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「このままだと せかいは ほろぼされる…… か。

 ……だまって ほろぼされるのは ごめんだ。

 よーし ダークキング

 まってろよ! オレが てめぇを ほろぼしてやる!」


概要編集

FFUSA主人公。世界を旅する16歳の少年。

ある日、「運命の丘」にて出会った、雲に乗った謎の老人から「勇者の素質」を見出され、そのまま成り行きで世界を救う使命を背負うことになる。以降、世界に散らばるクリスタルの力を取り戻し、魔王ダークキングを倒しに行くという勇者の王道ストーリーを歩む。


当初は剣(騎士剣)を用いて戦っていたが、旅先での仲間との知遇を経て斧や爆弾、鉤爪など様々な武器や魔法を使いこなすようになる。また、マップ上では何処ぞの配管工並のジャンプ力で障害物を乗り越える。


因みに「ザッシュ」という名前はパッケージの画面写真に書かれていたものであり、ゲーム内ではデフォルトで名前は付けられておらず空欄となっていた。デモ画面では「しゅじんこう」、説明書では「スクウェア」。

しかし、後年発売された『シアトリズム』や『ピクトロジカ』などの派生タイトルでは、改めて「ザッシュ」名義で登場している。

元々の海外版でも同様に名無しだったが、こちらは「Benjamin(ベンジャミン)」が一応の正式名となっている。


Pixivでは単に「ザッシュ」タグが使われていることが多いため、「ザッシュ FFUSA」等タグを組み合わせて検索すると良い。


外見編集

パッケージイラスト版(渋谷員子画)では、『FF1』のナイトや『FF5』のバッツと、初期のFFシリーズではテンプレとなった風貌。薄い青紫色の鎧を身に纏っており、胸の中央に青い宝石が埋め込まれているのが特徴。


性格編集

『USA』のタイトルに肖ったのか、その性格は良くも悪くもアメリカン。悩む、迷う、惑うとは無縁の人物。

魔王を倒し世界を救うという重責を(半ば強引に)背負うことになるが、その言動は常にあっけらかんとしたマイペースな人物。口調もサバサバとしており、とくに件の老人に対しては辛辣な物言いが目立つ。何気にクラウドFF7)の口癖である「興味ないね」を先んじて使用してたりする。


征く先々で再会する老人から次から次へと使命(厄介事)を押し付けられ、悪態を漏らしながらもしっかりとそれに従うなど、根はお人好しな模様。


また、老人が助言を伝えて風のように姿を消すと、しばし呆気にとられた後にカメラ目線で肩をすくめるアメリカンなジェスチャーを見せる。


実力編集

あらゆる武器と魔法を使いこなす作中屈指の勇者タイプ。それだけに劇中で仲間になるキャラクターの方がレベルが高めに設定されている。基本的には仲間の方が強いのでザッシュのレベルが追い付くまでは補助に回った方が効率は良くなる。


最強武器のエクスカリバーは群を抜く強さだが、最強の封印魔法フレアの方がずっと強い。しかし本作の魔法は、それぞれに回数制限が設定されているため回数を戻すアイテムが重要となる。

特にラスボス戦ではザッシュがひたすらフレアで攻撃、フェイが回復やホーリーを担当という風に戦うが、長期戦のため間違いなく回数が尽きる。ここから立て直しが出来るかどうかが勝利の鍵となる。


ちなみにザッシュの魔力は低めに設定されているのだが、フレアの威力はホーリーと大差ない。ザッシュのレベルが高くなれば上回ることも。これはフレアの威力が高すぎるためフェイのホーリーより強くなるのが理由。また仲間にはLvアップの概念がなく、加入時のステータスで固定される。

レベリングのついでに各地で装備品が手に入るのでザッシュを強くした方が冒険が楽になる。


ディシディア編集

ザッシュという名前のモーグリが登場する。元ネタは上記のFFUSA主人公。

こちらは一人称が「おいら」で、冒険好きだがかなり無鉄砲な性格。


シアトリズム/ピクトロジカ編集

デフォルメされたザッシュがプレイアブルキャラクターとして正式参戦。


関連タグ編集

FFUSA カレン(FFUSA) ロック(FFUSA) フェイ(FFUSA) レッド(FFUSA)


ザックス・フェアファイナルファンタジー7の登場人物。陽気でポジティブ、英雄になることを目指している青年。こちらもある少女との悲恋要素がある。


ラグナ・レウァールファイナルファンタジー8の登場人物。どこか抜けているのだがどこまでもポジティブのため憎めない青年。こちらも二人の女性から好かれていたが、大きな戦いを終えた後も再会することは叶わなかった。

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