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枝野幸男の編集履歴

2024/09/29 20:29:39 版

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概要

1964年(昭和39年)5月31日生まれ、栃木県宇都宮市出身、東北大学法学部卒業。

日本新党、新党さきがけなどを経て、民主党に参加。鳩山内閣・内閣で行政刷新担当大臣(在任平成22年2月~同年6月)、民主党幹事長、民進党幹事長を歴任。民進党代表代行を経て、立憲民主党代表。弁護士資格を持ち、政治家になる前は都内の弁護士事務所で働いていた。

2011年1月、民主党時代に菅再改造内閣で内閣官房長官(沖縄・北方対策担当相兼任)に就任。同年3月11日東北地方太平洋沖地震東日本大震災)とそれに端を発した福島第一原子力発電所事故が発生すると記者会見等に対応した。

この事故にともなう放射能漏れの恐れについては、「ただちに影響は無い」と答弁。一種の流行語となり、その後も彼の話題になると「ただちに~無い」と改変されて使われるほど、枝野を象徴する台詞としてしばらくの間語られていた。

本来は左派ではなく保守(ただし、彼の師に当たる菅直人仙谷由人江田五月はいずれも社会民主主義者だが、社民主義の中でも右派に属する)の系統に属する議員なのだが、民主党・民進党内ではリベラル派・左派の盟主的な立場で行動することが多かった。野党内での「共産党アレルギー」には批判的で、当時の岡田克也代表とともに、第24回参議院議員通常選挙での日本共産党を含めた選挙協力「野党共闘」の立役者の一人となった。

しかし2021年の第49回衆議院議員総選挙での党は党支持層だった労組の離反などにより苦戦、自身も小選挙区で苦戦という窮地に立たされることになった。

結果、党敗北の責任を取り11月2日に党代表辞任を表明した。

表現規制問題への関わり

意外と知られていないようだが、表現規制問題について最も初期(1990年代)から取り組んできた議員の一人。オタク文化・表現規制問題についての理解の乏しい議員がほとんどであった民主党の中で長年孤軍奮闘しており、規制の流れを押しとどめるのに大きな役割を果たしてきた。

例えば、2009年6月26日の衆議院法務委員会において「宮沢りえのベストセラーヌード写真集「サンタフェ」も児童ポルノにあたるのか」といった質問を行い、自民党の葉梨康弘議員(当時)から「18歳未満の児童ポルノについては1年間の猶予期間内で廃棄するのは当然。大手の出版社であろうが有名な女優であろうが関係ない話であると思います」との答弁を引き出した。結果的に社民党の保坂展人議員(当時)らとともに『児童ポルノ法』を阻止した、ということを忘れてはいけないだろう。

当該の質問の動画はこちら(外部)

なお、枝野自身はオタクではなく、表現規制反対活動家の活動に触れてから、この問題を重視するようになったという。

しかし立憲民主党代表時代には党内の表現規制派の活動を抑えられず、オタク層の離反を招いた。

余談

原発事故への対応で話題になったこともあったためか、同じく国家の前代未聞の危機をテーマにした映画シン・ゴジラにおいては、製作スタッフが枝野氏に国家の対応等についてインタビューし、作中のリアルな描写に繋げたという。

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