データ
いりょく | 85(赤緑青、金銀、RSE)、100(DPt)、130(BW) |
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めいちゅう | 90 |
PP | 20(赤緑青、金銀、RSE、DPt)、10(BW) |
タイプ | かくとう |
わざ分類 | 物理 |
攻撃範囲 | 相手1体 |
直接攻撃 | ○ |
備考 | 技が外れると反動で自分がダメージを受ける(反動の基準は後述) |
英語名 | Hi Jump Kick |
とびひざげりの反動
赤緑青、金銀、RSE・・・本来相手に与えるはずだったダメージの8分の1を自分が受ける。
DPt・・・本来相手に与えるはずだったダメージの半分を自分が受ける。
BW・・・自分の最大HPの半分のダメージを自分が受ける。
内容
実は初代からあった技で、元々「とびげり」と共にサワムラーの固有技だった。
サワムラー自体、実在の人物をモチーフにしていたためネタ要素も強かったのかもしれない。
それでも「じごくぐるま」ぐらいしかなかった初代ではかなり驚異的だったのだが・・・
ちなみにとびげりもとびひざげりと仕様は全く同じで、とびひざげりはとびげりの上位互換にあたる。
しかし、第3世代でチャーレムも習得、専売特許を奪われる事となる。
第4世代ではルカリオも使えるようになり、威力が100に底上げされて強化された。
だが、とびひざげりよりも威力が高く、習得するポケモンもはるかに多かった新技「インファイト」と比べ人気はイマイチだった。
しかし、第5世代ではインファイトを超える威力130まで上昇し、きあいパンチに次ぐ高威力技に変貌した。
さらに、特性「すてみ」をもつポケモンならとびひざげりの威力がさらに1.2倍され、一撃必殺に近い火力にまで化けてしまう。
(すてみ自体は第4世代からあったが、サワムラーにしか付加されず、補正がかかっても威力120=インファイトと同値だったのでそこまで恩恵はなかった)
また、インファイトを使えず技不足に悩まされていたバシャーモにもとびひざげりが追加され、
新入りにもズルズキン、コジョンドと強力なとびひざげり使いが現れた。
このように世代ごとに強化されてきた技だが、第4世代の強化に伴い反動の方も1/8から1/2に増加され、
よりハイリスク・ハイリターンな技となっている。
第4世代ではハピナス相手に撃ったつもりが技を外し、反動だけで自滅なんて話も普通にあるのだ。
当然無効であるゴーストタイプに交代されたり、「まもる」を使われても技は失敗し、反動を受ける。
特にダブル、トリプルバトルで常用される「まもる」で反動ダメージが来るのは痛い。
流石に不味かったのか、第5世代では使用ポケモンの最大HPの半分となり、反動ダメージだけで瀕死になる
といった事は無くなったが、返しの攻撃でやられてしまうのでちょっとマシになった位である。
インファイトより高威力だが、外した時のリスクが非常に高いため易々と撃てないのが最大の欠点だろう。
さらに「じゅうりょく」を使う、または使われると技そのものを使う事が出来なくなる点にも注意したい。
前述通り元々はサワムラーの固有技だったため、この技を覚える格闘タイプは実はそこまで多くない。
格闘タイプの多くはインファイトを覚える種族の方が多く、殆どの同タイプはこの技とインファイトで実質的に主力技の派閥が分かれている。
ちなみに、この2つを両方覚える種族はバルキーの進化系(サワムラー、エビワラー、カポエラー)とルカリオのみである。