概要
ポイズニーの弟であり、姉と同じ衝撃波が撃てる。
第13話からプリキュアの前に現れ、第21話で戦った。
ダークファイブ最年少。それゆえ、他のメンバーから小バカにされるシーンがあった。
とはいえ、戦闘能力はダークファイブの中でもかなり高い方である。
外見
オレンジ色のTシャツに、黒い短パン姿。プリズムストーンは黄色のシトリンを所持。
人間版には眉毛があるが、魔人版は無く、目が切れ長になっている。
5人の中では一番人間に近く、唯一ザケンナーを召還していない。
本編での行動
プリキュアに近付くため、容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能と、三拍子揃った転校生「入澤 キリヤ(いりざわ-)」の姿でベローネ学院男子部に潜り込む。
容姿で篭絡しようと2人に近づき、なぎさには好印象を与えたが、ほのかが意外に素っ気無かったために逆に気になり始めてしまう。
ほのか達と接するうちに次第に人間らしい心が芽生え、自分のアイデンティティーに疑問を持ち始める。
ポイズニーの作戦を過去2度妨害した。
そしてポイズニーの敗北とともにプリキュアとの決戦を決意。
魔人の名に恥じない強力な力で善戦するが、なぎさの一言で戦いを躊躇し、2人に説得されキュアホワイトにプリズムストーンを託し、自ら覚悟して闇に帰っていった。
この時のイルクーボの言った「お前たちは力で全てをねじ伏せる最強の戦士ではないのか?」という言葉は、ピーサード戦では力でねじ伏せることしかできなかった2人が、戦いにおいてもそれ以外の選択ができるほど成長したことを暗に示すものとも考えうるだろう。
闇に帰っていった後は、光と闇の狭間を彷徨っていたが、人間界と闇の世界との間に歪みが生じていたため脱出し、ドツクゾーンでの最終決戦に臨むプリキュアの前に再び姿を現した。最後は「自分の居場所を見つけた」と呟きながら、光に包まれるように消滅した。
悪意を持って主人公達に近づくも、逆に人間性が芽生えたり自分の知らない感情が生まれてきてしまい葛藤するという、後の満と薫(霧生満と霧生薫)そして東せつな(キュアパッション)や黒川エレン(キュアビート)へと至る、プリキュアシリーズにおいて定番となる改心キャラの礎を築いたと言っても良い最も大元のルーツと位置付けられるキャラクターである。良く言えば心が柔軟な証拠であり、悪く言えば脆いのかもしれない。
後にほのかは彼に瓜二つの少年と町で出くわしたが、それがキリヤ本人だったのかは不明。
上記の経緯からか、pixiv内のキリヤのイラスト数は、ドツクゾーンのキャラでは最も多く、キリほのというタグ名で雪城ほのかとのカップリングで描かれるものが多い。