概要
コードオブジョーカー(CODE OF JOKER)とはデジタルカード40枚で構築されたデッキとキャラクター固有の特殊能力カード『JOKER』を駆使して戦うアーケードの形態をとった思考型デジタルトレーディングカードゲームである。2013年7月11日より稼働開始。
- データの記録方法
プレイの際はセガのゲーム用ICカード『Aime』にプレイヤーデータおよびデッキ(後述)を記録することができる。プレイヤーデータは作成されないがAimeが無くてもプレイ可能である。
- なお、Aimeはおサイフケータイ機能つき携帯電話やバナパスポートでも代用可能。
- サテライト筺体
ゲームプレイ用筐体。ネットワークを通じて全国のプレイヤーと対戦することができる。
料金はおおよそ全国対戦2ゲーム=300円。
- 正確には100円=ゲーム内通貨260GP、全国対戦1ゲーム=390GP。
300円または500円を一括投入すると数枚のカードをおまけで貰うこともできる。
- ターミナル筺体
カードパックの購入とAimeに登録されているカードを他のプレイヤーへプレゼントすることができる。
カードパックの価格は3枚パック=100円、8枚パック=300円(うちレア以上3枚が保障される)。
ゲームの特徴
ターン毎の行動時間制限
アーケードゲームという性質上、1ターンにつき45秒の時間制限が設けられている。決して長くはない行動時間であるため、プレイヤーの思考力と正確さが試される。
ただし後述のブロックやインターセプトの指定中は行動時間が進行しない。
JOKERシステム
ゲームの進行に応じてJOKERゲージが蓄積され、ゲージが上限まで蓄積されると使用しているプレイヤーキャラに応じて「JOKERカード」が1ゲームに一度だけ与えられる。
JOKERカードとはプレイヤーキャラの固有の特殊能力であり、使い方次第では不利な状況を打破できる可能性を持ったカードである。その性能については後述。
- JOKERゲージ増加条件は『ターン終了時に行動時間を余らせる』『自身がダメージを受ける』の2つ。
- 後述のライフがおおよそ1~2程度になると使用可能となる。
基本ルール
対戦の大まかな流れ
10ラウンド内(1ラウンド=先攻と後攻のターン1回ずつ)でユニットを攻撃させたりカードの効果を利用するなどしてお互いのライフ(初期値7)を削り合う。
勝利条件
- 相手のライフを0にする。
基本的にプレイヤーへの直接攻撃を7回決めることと同義だが、カードの効果などによりライフが減少することもある。
- 10ラウンド終了後相手プレイヤーより多くのライフを保持する。
アーケードゲームの性質上、最長10ラウンドのターン制限が存在する。判定勝ちも視野に入れてプレイしなければならない。
ただし、10ラウンド終了後のライフが同値だった場合は後攻の勝利となる。
デッキ構築
1組のデッキはジャスト40枚で構築され、同じカードは3枚まで投入できる。
カードの属性は赤黄青緑(+無色)の4種類あり、進化とインターセプトの使用条件に関係する。
デッキを構成するカードの種類
- ユニットカード
いわゆるモンスター、クリーチャー。赤黄青緑の4属性のうちどれか1つの属性と戦闘力を示す『BP』、そしていくつかの能力を持つ。
ユニット同士で戦闘になったときは単純にBPが多い方が生き残るが、プレイヤーアタックの場合はBPの大小に関わらず1ライフダメージとなる。
- ユニットは同時に5体まで場に出すことができる。6体目を出したい場合は戦闘などで破壊させるか任意でユニットを捨てる『撤退』を使うなどして空きを作らなければならない。
- 進化カード
進化カードを同属性のユニットに重ねることで強力なユニットへ進化させることができる。同属性であれば戦士族や珍獣族などの種族は問われない。
また進化したユニットにまた別の進化カードを重ねることも可能である。
- トリガーカード
条件を満たすと自動発動するカード。任意に使うか否かを選択できない点に注意。その代わりCPコストの支払いは不要である。
- インターセプトカード
条件を満たせば使用できるカード。トリガーと違い任意で発動させないことも選択できる。ただし、属性がある場合は同じ属性のユニットが場に出ていないと使用できない。
- トリガー、インターセプトを使用するときは先に『トリガーゾーン』にセットする必要がある。トリガーゾーンにセットできるカードは4枚まで。
- 注釈:CP(キャパシティポイント)
トリガー以外のカード(JOKER含む)にはCPと呼ばれるコストの支払いが必要となる。強力なカードほどCPの消費は多くなる。
CPはターンの初めに一定量補充され、カードの効果によっては増やすこともできるが、持越しはできない。
詳しいルールは公式サイトかサテライト筺体でチュートリアルをプレイすることにより確認できる。
プレイヤーキャラ
キャラクターは皆「エージェント」と呼ばれ、それぞれが大アルカナをモチーフとした特殊能力カード「JOKER」を持っている。また、エージェントたちは今のところ全員同じようなデザインの手袋を着用しており、その甲にはJOKERのモチーフとなる大アルカナと同じ番号が書かれている。
緋神仁(ひかみ じん)
C.V 羽多野渉
主人公。
ポーカーをたしなむ私立探偵。ただし、彼の元に依頼は滅多に来ない様子。
カードゲームキャラらしく強運と鋭い直感の持ち主であり、これで幾多の窮地を切り抜けてきたという。
