「いかにも。
おまえも このワシに ひざまづくのだ……」
概要
ちなみに「ひざまづく」は誤字ではなく、本当にこう言っている。
黄金の王冠とビロードのマントを身に付けた緑色の顔をした人間型の魔族の姿をしているが、その正体は巨大な蜘蛛であり、ダメージが蓄積されて行くと徐々にその正体の鱗片を見せて行き、ある程度のダメージを与えて追い詰めるとその真の姿を曝け出すことになる。
作中の動向
“4つのクリスタルを手中にせし者、中央の高き塔に魔界の王として君臨し、世界を思うがままに支配できる…”という古の伝説を知り、それを実行する為に四天王と呼ばれる自身の配下(フレームサウルス、アイスゴーレム、ヒュドラ、パズズ)にそれぞれ『地』『水』『火』『風』の4つのクリスタルを奪わせて世界征服を企んだ魔王(そもそも、そんな伝説なんぞを残した人物は一体何を考えていたんだろうか?実践する方も大概だが…)。
戦闘
第一形態
「ふん よげんのゆうしゃだと? おもいあがるのもほどほどにしろ。
しょせんは ただのにんげん。
この ワシを たおせるとでも おもっているのか!」
ラストダンジョンである『さいごのしろ』の深淵部で待ち構えるダークキングの最初の姿。
この時はまだ本気を出していない為か人型の姿を保っているが、ある程度ダメージを与えると本気を出して次の形態へと変貌を告げる。
攻撃で特に注意するべきものはないが頻繁にクリティカルヒットで1000近いダメージを与えてくる『おうのつえ』にだけは注意したい。
第二形態
「ふん ゆうしゃのちからは そのていどかっ!
しょせん ワシの あいてでは ないわっ!」
腕が六本に増え、牙が生えた姿。この形態から自身の正体の鱗片を次第に見せ始めてきている。
6本の腕にそれぞれに『ミラーソード』『アイスサーバー』『ファイアソード』『ダークサーバー』『クェイクアクス』『エルフのゆみ』といった異なる武器を構えている。
ちなみに腕があたかも六本に増えたかのように見えるが、袖が6つもあるガウンを着ている所から元々マントの下に隠れていた腕が表に現れたという説が有力。
ここまでは単体攻撃ばかりなのでさしたる脅威ではない。もしもこの形態で苦戦を感じるなら最終形態には大苦戦を強いられるだろう。
第三形態(最終形態1)
「ゴゲゲゲェ しつこいやつらめ!
ワシの ほんとうのちから おもいしれっ!」
ダークキングの正体である大蜘蛛形態。ここから全体攻撃を使うようになる。
Lvがカンストしていても先手を取られる危険性がある為、『ダークホーリー』の連発には注意したい。
また、パートナーであるフェイにはステータス異常耐性が無い為、石化効果や混乱効果のある『きんのいと』『ぎんのいと』にも注意したい(フェイが石化した状態でザッシュがいと攻撃のクリティカルヒットを喰らってゲームオーバーになる事なんてザラである)。
全体攻撃である「ダークホーリー」や最強の単体魔法である「アシュラ」などを使うようになるため非常に厄介。特にアシュラは一発で1000近くのダメージを受けるので喰らえば確実に瀕死になる。素早さもかなり高いので回復しようとしたら先手を取られて……ということが頻繁に起きる。
出来ることならザッシュのレベルがフェイに追いつくくらいには鍛えておきたい。
第四形態(最終形態2)
腕の表皮が剥がれ落ち、赤色の触手が剥き出しになったグロテスクな最終形態。顔つきが険しくなり、瞳や肌の一部が赤くなっている。
厳密には最終形態である第三形態が弱って来た姿というのが正しく、攻撃パターンには何ら変化は見られない。
ちなみにその容姿から蛸っぽい姿と一部では揶揄されているらしい。
ここまで来ればあとわずか。回復を挟みながら全力攻撃するべし。
最後
主人公たちに忠誠を誓うように告げるも拒否されたことで激突となり、死闘の末にダークキングは敗北。跡形もなく爆発四散した。
かくして伝承の魔王は、予言の勇者によって討ち滅ぼされたのであった。
余談
さいごのしろのBGMはかなりカッコいいと評判であり、ラストダジョンの長い道中を盛り上げてくれる。
主人公であるザッシュがダークキングにケアルを掛けると、万単位のダメージを与えられるという有名なバグがある。
本作のケアルは使用者の魔力ステータスと、対象の最大HPに比例した回復量となっており、ザッシュの魔力ステータスが低いのと、ダークキングがラスボスだけあって本作最高のHPを持っているためオーバーフローが発生して起きるバグである。
そのため同伴者であるフェイでは魔力ステータスが高くてケアルを使ってもこのバグは発生しない。