概要
ジャズ/ポップギタリストのレス・ポール氏との共同開発でギブソン社が製作したギター。
ギブソン社初のソリッドギターでもあった。
バリエーション(生産完了モデルも含める)
- スタンダード 永遠の定番。金ラメから木目まで。
- カスタム 黒檀指板に金メッキのパーツで高級感を出した。
- ジュニア リア(ピックアップ)一発!ロッケンロー!
- スペシャル どうしても奥田民生のイメージ。
- デラックス なんか名前負け?
- スタジオ これならギブソンでも手が届く。質実剛健。
- アーティスト 特殊なサーキットが組まれたメカフェチ向け?
- シグネイチャー 日本人では松本孝弘(B'z)のものがある。
- クラシック 古メカ感?
- ロボット 最新鋭機。自動チューニング。
歴史
1952年登場。最初はシングルコイルピックアップを搭載したモデルだったが、1956年にハムバッカーピックアップを搭載したモデルを発表。
1958年から2年間生産されたモデルの中には、現在とんでもない高額のものもある。
1961年にモデルチェンジを受け、レスポールSGとなる。
その後、ブルースブレイカーズ時代のエリック・クラプトンがレスポールをマーシャル製アンプで鳴らし、現代に繋がるレスポール・サウンドを確立させた。
また、ジミー・ペイジやジェフ・ベック等といった名だたるプレイヤー達が挙って使用するようになったため、モデルチェンジ前のモデルの中古価格が高騰。
ギブソンも1968年から一部のモデルを再生産することとなった。
所謂“三大ギタリスト”の陰にレスポールありといった感がある。
やがてフュージョン・クロスオーヴァーやテクノ/ニューウェイヴ、L.A.メタルなどの勃興や安価な日本製楽器の登場で人気も落ちてきたが、1980年代末に入ってガンズ・アンド・ローゼズが登場。ギタリストスラッシュのレスポールらしい艶やかな音色とワイルドなプレイによって人気が再燃。
その後でも各地で使用者が増えていった。
近年“チェリー・サンバースト”の「スタンダード」はアニメ作品けいおん!の平沢唯が使用しているギター(ギー太)として更に知名度が高まった。
形状
(スタンダード、カスタムなど)
ボディトップはアーチ状に削られ、高音側だけが切り込まれたシングルカッタウェイ仕様である。
ネックには仕込み角を付けてセットされている。
搭載するピックアップは基本的にフロント(リズム)とリア(トレブル)の2つで、それぞれを3点切り替えのトグルスイッチで切り替える。
音質
ハムバッカーを搭載しているモデルなどでは、音は「太く甘い」と形容され、この音がハムバッカーピックアップの音の判定基準になっている事もままある。
ボディの形状から低音がよく出るが、反対に高音に欠ける。
一時期のHR/HMブームの時には通常装備されていたピックアップのカバーを外し、高音を稼ごうとする改造が流行した。
関連タグ
スカーレッドライダーゼクスキャラの名前として登場