※この記事は『ウルトラマンアーク』本編のネタバレを含みます！
概要
ウルトラマンアーク/ルティオンの故郷である、とある銀河系の指導者の1人。
K-DAYの切っ掛けとなる一連の出来事の元凶的存在。
かつてルティオンの暮らす恒星系の太陽・恒星ソニアが突然膨張を始めた為、そのエネルギーを放出する手段として“ゼ・ズーゲート”と呼ばれる人工的なワームホール発生装置を作製したが、ゼ・ズーゲートは放出先（ワームホールの出口）の発生場所をこちらから指定できないという致命的な欠点があり、さらにその放出先が人類をはじめ無数の生命が生息する地球の傍であったことが判明、これを巡って指導者間で対立が起きたことが『アーク』の物語が始まるきっかけとなった。
自分達が助かる為とは言え、無関係の星の住人達が巻き添えで滅びる事を良しとしない他の指導者達からは当然激しい反対に遭ったようだが、滅亡まで猶予が無かったこともあり、ゼ・ズーはそれらの反対を押しのけて計画を強行してしまった。
事態を重く見た他の指導者たちは、ルティオンを派遣してゲートの封鎖を試みたが、これを知ったゼ・ズーも配下である宇宙獣モノゲロスを派遣してルティオンを追撃させた。
モノゲロスはワームホールの内部でルティオンに追いつき、激しい戦いの末、ルティオンは何とかゲートをキューブ状にして封印することに成功したが、モノゲロスの執拗な追撃によりこれを地球に落としてしまい、キューブはそのまま長らく行方不明となってしまっていた。
それから16年後、封じられたゲートを開く為にゼ・ズーの腹心であるスイードと宇宙獣ザディーメが地球を訪れる事となる（ただ、両者が地球を訪れる前にもディゲロスが地球に襲来していたことから、地球のどこかに落としてしまったキューブを破壊してゲートを再び開こうと行動を起こしていたようである）。なお、モノゲロスの追撃からは16年のブランクがあるが、その間何をしていたのかは現時点で不明。
余談
他の銀河への物理的な移動が可能な程の装置を作っている事から、ゼ・ズーの居た星及び銀河系は光の国並の科学力を有している事が分かる。
ルティオンのいた銀河の現状を考えると、ゼ・ズーやスイードのように「地球を切り捨ててでも母星を救うべき」と考える一派と、ルティオンや彼を遣わした指導者のように「自分たちが助かるために地球を犠牲にするのは誤りである」と考える一派との間で大きな社会的分断が起きている可能性も考えられ、ファンの間では恒星の膨張と同等かそれ以上に深刻な問題が生じているのではないか？と心配する声もある。
