「死ぬがよい、我が従僕!」
概要
忍野忍が吸血鬼であった頃の名前であり、早口言葉にうってつけである。(本名が長いキャラも参照)
「鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼」。「怪異の王にして最強の怪異」。「怪異殺し」とも呼ばれる。
解説
目を奪われる程の白い肌と金髪・金眼、27歳相当の容姿で、妙に時代がかった口調で話す女性。
全盛期の戦闘能力は圧倒的で、その気になれば10日で世界を滅ぼせる。
が、メンタル面では色々と弱い部分が多く、性には開放的だが純情。
最終目標として太陽打倒を目指している(これは忍になっても変わらず)。
吸血鬼の力のほか、物質創造能力などを有する。
彼女の二つ名であり、怪異殺しを可能とする大太刀「心渡(こころわたり)」もこの方法で複製可能(ただし怪異殺しとしての性能は若干ダウングレードしてしまう)。
元人間。とある小国の貴族の一人娘だった。
物質創造スキルで物を作る時無駄にゴージャスなのはその名残。
なお、『偽物語』から登場した影縫余弦は、忍をこちらの名前で呼んでいる(正確には「旧ハートアンダーブレード」と呼ぶ)。
以下の内容は「傷物語」のストーリーの核心に関するネタバレを含みます
阿良々木暦が彼女に出会ったのは高2の春休みのこと。その時彼女は両腕両足を切断された満身創痍の状態だった。
暦が身を呈して助けたため、彼女はなんとか消滅せずに済んだが、暦は彼女の眷属となってしまった。
彼女が満身創痍だったのは、吸血鬼ハンターである、ドラマツルギー、エピソード、ギロチンカッターにそれぞれ右脚、左脚、両腕を奪われたためだった。
実は更にそれ以前に、彼女を目撃した忍野メメが危機感を持ち心臓を抜き取っていた為、その時点で彼女の能力はかなり落ちていた。
吸血鬼にされた暦は普通の人間の体に戻ることを望む。そこで、ハートアンダーブレードは、暦に人間に戻るために、3人から彼女のパーツを取り戻すことを命じる。
紆余曲折を経て、全てのパーツを取り戻し、暦は人間に戻れるようになったので、彼の吸血鬼としての最後を名残惜しむために食事をすることになった。
だが、ハートアンダーブレードの主食が人間であることを暦は忘れていた。
まさに、彼女が人間を食うところ(被害者はギロチンカッター)をまざまざと見せつけられた暦は、廃墟を飛び出し、体育倉庫に逃げ隠れた。
しかし羽川翼によって勇気づけられ、ハートアンダーブレードと戦って倒すことを決意する。
そして、見事彼女を倒しかけた暦。だが、翼が放った一言により、真実を知る。
瀕死のところを暦に助けられたハートアンダーブレードは、彼のために死のうとしていた。
暦が人間に戻るためには彼女を殺すことが必要であり、そのために人を食うシーンを見せつけたのだった。
そのあと、忍野メメの発案で、全員が不幸になり、全員が生き残る方法を実践する。
それによって彼女は影も形も元も子もなく、名前さえも残らないような吸血鬼の残りかす、吸血鬼もどきの人間の如く下等な存在にされてしまった。これによって彼女は、暦が与える血液を頼らなければ生きながらえられない存在となり、現在にいたる。
関連イラスト
関連タグ
死屍累生死郎…キスショット時代に最初に眷属にした人物。『初代怪異殺し』と呼ばれており、彼女が持っている『妖刀心渡』は彼の持っていた刀のレプリカである。
デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスター…彼女を吸血鬼にした、生みの親にして名付け親。
不死のドッペル:マギアレコードにて彼女をドッペル化したもの。