特徴
飛竜種の大型モンスター。初見殺しモンスターの代表格。
『モンスターハンターポータブル 2nd G』(MHP2G)で初登場し、通称は「迅竜」。
名前の由来はインド神話の蛇の神「ナーガ」と、ピューマの別名である「クーガー」から。
豹を思わせるしなやかな肉体と暗闇に紛れる暗色(原種は黒、亜種は緑)の体毛を持ち、獰猛かつ狡猾で、好戦的な性格の飛竜。獣に見えるが、列記とした竜である。
高音に弱く、特定のタイミングで音爆弾を投げると長い間怯む。MHP2Gでは視力が高いという設定だったが、MHP3では研究が進んだのか、視力が低いという設定に変更されている。
「迅竜」の名の通り、目でとらえられない程の素早い動きと風を切るような素早い攻撃が主体。基本的に攻撃力は低いが、一瞬で襲いかかる瞬発力と俊敏性はまさに脅威。
戦闘に慣れるまでは悪夢の如き戦いを強いられるが、慣れれば最高の刺激を与えてくれる相手でもある。
pixivではおそらくフルフルに次ぐ(特定作品を指すタグではないので正確な数は不明)作品の多さであり、
にゃるがくるがというタグの存在からも、ナルガクルガの人気を伺うことが出来る。
攻撃方法
ナルガクルガは、こちらを見つけるなり、溜めるような構えをしてからの連続飛びかかり攻撃、尻尾をぶんぶん振り回してから繰り出す尾棘飛ばし、MHP3より追加された、近くの外敵を一斉になぎ払う尻尾回転攻撃などで、執拗にハンターを追い詰める。
特に、唸り声をあげてからいきなりくるっと回転して繰り出す、尻尾叩きつけは特に強力で、怒り時(後述)では即死級の威力を誇る。
しかし、この攻撃をした後は尾棘が地面に刺さりしばらく動けなくなり隙だらけである。かわいい。
ちなみに、攻撃判定は一瞬であるものが多いため、回避性能スキルを付けると驚くほど被弾しない。前述した尻尾叩きつけすら当たらない。
中には回避性能なしでほぼ全ての攻撃を避け切る凄腕ハンターも。
怒り時
両目が赤く光り、さらに動きのスピードが高まるため、赤い眼光が尾を引く。
また、尻尾の鱗(尾棘と呼ばれる)がトゲ状に逆立ち、攻撃もより強力になる。
この時は、ある程度攻撃のパターンが固定され、それを読んで回避すればいくらか有利に立ちまわる事が出来る。
後述の通り、尾棘を逆立ててから尻尾を叩きつける一撃はどんなに防御力が高くてもほぼ一撃でやられるので注意。
MHP3では攻撃力が下方修正され、この攻撃で即死することはあまりなくなった。
亜種
『モンスターハンターポータブル 3rd』(MHP3)で初登場し、通称は「緑迅竜」。
水没林や、原種のいない孤島に棲息し、木の生い茂る場所で迷彩となる緑色の体色をしており、隠密性に優れていると思われる。
原種以上に俊敏かつ執拗に攻めてくる。また恒例の尻尾の叩きつけにフェイントを織り交ぜ2連続で仕掛けてくるなど、狡猾さも増している。
怒り時には原種以上にしつこくこちらへ連続で飛び掛ってくる。
下手に緊急回避をすると確実に被弾してしまうので注意。
また尾棘飛ばし攻撃も原種と異なり、威力は低いが喰らうと100%気絶するようになっている。また命中精度もやや高い。
余談だが、頭を部位破壊した時、潰れる眼が原種とは逆になっている。
希少種
『モンスターハンター3(トライ)G』(MH3G)にて登場。
通称「月迅竜」。そのため「ルナルガ」とよばれている。
体色は白というわけではなく、全体的に月白色がかった黒であり、腹部は橙色、頭頂部から背中にかけて白銀に輝いている。また尾棘と刃翼は紫がかっている。
その最大の特徴としてなんと……姿が消える。
オオナズチさんェ……。
ただ姿が消える原理はオオナズチと違なる。
オオナズチが古龍の不思議パワーで自分の体の光の透過率を操作しているのに対し、
ルナルガは月光を体毛で屈折させた上で、夜霧に自身の身体を紛れ込ませる事により姿を消しているのである。
クエスト開始時にこちらを発見していない状態でもルナルガが透明なのはこのためである。
「あいつが、ふっと突然目の前から消えたと思ったら、俺はやられていた…。
何が起こったのか、把握すらできなかった…
だが、今なら分かる。
あいつは、姿を消す力を持っているんだ!」
依頼主のハンターはドスタワーの持ち主なのだろうか?
