概要
1939年にスオムスで様々な国のウィッチから編成されたスオムス義勇独立飛行中隊(スオムスいらん子中隊)が多くの戦果を挙げたのが世界各国の軍に高く評価され、各国は世界中の激戦区にて、それぞれの国から優秀なウィッチを募り編成した戦闘航空団を設立しようとした。しかし初めの内はどの国も自国のエースを他国に輩出させる事を躊躇したが、スオムスいらん子中隊を最も高く評価していた当時のブリタニア空軍のヒューゴ・ダウディング大将は、「ダイナモ作戦」にて優秀なウィッチがブリタニアに集結したのを機に首相のチャーチルに積極的に進言・尽力した結果、世界で最初に結成された統合戦闘航空団こと第501統合戦闘航空団、通称・ストライクウィッチーズが誕生した。設立メンバーに坂本美緒、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ、ペリーヌ・クロステルマン、ゲルトルート・バルクホルン、エーリカ・ハルトマン、ラウラ・トートがいた。ラウラは後に、ワイト島分遣隊に転属する。
第一期
西部方面統合軍総司令部に所属し、基地はブリタニアのドーバー海峡に設置され、ガリア奪還とガリアのネウロイの巣からブリタニアに侵攻するネウロイの防衛が主な任務である。ウィッチを快く思っていないブリタニア空軍のトレヴァー・マロニー大将の妨害が行われていた。新人の宮藤芳佳の軍の常識を超える行動によりウォーロックの発覚を恐れたマロニーにより一時解散に追い込まれるが、ウォーロックが空母・赤城と基地を攻撃して暴走したのを機にマロニー一派はミーナ達に拘束され、ストライクウィッチーズは基地に再び集結する。そして赤城と融合したウォーロックをストライクウィッチーズの活躍により撃破、それと同時にガリアのネウロイの巣が消滅しガリアを解放する。これを機にストライクウィッチーズは解散する。
第二期
1945年にヴェネツェアに突如ネウロイの巣が出現し、ヴェネツェアが占領される。アドリア海に元501メンバーが集結し、再びストライクウィッチーズを結成する。ヴェネツェア撤退戦で壊滅状態の第504統合戦闘航空団(504JFW)の穴を埋める形でロマーニャ近辺の遺跡の跡地に新しい基地を造り駐屯している。ヴェネツェアのネウロイの巣に対する最終作戦「オペレーション・マルス」の際は、戦艦・大和のネウロイ化が完了するまでの護衛と時間稼ぎをする任務をした。最終的には芳佳と美緒の活躍によりネウロイの巣を撃破し、ヴェネツェアを解放した。しかし、芳佳と美緒はこの戦いで魔力を失う。これを機にストライクウィッチーズは解散する。
劇場版
ロマーニャ解放後、カールスラントではネウロイの動きが半月もなかったが、ベルギカ上空でハイデマリー少佐が、ヴェネツェアでシャーリー達が監視網をすり抜けて突如現れたネウロイと交戦する。しかし、現れたネウロイはどちらも勢力圏外だったため、そのことでミーナは新たなネウロイの巣があるのではと警戒を強める。一方、民間人になった宮藤はヘルウェティアの医学校へ留学のため、服部静夏とともに欧州に訪れる。だが、ベルギカでネウロイ達が地中から出現し、ネウロイの大規模な攻勢が始まり、さらに電波妨害をされているため各地で孤軍奮闘を強いられ劣勢に立たされる。宮藤達も途中立ち寄った村でネウロイと遭遇、村を守りながら戦うも宮藤が重傷を負う。母艦型ネウロイが現れ、絶体絶命に陥るも静夏の決死の救援を求める声を聞き元501JFWメンバーが宮藤の元へ集結する。宮藤はインカムでみんなの呼び掛けを聞き立ち上がった途端、突然魔力が復活する。そして、美緒から「震電」を受け取り再び空へ飛び立ち、仲間達と合流し、母艦型ネウロイを撃破する。ハイデマリーから「カールスラントにネウロイの動きあり」と聞いたミーナは三度目の501JFWの結成をする。
所属ウィッチ
※第二期時点。◎は隊長、◯は戦闘隊長を指す。括弧内は、(出身国、階級)。
- 宮藤芳佳(扶桑皇国、軍曹)
- ◯坂本美緒(扶桑皇国、少佐)
- ◎ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ(帝政カールスラント、中佐)
- リネット・ビショップ(ブリタニア連邦、曹長)
- ペリーヌ・クロステルマン(ガリア共和国、中尉)
- ゲルトルート・バルクホルン(帝政カールスラント、大尉)
- エーリカ・ハルトマン(帝政カールスラント、中尉)
- シャーロット・E・イェーガー(リベリオン合衆国、大尉)
- フランチェスカ・ルッキーニ(ロマーニャ公国、少尉)
- エイラ・イルマタル・ユーティライネン(スオムス、中尉)
- サーニャ・V・リトヴャク(オラーシャ帝国、中尉)
脱退したウィッチ
- ラウラ・トート(オストマルク、少尉)