とある事件を追っている内に電脳空間に巻き込まれ命の危機に瀕したが、綾花に助けられ、同時に自身にエージェント適正があることを知らされる。
一見クールに見えるが、その実結構熱血キャラな一面も併せ持つ。
また、ソファで寝たり食事が外食ばかりだったり不摂生なところもある。
- JOKER:DEATH CP5
対戦相手の全てのユニットに5000ダメージを与える。弱小ユニットはこれで一掃できるが、大型ユニットも各種ダメージ系カードと併用すれば仕留めることも可能。
御巫綾花(みかなぎ あやか)
C.V 伊藤かな恵
(参考画像左)
ヒロイン。
国家情報防衛局幹部の父を持つ大学1年生。
礼儀正しい生真面目な性格だが、どちらかといえば元気キャラの性質が強い。お嬢様属性もあるように伺える。
エージェント適正のある人をスカウトして回っている。OPムービーの前半で出突っ張りなのはこの為。
緋神の元に幾度となく現れ、エージェントへの勧誘と緋神の食事の調理を行っている。
料理の腕には自信があるように見えるが、その味は悲惨の一言。栄養学科の友達にアドバイスをもらっておいてこの有様である。
- ジョーカー:JUSTICE CP4
自分の全ユニットの行動権を復活する。相手がブロックで疲弊したところにもう一度全軍突撃するもよし、相手の攻撃に備えるもよし。
星光平(ほし こうへい)
C.V 谷山紀章
バンドマン。
担当はギターとボーカル。自身の音楽で人々を幸せにするのが夢だと語る。
一見軽そうな人間に見えるがその実赤貧生活の中義妹をがんばって養っている苦労人でもある。
……が、公式ノベルの挿絵や行動を見る限りシスコンの疑いがある。
ゲーム中では事ある毎にギターを弾くモーションを見せる。なんと負けた時にもわざわざ弾いてから倒れる。
- JOKER:THE STAR CP4
相手のユニットを2体まで、ランダムで手札に戻す。破壊はしないので後述のTHE EMPERORと比べると見劣りするが、CPコストが後述のTHE EMPERORと比べ1少ない点と『破壊しない』点をうまく活用したい。
鈴森まりね(すずもり まりね)
C.V 加藤英美里
露出担当。
児童養護施設出身ではあるが、それを微塵に感じさせない明るさを持つ。
ゲーム中カードを使用しないときは常に踊っており、うざかわいいと評判。
明言はしていないが、後述の山城のことは嫌いな様子(公式によると、嫌いなもの:アフロのおじさん)。
- JOKER:THE MAGICIAN CP2
カードを手札が7枚になるまで引く。JOKER自体でユニットに直接影響を与えることができないが、引いたカードによって次の戦略を決めることが可能な流動性を持つ。CPコストが軽いのも特徴。
山城軍司(やましろ ぐんじ)
C.V 藤原啓治
元陸上自衛官。不慮の事故が原因で退役し、現在は戦場カメラマンを生業としている。目元の傷はおそらく自衛隊時代の名残。
その豊富な経験に基づく判断力は非常に高く、エージェントたちの兄貴分として信頼されている。
ただしそれはエージェントとしての話であり、一人の男としては無類の女好きの一面が災いしてあまり評価は芳しくない。
女好きとは言ってもプレイボーイではなく自衛官出身=女ッ気の無い世界で過ごし続けたせいで性欲をもてあましているだけである。
綾花の通う女子大に侵入してしまう程のもてあましっぷりである(この件で後に緋神に確保されている)。
- JOKER:THE CHARIOT CP3
自分の全ユニットの基本BPを+5000する。この効果はターン終了時に終わらない為、ユニット除去手段がないと相手はそのまま巨大ユニットたちに圧殺されてしまう。Aime登録時に入手するスターターデッキとの相性が良く、初心者向けとされる。
京極院沙夜(きょうごくいん さや)
C.V 井澤 詩織
霊媒師の家系であり、自身もとても霊感が強い。幾度と無く死者の魂と会話をしてきている。また、厳格な家の方針もあり年不相応に発言が達観している。
よってロリババアではあるが若返りや変身などではない正真正銘の中学3年生、14歳である。一人称は『わし』。
着物の裾から覗く黒ストが年不相応にエロいと一部で評判である。
- JOKER:THE MOON CP1
相手の手札をすべて破壊する。THE MAGICIAN同様局面に直接影響を与えられず、手札の消費が激しい相手には効果が薄いが、逆に手札を溜め込むプレイヤーやJOKERを温存するプレイヤーにはそれらの使用を急かすことができ心理的プレッシャーが強烈。
黒野時矢(くろの ときや)
C.V 岡本 信彦
孤高の天才。
ハッカーであり、この電脳空間と関係があるとされる秘密を持つという。
彼のみ、職業欄に『高校2年生?』と疑問符が付いている。謎多き存在である。
天才少年ハッカーなだけあってかなり無愛想だが、そこがよいとその手の方々に評判がある。
- JOKER:THE EMPEROR CP5
相手のユニットを2体まで、ランダムで破壊する。ランダムである分同じCPコストのDEATHと比べて信頼性は今一だが、BPが6000だろうが10000だろうが破壊するメリットはそれを補って有り余る。
関連リンク
http://coj.sega.jp/ (ゲーム公式サイト)
http://dengekionline.com/pr/coj/ (公式ノベル。電撃オンライン内)
関連タグ
アヴァロンの鍵 (同作のモンスターがユニットカードとしてゲスト参戦している)