時たま「唸り声を上げながら尻尾を振り回す」原種亜種にはない行動を行う。
この行動に攻撃判定は無いもののこれを行った後は尻尾の尾棘が怒り時のように逆立ち、その後は尻尾を用いた全ての攻撃で尾棘を飛ばしてくる。この尾棘、射程は無限、回転尻尾攻撃と叩きつけ攻撃の際では全方向射出、さらに毒のオマケ付きと嫌らしさ満点、距離をとって回復しようとしたところを狙撃され、毒でトドメを刺されるといった事例は後を絶たない。
また、前述したように戦闘中もステルス能力をフル活用してくる。具体的には原種亜種の「こちらの死角に回り込む」という動作の際に姿が消える。これだけでも中々厄介だが問題はそこではない、なんとステルス中はターゲットカメラが無効化される。ステルス状態で死角に回られ、必死にカメラで追っているうちに攻撃されるという流れはかつての旧密林ナルガを彷彿とさせる。慣れるとある程度の攻撃タイミングは掴めるようになる・・・と思いきやまれに明らかに滞空時間が長いことがあるため、下手に回避すると狙い撃ちで轢かれることも。
原種、亜種にあった攻撃後の隙がいくつか消えている上、このような特徴もあって原種亜種とは比べ物にならないほどの強敵となっている。
ナルガ武具
原種の武器はかつては優秀な斬れ味と会心率を持っていたが、日に日に弱体化されてしまっている。
亜種の武器は会心率が原種より低めorゼロであるものの、代わりに基礎攻撃力が高い。
そして、希少種の武器は攻撃力こそは原種同様やや控えめなものの、スキルで上げる必要もないほどの優秀な斬れ味と高い会心率を持ち、なおかつ毒まであるとんでもない性能を持っている。
希少種の武器は北斗七星を構成する七星の名を冠しているものがある。
武器名 | 由来 |
---|---|
七星槍【天枢】 | 天枢(ドゥーベ) |
七星大剣【巨門】 | 巨門(メラク) |
七星剣【禄存】 | 禄存(フェクダ) |
七星刀【天権】 | 天権(メグレズ) |
七星銃槍【玉衝】 | 玉衝(アリオト) |
七星剣斧【開陽】 | 開陽(ミザール) |
七星連刃【揺光】 | 揺光(ベネトナシュ) |
またそれ以外の武器には日食を意味する「エクリプス」の名が付く。
防具(通称「ナルガ装備」)は、モンスターの特徴を残すかのように、回避系やそれを補助するスタミナ系のスキルが発動し、「俊敏性」が強化される。
しかし、逆に別の回避能力やスタミナ管理能力や、攻撃力を下げるスキルがつくこともあるので注意。
そのためか防具で体を覆う部分は少なく、キリン装備と同じく露出度の高い衣装として知られている。
男女ともにデザイン性がよく、性能も良いため人気の高い装備である。
しかし、この装備は電気と炎に極端に弱く、水と氷に強い。(MHP2Gでは火属性、MHP3では雷属性に一番弱い。)
MHP2G、MHP3共に、ナルガが狩猟できる時と同時期、またはその後に登場するモンスターは強力な火・雷属性攻撃を仕掛けるモンスターが多い。(例:リオレウス、グラビモス、テオ・テスカトル、アグナコトル、ジンオウガ、ラージャンなど)
このモンスターの登場順を見れば、この防具で挑むには不利があるように見える…
が、ナルガ防具を纏う凄腕ハンターは「当たらなければどうということはない」の精神で、そのスキルを活かして炎ブレスも飛鳥文化アタックもひょいひょい避け切り、難なく狩猟を遂げてしまうのだ。
一方、希少種の防具は原種・亜種防具の弱点であった火と雷に耐性を得ており、特に雷耐性が高い。その代わり氷>龍属性攻撃に弱くなっている。
スキル構成も、斬れ味レベル+1(剣士)or装填数UP(ガンナー)、護法(麻痺、毒、睡眠を無効化するスキル)、剥ぎ取り達人、不運、挑戦者(相手が怒り状態になると攻撃力がアップするスキル)と、原種・亜種の防具とはスキル構成がまるっきり異なっている。
関連タグ
モンスターハンター モンハン MHP2G MHP3 MH3G
ベリオロス-共通点の多い白銀の飛竜