概要
わさおは、鰺ヶ沢町で迷子であったところを、イカ焼き屋経営の壮年女性に保護される。初めは、白ライオンのような容姿から「レオ」と呼ばれていたが、2008年にある旅行者が鰺ヶ沢を旅行した際に書かれたブログにより、話題になる。旅行者が名付けた「わさお」という名前が、飼い主公認となる。そして、2009年初頭、自治体への正式な登録名も「わさお」と変更された。また、わさお主演で、フィクションの映画「わさお」が東映に制作され、2011年に公開した。
現在では、鰺ヶ沢町の特別観光大使、日本ユネスコ協会連盟の「世界遺産活動特別大使“犬”(ワンバサダー)」、2011年4月20日より任期が1年でJR東日本鯵ヶ沢駅観光駅長を務め、その後も毎年更新されていた。
飼い主のイカ焼き店の女性店主はここ数年体調を崩しており、店員やボランティアがわさおの世話をしていたが、2017年12月に飼い主は死去。その後は残ったスタッフや店主の夫らが面倒を見ていた。
2020年4月頃から高齢による衰弱のため立ち上がることができなくなり、同年6月8日17時54分、多臓器不全のため死去。推定13歳没。人間に換算すると90歳以上の高齢であった。
奇しくも天才!志村どうぶつ園にて何度も共演していた志村園長がコロナにより先逝してしまっていた事もあり、二人も天国での再会を喜んでいるに違いないと願いたい・・・・・
犬物像
おとなしいと思われることが多いが、実は荒っぽいという。秋田犬はもともと飼い主以外にあまり気を許さない性質があるので、もしわさおに会いに行くことがあっても眺めるだけにしたい。
実際長らく主人の女性店主以外に心を開かない時期もあり、2013年に主人が長期入院した際主人に会えないストレスで毛が抜けたのを見かねた店主の周辺が「わさおが一匹だと死んでしまうような状態になる」ことを心配し、「つばき」という妻犬を迎えた。幸いつばきとの仲はよく、スタッフの世話も受け入れるようになっていった。2016年からは、つばきの実家から預かったわさおと同じく長毛の秋田犬の子供の「ちょめ」を迎え暮らし始めた。
わさおのが秋田犬の血を引く事は確かだと思われるが、もとが捨て犬なので血統書は無い。また外見的に秋田犬の標準を満たしていないので秋田犬とは認められない。秋田犬は普通は短毛であるが、たまにわさおのような長毛の秋田犬が生まれることがある。戦前に樺太犬(南極に取り残されながら生き残ったタロとジロがこの樺太犬である)の血が入っているからだと推測されている。
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わさおが初めて紹介されたブログ。ここから話題となった。