概要📀
チャージマン研!第16話『殺人レコード 恐怖のメロディ』で登場。
ジュラル聖人が作った兵器で、普通のレコードに見せかけ、聞いた人間を一気に老化・発狂させてしまう恐ろしいメロディを流す。作中で死者が出た様子はないが、『殺人レコード』と呼ばれている。
ちなみにキチガイ(気違い)とは平たく言えば精神疾患や知的障害等の差別的な表現。昭和後期まではわりと使われており、現在に至るまで「マジキチ」などのスラングに名残があるが、何かとうるさい昨今、チャーケニスト間の会話でもこの回について語るなら場所を選んだ方がいい。
第16話の概要
百年後の未来ではLPレコードブームが再来したようで、新しくできたレコード屋に大勢の客がところせましと並んでいる。
しかし、そのレコードを聞いた人たちは苦しみだし、顔が老化したかのように衰弱、果ては発狂してしまった。そうこの店の店員たちはジュラル星人であり、そのメロディで地球人を苦しめるつもりだったのだ。そして、そのレコード屋にキャロンが来店、ジョニーのレコードを買ったのだが、例のメロディに苦しみだしてしまう。
このままジュラル星人の思うツボかと思われたが、誤算があった。
それは『バリカン』の存在である。
彼はロボットであったために、殺人レコードのメロディが効かなかったのである。
そして、バリカンによってレコードは床に叩き付けられた。(その際にレコードは何故か発火し跡形もなく燃えた)何とか助かった研の一家。研は「ジュラル星人の仕業に違いない!」と確信した。
そして
「お前たち、よくもあんなキチガイレコードを!」
のセリフとともに例のレコード屋に入ってきた。研たちが無事だったと愕然する店員たち(もといジュラル星人)は逃亡する。そして、研も追いかけるが、ジュラル星人たちが研を挟み撃ちする。しかし、チャージマン研に変装するや否やいつものようにジュラル星人はあっさり倒された。
キチガイレコード概要
キチガイレコードのシーンで使われていたBGMはこの話以外にも度々使われている。
要はキチガイレコード用の専用曲はなく、レコード再生時に緊迫シーン用BGMを流用したものである(このBGMは『グロイザーX』等他のナック作品でも頻繁に使われていた)。
レコード店にいた客のセリフであった「素敵な宇宙人」と「バカッチョ金魚」という曲はのちに、公式サウンドトラックとして収録されている。
2011年7月からキッズステーションでチャー研が再放送されているが、残念ながらこのエピソードは放送されていない。流石に発狂のシーンや「キチガイレコード」の台詞はCS局でも放送NGだったのだろう。
ただDVDにはちゃんと収録されている上、CS局ですら弾いたこれらの場面もYouTubeでの公式配信でもピー音等の差し替えすらせずノーカット。何かとおふざけの多い超字幕では【吉害レコード】と表記された。
流石にキチガイなんて単語をそのまま使えるわけないのだが、ならばと当て字で押し通す辺りにナックのこだわりが見える(まあ元々「基地外」等の当て字によるスラングでごまかす文化はあったが)。
また、「マツコ&有吉の怒り新党」の「新・3大チャージマン研の突飛なエピソード」で紹介されたが、その際は「聴くと老化するレコード」と解説され、「キチガイレコード」のセリフは使われない等かなりオブラートに包んだ扱いであった。とはいえ、何かとうるさい昨今の地上波でこれを流したのはかなりすごい事なんDA。
※他は「頭の中にダイナマイト」、「蝶の大群が舞う」
更に2020年10月1日にCHUNITHMでコラボイベントが開催され、このBGMが収録される事となった。しかもmasterの難易度が13と無駄に高い。
余談
ゲーム『Minecraft』には複数のレコードがアイテムとして存在しており、ジュークボックスにそのレコードを入れるとそのレコードに収録されたBGMやSEがゲーム内で再生されるようになっている。
…のだが、そのレコードのうち"C418-13"というタイトルのレコードをジュークボックスに入れると、非常に不気味でオドロオドロしいSE(洞窟内の空洞音の詰め合わせ)が流れることから一部のマイクラファンの間ではこのC418-13のことをキチガイレコードと呼んでいる。
ルパン三世PART2第79話「ルパン葬送曲」では、キチガイレコードを聞いてしまった次元、不二子、五右ェ門がルパンの命を狙う。
関連項目
・派生タグ
よくもこんなキチガイイラストを!:チャーケニストには褒め言葉だが、何も知らない相手に送るとただの悪口でしかないので場所を選ぼう。