豊かすぎと稔りすぎの象徴

ゆたかすぎとみのりすぎのしょうちょう

東方ロストワードにおける「豊かすぎと稔りすぎの象徴」とは、東方ロストワードに登場する並行世界の秋穣子の二つ名である。

概要

東方ロストワードのストーリー『第1回　新・月都万象展！』に登場する別世界の秋穣子。

該当シナリオではこの穣子があまりにも美しすぎるらしく、アリスが穣子の美貌に魅入られて暴走してしまった結果、作中での事件のきっかけとなった。

帽子の裏側が西行寺幽々子の帽子のようにヴェール状になっており、左側にもブドウが追加されているのが特徴的で、それ以外は通常の穣子と変わらない服装になっている。

全体の立ち絵では原作のような(両方左足の)裸足ではなく、足に樹木の根が巻きついているのが特徴。

また、巫女がよく使用する「神楽鈴」を手に持っている。

穣子のテーマ曲は、ジェリコの法則の「野蛮なお祭り」。

東方ロストワードによる新規書き下ろし楽曲で、原曲は「稲田姫様に叱られるから」。

気質は『秋日和』。秋らしく爽やかに晴れた天気のこと。

ショットの「馬頭観音の怒り」「荼枳尼天の祟り」の馬頭観音と荼枳尼天は、それぞれ五穀豊穣のご利益があるとされる、もしくはされていた神たちである。弾幕は驪駒早鬼と菅牧典の通常弾幕が元となっている。

馬頭観音（馬頭観世音菩薩）は、観世音菩薩の化身の一つで、頭上に馬の頭を載せた仏像。穏やかな顔が多い観音としては珍しく憤怒の形をとっている。民間信仰においては馬の守護仏としても祀られている。

荼吉尼天（ダーキニー）は日本では稲荷信仰と習合され、稲荷権現、飯綱権現と同一視されるようになった経緯がある。稲荷神に関連付けられて「稲の神」とされることも。

スペルカードは東方風神録からの採用。L1の穣子と同じだが、演出面の技術の進歩によって差別化されている。

また、秋符「秋の空と乙女の心」は秋符「オータムスカイ」、豊作「穀物神の約束」は豊符「オヲトシハーベスター」の強化版でもある。