表紙・挿絵イラストは竹岡美穂。
概要
文芸部の部長である天野遠子と部員の井上心葉を中心に織りなされるファンタジーミステリ。太宰治や宮沢賢治、エミリー・ブロンテなどが書いた実在の小説を題材としており、物語中にもその題材の小説について多く言及されていたりする。
「このライトノベルがすごい!2009」では本編完結の勢いそのままに、大差で作品部門1位に輝き、その他にもヒロイン部門(遠子)、イラストレーター部門(竹岡美穂)でも1位を獲得した。
“文学少女”シリーズの本編は8巻の"神に臨む作家"で完結したが、FBOnlineで連載していたものをまとめた短編集や、文学少女の外伝作品が現在も刊行されている。
2009年4月、Production I.Gにより、劇場映画化が発表された。
登場人物
文学少女。聖条学園3年生。誕生日は3月15日。呼称は基本的に「遠子先輩」。
主人公であり、本作の主な語り手。聖条学園に通う高校2年生。
中学3年生の時に生まれて初めて書いた「青空(ソラ)に似ている」という小説を「井上ミウ」というペンネームで文芸雑誌に応募したところ大賞を受賞、14歳の謎の美少女覆面作家として売り出される。本は大ベストセラーとなり映画化やドラマ化もされ社会現象となるが、当時想いを寄せていた美羽が学校の屋上から飛び降りた事によるストレスから過呼吸を起こして倒れ、一時引きこもりとなり執筆を断念。
心葉の同級生。図書委員。呼称は「琴吹先輩」「琴吹さん」「琴吹」「ななせ先輩」「ななせちゃん」「ななせ」など。
中学時代のとある出来事から心葉に想いを寄せている。
心葉のクラスメイト。弓道部員。呼称は「芥川君」「芥川」のほぼ二択。「一詩君」「芥川先輩」は『愚者』に多く見受けられる。
聖条学園理事長の孫娘。3年生。オーケストラ部の部長で指揮者。通称は「姫」だが作中では説明書きに終わり、「麻貴」「麻貴先輩」など下の名前で呼ばれることが目立つ。
文芸部にラブレターの代筆を依頼した少女。聖条学園に通う1年生。図書委員。普段は子犬の様に愛らしく純粋で、よく転ぶドジっ娘。
遠子の居候先の息子で、弟のような存在。現在高校1年生だが、大学生でも通用する容姿をしている。
ななせの親友でクラスメイト。
小学生の頃にからかわれた過去があって、下の名前を呼ばれるのを嫌がっている。そのため、「森ちゃん」と呼ばれている。
心葉の過去の想い人で幼馴染。家庭事情に苦しんでいる。
アニメ版スタッフ
監督・絵コンテ - 多田俊介
シリーズ構成 - 山田由香
脚本 - 笹野恵
キャラクターデザイン・総作画監督 - 松本圭太
作画監督 - 石川真理子
演出 - 江崎慎平
美術監督 - 鈴木路恵
色彩設計 - 津守裕子
撮影監督 - 田中宏侍
音響監督 - 中嶋聡彦
音楽 - 伊藤真澄
アニメーション制作 - Production I.G
製作 - “文学少女”製作委員会
関連タグ
ライトノベル 文学少女 ミステリー 小説 ヒカルが地球にいたころ……
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