人造人間13号
じんぞうにんげんじゅうさんごう
概要
元レッドリボン軍の科学者である、ドクター・ゲロが作り出した人造人間の一体。
人造人間14号同様に素体となる人間を機械改造して製造されたバイオタイプ(サイボーグ)で、初登場は劇場版『極限バトル!!三大超サイヤ人』。
原作では設定のみ言及されており、『問題があったため処分済みだが、13〜15号は完成度が高かったらしい』とされている。
13号・14号・15号ら3体の中では最強の力を持ち、ドクター・ゲロの遺志を継ぐ。
14号・15号と異なり外見は一般の人間に近い。
2体に比べて人語も堪能な上に饒舌であり、自分達の目的は「孫悟空を殺す事である」事を明言している。
悟空抹殺の任務をゲロの死後も遂行していることから、16号・17号・18号と比べると開発者であるゲロに忠実な印象も見られる。
何故原作のゲロはコイツを完成させずに処分したのだろうか?
また、14号と15号の戦闘データーチップと動力炉を吸収して戦闘能力を向上させ、第二形態の「合体13号」へと成長することが出来る。
合体後は、3メートルを越す巨体となり、体の色が青く変色して筋肉が隆起し、眉毛が消えて白目を向き、白い髪が赤くなって逆立つなど外見上の劇的な変化に加え、他の2体の仲間同様に人語を発さなくなり、理性がほとんど失われる。
ほかの人造人間を吸収しての強化といった点から、映画のパンフレットでは「セルの原型ではないか?」と指摘されている。
劇中では主に悟空と対決。S.Sデッドリィボンバーで圧倒するが、悟空たちが超サイヤ人になったことで形勢が逆転。14号と15号が敗死すると上述の通り吸収して強化形態となり、逆に悟空たちを圧倒。悟空が元気玉を作るための時間稼ぎに立ち向かって来たベジータ、トランクス、ピッコロを一蹴した。しかし元気玉を取り込んでパワーアップした悟空には全く歯が立たず、悟空がまとう破壊のオーラを前に両手が損壊。最期は悟空の拳で腹部を貫かれ、悟空の名前を絶叫しながら破壊のオーラの中へと消えていった。
ゼノバース2では
後のアップデートによってプレイアブル化。それに伴い「∞の歴史編」というDLCストーリーにも登場した。黒幕の魔術によって未来の人造人間17号&18号が呼び出された後、フューによって別の歴史から呼び出された。本来ならセルは仲間のはずだが、13号は「孫悟空を殺すのは俺だ」としてセルの手出しを快く思っていない。三人でセルと戦うことになるが、プレイヤーがどちらに肩入れするかで勝敗が異なる。
勝利ルートではセルを倒した後、続けて現れた悟空も抹殺。目的を果たした後は「孫悟空……」と小さくつぶやき、以後はまったくしゃべらなくなってしまう。同じく存在意義を失った17号から「おまえも一緒に来いよ」と誘われ、いずこかへ飛び去って行った。
敗北ルートでは体力が減るとセルから「ポンコツ」「旧型」と見下される。
また特定の条件を満たすと16号が現れ、お互いに「孫悟空を抹殺するのは俺だ」と自己主張合戦を繰り広げる。