローンも増えて演出もよりド派手になり、本人の余りある気迫から眼鏡が割れる。
なお、壁際でヒットさせれば確定でウォールブレイクが発生するため、ここぞという場面でのダメ押しによるダメージアップにもなる。
バーン・イット・ダウンは、眼鏡の片方(口付けのマークがある方)から小さな赤外線レーザーが出て相手を捕捉し、その座標を画面外の衛星装置(?)に送ることで真上から極太レーザーを発射するというシンプルな技。
だが、この技の恐ろしいところは、基本的に相手がどこにいても当たるという点。しかも、このレーザーは相手を撃ちながらゴールドルイス側へと引き寄せる性質を持つ。
(ゴールドルイスには当たらないのでご安心を。)
極め付けは、座標を送った時点でゴールドルイスが自由になるという点で、相手をレーザーで蹂躙しながら自分のもとに引き摺り出したうえにベヒモスでボコスカ殴り放題という一種のリンチが成立する。仮にガードされても発射中は問答無用で相手を拘束でき、ガード中で動けない相手にベヒモスをぶつけて崩しを誘ってからレーザーを当てることすら可能。立て直しの手段としても使い勝手がいい。
…というか、レーザーそのものが相手を覆い尽くすサイズのため、ただの目眩しに使えなくもない。
(サイクバーストで避けられた?知らんな。)
また、『セキュリティレベル』という固有のゲージが存在し、最大3段階のレベルによって先述の「サンダーバード」「スカイフィッシュ」「バーン・イット・ダウン」の飛び道具技が強化される。
ゲージは時間経過で勝手に増え、最初の段階なら1〜2秒で貯まる。次以降のゲージまではやや時間がかかるが、ベヒモスを連発していればいつの間にかMAXになっていることもザラ。
一撃火力特化のキャラであるためか、レベルによる威力向上はバカにできない…どころか目に見えて強化されており、技の威力のみならず持続時間も延長するという贅沢仕様。
サンダーバードは飛距離とヒット数(相手の飛び道具に対する相殺数)が桁違いに上がり、
スカイフィッシュは最高で30ヒットもする鬼畜性能へと化けてキャンセルが可能になり、
覚醒必殺技のバーン・イット・ダウンにいたっては掃射時間が大きく延長される。
レベルは必殺技を使用する度にリセットされるが、ベヒモスとのコンボを考えると性能的には十分釣り合っており、攻めに弱いキャラからすればなかなかの地獄絵図になる。
ベヒモスの連発で倒してしまい、ゲージを一切使わないことがあるのはご愛嬌。
余談
「何の用だ、ああ?聞こえないぞ!?」
「…どいつもこいつも、逃げ足が早いな」
▫️前述の通り宇宙人の存在を信じていない彼だが、勝利演出では実在した宇宙人が対戦相手を攫ってしまう。
ディキンソンが余所見をしている背後で謎の光に照らされながら浮かびゆくキャラクター達にもそれぞれ専用のボイスが3種類も用意されているという、やけに気合の入ったシュール極まりない演出は必見。予期せぬ事態に困惑する者、合衆国の脅威を身を以て覚える者、宇宙人相手にも喧嘩を売ろうとする者、イメージそのままの宇宙人の姿に感心する者など、そのリアクションも多岐に渡る。
なお、最も新鮮な反応を披露してくれるのはあろうことかミラーマッチで敗れたディキンソン自身だったりする。
「どほおぉぉ!UMAだあぁぁぁぁ!!」
「UMAの国に連れてってくれえぇぇぇぇ!!」
ちなみに、ミラーマッチで自分を見た時はドッペルゲンガーだと思い込む。
(あながち間違ってはいない)
▫️対戦前の掛け合いで相手がジャック・オーやテスタメントなどのオプションの生命体を連れている場合、「怪しい生き物を連れているな?」と興味津々になる。
なお、これまで以上に様子がおかしくなっている闇医者さんにいたっては機密指定のUMAとして何かしらの記録ファイルに登録されちゃってる。
▫️妻帯者だが当の妻とは別居中。曰く「家族のためと自分に言い聞かせ何年も何年も本心から目を逸らし続けた結果」。
それゆえか自身と同じく自らを偽り過ごしてきたブリジットの本心を即座に見抜き、人生の先輩としてアドバイスを送る姿も見せている。
▫️国防長官という立場ゆえか時間にも厳しいようで、ラウンド毎の勝利時に「この戦いで何秒かかったかを腕時計で確認する」という演出がある。しかも、秒数ごとに台詞が用意されている。
(例えば、「20秒かかった」なら『さて、時間は…20秒!』と、ちゃんと教えてくれる。)
秒数計測の後に言う台詞は経過時間によって変化し、KOまでが早ければご機嫌(0〜30秒前後)で、それ以上に時間をかけると「もっと早く負けてくれ」と、ご機嫌斜めになっていく。
しかし、本来なら時間がかかっているはずの 51秒 に対してのみ、「いい数字だ…」と、とってもご機嫌。
▫️何かにつけて「UMA」を連呼するアメリカ人の彼だが、実際のところ「UMA」という言葉はアメリカおよび英語圏には存在しない。
…というのもこの言葉、未確認の存在としてあまりにも有名すぎる「UFO(unidentified flying object)」を参考に日本で作られた和製英語なのである。
未確認生物を意味する「Unidentified Mysterious Animal」の頭文字を、UFOと同じ原理でくっつけて「UMA」となったわけだが、そもそもこの文字列自体が日本の造語。なので、英語圏で「UMA」と言っても何のことだか伝わらない可能性があるため注意が必要。
英語圏で「UMA」に該当する単語は「Cryptid」であり、おそらくこっちの方がネイティブには伝わる。
まぁ、それでも「UMA」という言葉が生まれてかれこれ半世紀ほど経つので、絶対に伝わらなくて反感を買ってベヒモスされるということはないだろう。
ゴールドルイス本人がどこでこの言葉を覚えたのかが気になるところである。
ちなみに、英語版では「UMA(ユー・エム・エー)」という言い方になっている。
▫️最初のDLCキャラということで、過去作の人気キャラの再登場を望んでいた一部のユーザー(特に国内)からは賛否両論があったらしい。それでもいざ実装されると、その特異な性能とキャラの濃さはやっぱりギルティギアの名に恥じない確固たるものであり、ちゃんとウケた模様。
ただ、その見た目からか、国内よりも海外の方がウケが良かったらしい。
似ているからか、カーネル・サンダースの見た目になった、ケンタッキーなゴールドルイス まで生み出された。
(十中八九MODである)
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テーマ曲「The Kiss of Death」
※直訳すると『死のキス』。意訳としては『災いのもと』を意味し、俗っぽい言い換えをすれば『危険な誘惑』『ハニートラップ』みたいなニュアンスになる。
ゴールドルイスの手厳しさと寛容さ、彼視点による人生の奥深さが見事に表現された一曲。