ポケモンの技の一種。
わざデータ
いりょく | 80 |
---|---|
めいちゅう | 100 |
PP | 10 |
タイプ | エスパー |
わざ分類 | 特殊 |
攻撃範囲 | 相手1匹 |
直接攻撃 | × |
追加効果 | - |
備考 | ダメージ計算を相手の防御で行う |
英語名 | Psyshock |
概要
エスパータイプといえば、攻撃が低く特攻寄りの特殊型ポケモンに偏っており、物理型はエルレイドやメタグロスなどかなり少ない。
しかも彼らは複合タイプである上、主力技はエルレイドはインファイト、メタグロスはコメットパンチといった具合にエスパーじゃない方のタイプの技が優先され、エスパー技は覚えさせてすらないケースも多い。
つまりほぼ耐性を増やす為にしか機能してないのである。
実はエスパー単で攻撃種族値が100以上のポケモンは全て伝説。
それも誰ひとりとして攻撃が特攻を上回っているものがいないため、やはり特殊型の方が優先されていた。
このようにエスパータイプ=特殊技というイメージの強さから特殊受けに交代されてしまう事が多く、あっさりハピで止まります状態にされるのが悩みの種だった。
そんなエスパータイプ達の救済として作られたのが、ポケモンBWで登場したサイコショックである。
威力だけ見ればただの劣化サイコキネシスだが、この技最大の特徴はダメージが相手の防御依存な点にある。
これにより威力自体は自身の特攻に依存しつつも、相手には実質物理ダメージを与えられる。
特に「サイコキネシス○発耐え」調整した特殊受けを使う相手の計算を狂わせるのに非常に有効。
この技の登場で特に涙目になりやすいのはドククラゲ、ベトベトン、ハピナスといった防御と特防の数値に大きな空きのあるポケモン。
実際、BW発売初期は「あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!『エスパーをいつも通りミラコやかげうちで狩っていたと思ったらサイコショックで返り討ちにされた』」という報告が相次いだ。
地味に唯一王もその被害者の一人。
ちなみにミュウツーにはサイコショックの完全上位互換かつ専用技サイコブレイクがある。
こちらは威力100で、カイオーガ級の化け物も2発圏内に持っていく凄まじい威力を持つ。
この技のせいで、上記に挙げた様なポケモン達は物理面の耐久調整を強いられる羽目になった。
だが、あんまりサイコショックばかりに注意を集中させてばかりいると、今度は裏の裏を突いてサイコキネシスが飛んで来る可能性もあるので油断は禁物。
ただ、ラティ兄妹の場合はタイプ一致特殊技が「りゅうせいぐん」で十分間に合っているのもあり、こちらの採用率の方が高い模様。
この技の弱点は威力がそこまで高くないので、物理面でもそれなりに硬いハピナス辺りは生半可な火力だとサイコショックでも突破しきれない事。
こだわりメガネやいのちのたまなどで火力増強した方がいいだろう。
なお、根本的には特殊技扱いであるため、ひかりのかべやミラーコートは普通に適用される。
最近では事前にひかりのかべを張るのが最も有効とされており、ある程度の対策は取られつつある模様。