概要
「青春は、ほんものになるための戦いだ。」 (上巻)
「青春は、にせものだけでは終わらない。」 (下巻)
『化物語』のアフターストーリー。
上下巻2冊で構成され、サブタイトルは「かれんビー」および「つきひフェニックス」。
アニメ『偽物語』は、2012年1月から3月にかけてテレビ放映された。全11話。
解説
阿良々木暦高校三年生の夏休み、妹火憐と月火の二人に関わる怪異についての物語を、一人づつ上下巻に分け描く。
前作『化物語』からさらに雑談とサービスの比率が大きくなったファンブック色の強い作品。
ちなみに近い時期に書かれた前日譚『傷物語』では逆にシリアス色が強く雑談が少ない。
ひたぎさんがデレたり忍が喋りだしたりと、登場キャラの性質や中身、特に髪型など外観が大きく変わるのが印象的である。
ストーリー
かれんビー
直江津高校周辺に現れた怪異に関わった5人の少女の事件が解決して文化祭を終えた夏休みに、阿良々木暦は戦場ヶ原ひたぎによって学習塾跡に監禁されるところから物語は始まる。かつて千石撫子を苦しめていたおまじないを意図的に流行らせている詐欺師貝木泥舟が、再びこの町に現れたらしい。
つきひフェニックス
貝木泥舟との対決を終えた夏休みの外出中、阿良々木暦は影縫余弦と斧乃木余接と名乗る2人組のゴーストバスターと出会う。彼女たちの目的は、小さいほうの妹である阿良々木月火であった。
登場人物
主題歌
オープニングテーマ
「二言目」(第1話、第3話)
作詞 - meg rock、作曲・編曲 - 神前暁 / 歌 - 戦場ヶ原ひたぎ(斎藤千和)
「marshmallow justice」(第2話、第5話、第6話およびBD/DVD版第4話、第7話)
作詞 - meg rock、作曲・編曲 - 神前暁 / 歌 - 阿良々木火憐(喜多村英梨)
「白金ディスコ」(第8話、第9話、第10話、BD/DVD版第11話)
作詞 - meg rock、作曲・編曲 - 神前暁(MONACA) / 歌 - 阿良々木月火(井口裕香)
エンディングテーマ
「ナイショの話」(第2話 - 第11話、BD/DVD版第1話)
作詞・作曲 - ryo(supercell)/ 歌 - ClariS