概要
『仮面ライダーアウトサイダーズ』に登場する変身ベルト。
システムボイスは恐らくゼイン/仮面ライダーゼインと同じく大川透氏と思われる。
機能
全ての正義のライダーの力が使える最強のベルトとされ、向かって左側にはゼインへの変身に使用される仮面ライダーゼインプログライズキーのスロット、中央には「ゼインカード」を読み込むスロット「ライドエクスマキナ」、右側には破砕式読み取り装置「ライドエグゼキューター」が存在。これを引くことでゼインカードの読み砕きが執行される。
設計者はジョージ・狩崎で内部には仮面ライダークロニクルのデータがインストールされている。
橘朔也が開発したラウズカードの技術でライダーカードを強化した歴代ライダーの最強フォーム(昭和ライダーは基本フォーム、ガッチャード・ガヴを除く)の力を宿す「ゼインカード」をドライバーの中央にあるライドエクスマキナに通し、ライドエグゼキューターを引いてプログライズキーをゼロワンドライバーなどと同様に押し込むことで他ライダーの力を使用する必殺技「ジャスティスオーダー」を発動することができる。この際、ゼインカードは再乱用防止のため、シュレッダーのように細切れに裁断される。
ただし、これは借り受けたライダーの力を粗末に扱っている訳ではなく、カードの元となった情報提供者との秘密保持要項で実装が義務付けられた仕様になっている。
また、撃破したライダーをカード化したものを裁断することで確実に抹殺することも可能。
力の使用を目的としてゼインカードを使用する場合には、ドライバー中央部(">-<"の形をした部分)が各ライダー及びそのフォームを象徴する色に発光する。
劇中初使用となったエグゼイド(ハイパームテキ)では明るい黄色、クロスセイバーでは青紫色、ファイズ(ブラスター)やカブト(ハイパー)では赤色など。
ep6にて「ディメンション」のゼインカードを使用した際には、複雑な色が中央から広がるように発光した。
異なる作品のコレクションアイテムを併用する変身ベルトとしてはギンガオードライバー以来となり(仮面ライダーの変身ベルトとしては初)、開発経緯を考えれば実質4つのアイテムが併用されているとも言える。
その性能は、狩崎が開発したアルティメットリバイスやジュウガシステムを上回る。他ライダーの力を利用しない素の戦闘力で仮面ライダーアークゼロを追い詰めるほどのスペックを有している。ライダーカードを用いた技は原典以上の火力にブーストされている節があり、並の最強フォームでは手出しができない可能性が高い。
玩具化
その機能故に、視聴者からは配信当初から商品化を諦めている人も多かった。しかし、似たような例のアイテムが商品化されたこともあり、商品化を望む声もあったため、その動向が期待されていたが…
なんとep.6「ラブ&ピースと次元の救世主」放送後に公式から商品化を示唆する投稿がなされ、商品化が確実となった。そして、2024年10月24日、プレミアムバンダイから発売が発表された。『ギーツ』以外では初のプレミアムDX玩具でドライバーとプログライズキー、クロスセイバー以降のライダーのカードが付属し、ゼインカード全23種類が別売りで商品化する。
商品ページでも記載があるようにカードの認識機能は無く、その事に不満の声があるが、そもそもドライバーのカード装填時の読み取り機能は劇中でも無い(カード名はゼインが自分で言っているだけ)ので、再現の面で言えば読み取り機能が無い方が正解である。
代わりに、ライダー名の読み上げに関してはゼインプログライズキーのボタンで行うことで、ある程度の再現を可能にしている。
そして商品化に当たって注目されていたシュレッダー機構は流石に再現不可能だった(と言うかそもそもシュレッダー自体玩具に取り付ける機能としては怪我のリスクが高いかなり危険な代物である)様で、事前に装填されている裁断カードが下に移動するギミックで再現している(尚、装填したゼインカードはドライバーの下の排出口から回収可能で、事前に装填されている裁断カードの方は取り外し不可)。このギミックの関係かドライバー中央にはLEDが搭載されておらず、劇中のように装填したカードに合わせて発光することはない(上述のように個別認識機能は無いため、発光させる必要がなかったとも言える)。
余談ながら、付属する『ディメンション』のカードは裏面の表記が『MULTI VERSE』だが、実はアウトサイダーズ劇中での裏面の表記は『KAMEN RIDE』となっている。 どちらが正解か現時点では不明である。