概要
ある日、「運命の丘」にて出会った、雲に乗った謎の老人から「勇者の素質」を見出され、そのまま成り行きで世界を救う使命を背負うことになる。以降、世界に散らばるクリスタルの力を取り戻し、魔王ダークキングを倒しに行くという勇者の王道ストーリーを歩む。
当初は剣(騎士剣)を用いて戦っていたが、旅先での仲間との知遇を経て斧や爆弾、鉤爪など様々な武器や魔法を使いこなすようになる。また、マップ上では何処ぞの配管工並のジャンプ力で障害物を乗り越える。
因みに「ザッシュ」という名前はパッケージの画面写真に書かれていたものであり、ゲーム内ではデフォルトで名前は付けられておらず空欄となっていた。デモ画面では「しゅじんこう」、説明書では「スクウェア」。
しかし、後年発売された『シアトリズム』や『ピクトロジカ』などの派生タイトルでは、改めて「ザッシュ」名義で登場している。
元々の海外版でも同様に名無しだったが、こちらは「Benjamin(ベンジャミン)」が一応の正式名となっている。
Pixivでは単に「ザッシュ」タグが使われていることが多いため、「ザッシュ FFUSA」等タグを組み合わせて検索すると良い。
外見
パッケージイラスト版(渋谷員子画)では、『FF1』のナイトや『FF5』のバッツと、初期のFFシリーズではテンプレとなった風貌。薄い青紫色の鎧を身に纏っており、胸の中央に青い宝石が埋め込まれているのが特徴。
性格
『USA』のタイトルに肖ったのか、その性格は良くも悪くもアメリカン。悩む、迷う、惑うとは無縁の人物。
魔王を倒し世界を救うという重責を(半ば強引に)背負うことになるが、その言動は常にあっけらかんとしたマイペースな人物。口調もサバサバとしており、とくに件の老人に対しては辛辣な物言いが目立つ。何気にクラウド(FF7)の口癖である「興味ないね」を先んじて使用してたりする。征く先々で再会する老人から次から次へと使命(厄介事)を押し付けられ、悪態を漏らしながらもしっかりとそれに従うなど、根はお人好しな模様。
また、老人が助言を伝えて風のように姿を消すと、しばし呆気にとられた後にカメラ目線で肩をすくめるアメリカンなジェスチャーを見せる。
ディシディア
ザッシュという名前のモーグリが登場する。元ネタは上記のFFUSA主人公。
こちらは一人称が「おいら」で、冒険好きだがかなり無鉄砲な性格。
シアトリズム/ピクトロジカ
デフォルメされたザッシュがプレイアブルキャラクターとして正式参戦。