概要
JR九州が裕福層向け団体列車『ななつ星in九州』専用客車として製造・配属した客車。コンセプトとなっている7にこだわり製造番号は7000番台が基本番台となっている。高級ホテル同様ドレスコードが指定されている(ジーパンやサンダルなどの普段着的な服装不可)車両があり、また「大人の空間」という位置づけのため乗車年齢制限も中学生以上となっており、小学生以下の子供を同伴しての乗車は不可となっている。
pixiv上では現時点(2013/10/18)においては営業運転開始(2013/10/15)から日数が経っていないためメイン画像の1件しか該当イラストがないが、いずれ他の鉄道イラスト同様当該車両のイラストや擬人化イラストなどが投稿され増えていくものと思われる。
仕様
車体は817系を基に台車は787系を基に設計・製造されており、走る高級ホテルとしてふさわしくすべく振動・動揺抑制の工夫がなされ、豪華な内装に高級感あふれる外装となっている。
電源装置(※1)がラウンジカー(※2)とダイニングカー(※3)の2両に装備されている。つづく4両が2人個室タイプA寝台車(3号車は車椅子対応)、最後尾がさらに上級の特別A寝台車となっており、最後尾側には大きな展望窓を持つ展望スペースがある。
乗車定員は28名(A寝台24名、特別A寝台4名)となっている。
形式記号に鉄道省および初期の国鉄以来、等級分け制度の変更により長きに渡って使われていなかった「イ」が使われた。重量記号は全車42.5t以上47.5t未満となる「マ」になっている。
牽引にはDF200-7000が専用機として製造され本列車の牽引にあたっている。
注釈
※1・・・詳細が不明なため推測になるがE655系の1号車床下ディーゼル発電機と同様の床下装荷型のディーゼル発電機ではないかと思われる。
※2・・・ロビーカー。77系ではバーカウンターやピアノが設置され、昼間は休憩場所、夜間はバーとして営業。
※3・・・食堂車
等級について
イ・・・旧1等車(1955(昭和30)年に二等級制に格下げ移行したため廃止されていた)
ロ・・・旧2等車→1等車(現:グリーン車、寝台車(分類記号:「ネ」)の場合A寝台)
ハ・・・旧3等車→2等車(現:普通車、寝台車の場合B寝台)
ちなみに
形式番号について説明するが、本来10の桁で7は戦災復旧車を表す形式である。だがこれは慣例であり、現在のJRではこれに沿わない形式の付け方も多く存在する。(例:JR四国の車両とか)