秋田犬

あきたいぬ

秋田犬とは、日本犬の一品種。

概要

日本犬のうち唯一の大型品種。柴犬よりも大きいわんわんで、もふもふ。そして天然記念物でもある。

本来、天然記念物は「自然のままの姿でいることが望ましい」とされ、個人で飼育することを禁止されているが

秋田犬は「犬は人間と共生していた歴史が長く、人間に飼われている姿も自然である」という事で、例外的に飼育を許されている。

ちなみに秋田犬の中で一番有名なのは東京の渋谷駅前にいる奴である。また、このハチ公を含め、秋田犬のスタンダードな毛色は赤毛(茶色)であり、他には白色、虎毛がいる。

血統のルーツはマタギが熊猟に使うマタギ犬にあり、古くは大館犬(おおだていぬ)と呼ばれていた。明治時代に「秋田犬」が品種として登録された。

大きさ以外で柴犬と見分けるには顔の白い部分の面積、足の長さ、毛並みの厚さなどがポイント。

戦時中に生まれ戦後アメリカ合衆国に広く渡ったジャーマンシェパードとの交雑種は「アメリカンアキタ」と呼ばれ、本種とは区別されている。元は闘犬でもあったため力はとても強い。飼い主に非常に忠実で、番犬に向いている。

近年は「あきたけん」と呼ばれることも多いが、上記の通り古来から犬の品種名を「〇〇いぬ」と呼ぶ文化があることから、地元である秋田県内を中心に「あきたいぬ」と呼ぶ場合がある。

秋田犬というのは海外に非常に人気で、有名人だとスティービー・ワンダーとヘレン・ケラーは、このわんこが大好きで、ジャパニーズ秋田の方をわざわざ日本から輸入するほどである。また、近年はハチ公物語のリメイク作品HACHIが制作されたり、プーチン大統領、アリーナ・ザギトワ選手、朝青龍関への寄贈が知られるなど、年々海外での人気を更に高まらせている。

秋田犬の犬種保護を目的としている「秋田犬保存会」が昭和2年に設立されている。