解説
ジュラル星人といえば、移住のために地球へ侵略してきた悪い宇宙人であるが、侵略の為の行動がときに人間たちを救うことになる事があった。
他にもX-6号やJ‐7号のように、研や人々との交流を経て、侵略に異を唱える等、単なる悪い奴らの集団ではなく、良いジュラル星人もいると言うことが分かる。
ジュラルに対して鬼畜な研と対比する形として、チャーケニストの間では聖人のようなジュラル、「ジュラル聖人」と呼ばれている。
また彼らは研の自宅を知っているんだけど、直接襲撃することは無いんDA。
専門的なことはともかく、「流星人間ゾーン」「世界忍者戦ジライヤ」等と見比べてみると、ジュラル聖人がいかに紳士的であるか、わかるだろう?
主なジュラル聖人
・第8話「ジュラル星人X-6号」のX-6号
→研の暗殺を命じられるも、研に助けられた恩から「殺せない、私には殺せない…」と拒否。
・第11話「地球を守れ」の魔王とジュラル星人全員
→アイアン星(巨大な隕石)から地球を守るため、研と協力した。
・第19話「銀行ギャング キャロンが危ない」のジュラル星人2人組
→キャロンを人質にしていた強盗を退治。ちなみにこのジュラル星人はその後わずか2秒で研に瞬殺された。
・第31話「危機!爆破1秒前」
→報酬目当てでコンサートホールに爆弾を仕掛けた白スーツの男に対し「お前みたいな人間は真っ先に消えろ」と抹殺。ちなみに彼は小泉ヘレン(この回に登場した聾唖の少女)の義父だが、彼女にも常に虐待を働いていた。
・第33話「僕のパパは時代おくれ?」
→時代遅れと馬鹿にされ、自殺しようとしたおさむ君の父親を思いとどまらせた。
首つり自殺に失敗したパパを待ち伏せ(先に枝に細工し失敗するように仕向けた可能性もある)、「手伝ってやろうかwww」とわざと挑発的な態度で怒らせ、自殺する気を失せさせた。
・第37話「ハイジャックをやっつけろ!」
→飛行機を乗っ取ったハイジャック犯を神父の格好をしたジュラル星人が始末した。
しかも「無益な殺生はやめなされ」など手を出す前に降伏を呼び掛ける一幕も。
・第41話「シンデレラの少女」
→継母と義姉にいじめられていたルミ子をパーティーに招待させただけでなく、三郎君との素敵な出会いまでも提供した。ちなみにその話でのジュラルの目的は、新型旅客機の設計図に工作をすることである。
(工作されていた場合かなりの被害が出た可能性があったとはいえ)誰一人襲撃していないのに研に殺害された。
かわいそうなジュラル星人…。
・第43話「カメラのファインダーを覗け!」のJ-7号
→街の人々を皆殺しにするために剣道の師範代として潜伏していたが、研や人々と交流することで感情が目覚め、任務を遂行しなかった。ジュラルに詰問されたときの台詞「心だよ!感情だよ!地球の人々は守りあっている!美しいものに、泣くことさえあるんだ!」は、迷言・暴言・問題発言ばかりの本作の中でも屈指の名言である。