作品解説
2003年に稼働を開始した。アーケードゲームで本格的なトレーディングカード的要素を持ったカードゲームの草分け的存在である。
カードを使ってマスを移動する、いわばカードゲームとボードゲームの融合作。昨今のアーケードカードゲームと違いアクション要素がなく、読み合いによる戦術要素が特に大きなシェアを占めている。
デッキ構築の幅も広く、多種多彩なデッキが組める。
オンライン環境がなかったことなどから後続の三国志大戦やQuest of Dに押される形で姿を消していった。
が、一部店舗では稼動を続けており、現在も定期的に店内大会が行われている。
概要
4人のプレイヤーが鍵を持つ1人(ホルダー)とそれを追う3人(チェイサー)に分かれ鍵を奪い合う。
チェイサーはホルダーの鍵を狙い、ホルダーはそれをかわしつつゴール(賢者の城)への入城を目指し、
それぞれがモンスターの力を借りて移動し戦闘する魔導試験。
プレイヤーは魔法学校「魔導アカデミー」に入学した生徒としてこれに参加し、一人前の魔導士を目指す。
登場人物
カルノ(cv:赤石直樹)
ドラゴンサマナーの血筋を受け継ぐ竜使いの少年。明るく元気のあるキャラクター。
野望を持ったドラゴンサマナーが表舞台に現れるのを防ぐ為、伝説のドラゴン「鉄の竜」を従えるべく鍵を求める。祖父の言付に従い「魔導アカデミー」へと向かう。
頭の大きな角は装飾品。
ローザ(cv:高野直子)
鍵に深い関わりを持つ“鷹の王国”の姫君。千年前に封印された悪魔の復活を阻止すべく、魔術師の登竜門である魔導アカデミーの門戸を開く。
ヒロイン的位置付けのキャラクターの一人で、露出度の高いセクシーな衣装に身を包み、重い宿命とは裏腹にゲーム内ではとりわけ華に満ちた存在となっている。
アリューシャ(cv:田坂秀樹)
由緒正しき王国騎士の家系に生まれ育った青年。常に冷静沈着、そこはかとない悲壮感を漂わせる。
惨劇を呼び寄せるという一族の運命に抗い、力を求め鍵を追う。
全キャラクターの中でも屈指の美形キャラでユーザーからの人気も高い。
コッペリア(cv:釘宮理恵)
森に住む、あるおじいさんに作られた人形の少女。
おじいさんの死後、自分があと1年で動かぬ人形になってしまうことを知り
鍵の力で人間になることを願って魔導アカデミーへ。
性格は純真そのものであり、森で共に育った珍獣らを大切に思っている。
道化師のようにも見えるロリータチックな服装に身を包む。
イーノ(cv:福圓美里)
わずか5歳の頃から魔導の才能を発揮していた天才児。子供ながら魔王の召喚をいとも簡単にこなすなど、並外れた素質を持つ。
反面、好奇心から邪心族と契約を結ぼうとするなど年相応の危うさをも秘めている。
自身の力試しとして鍵の入手を目指す。
シズマ(cv:小西克幸)
幼い頃から海で育った肉体派の青年。恐れを知らぬ兄貴肌の男。
豪快かつ潔い男らしい性分の裏で自分の生まれが分からないことを気にかけている。
海底深くに沈んだ遺跡に自分のルーツを求め、鍵の力でそこへ至ろうと考える。
手なずけた海洋族を友と呼び使役する。
ディアラ(cv:中島沙樹)
魔導アカデミーで生徒副会長を務める女生徒。
ディアドラ校長と深い関わりがあり、彼女から授かった精霊「バルキリー燕」と共にその使命を分かち合う。
学内の秩序を保つ立場にあるが、面倒見のよさから堅苦しさを感じさせない。
ダグリス(cv:山口隆行)
魔導アカデミーで生徒会長を務める優等生。
日本刀を差した志士・武人然とした出で立ちで学内の生徒に檄を飛ばしている。
模範的生徒として戒律を重んじる姿勢を崩さないが、学業の外では至って穏やかな性格。
理事長ダグダの孫であり、実はカエル。油断すると時折鳴き声を口走ってしまう事も。
ディアドラ(cv:玉川紗己子)
大きなドレスに身を包んだ魔導アカデミーの若き校長。
その経歴は定かではないが、魔導の研究に尽力し常に生徒を優しく厳しく見守っている。
NPCとして強力なデッキで参戦してくる他、一定条件でプレイヤーも使用可能。
ダグダ(cv:飯塚昭三)
魔導アカデミー理事長。見た目はカエルそのもの。
戒律、秩序を重んじながらもユーモラスな言動を忘れない指導者。
NPCとして強力な?デッキで参戦してくる他、一定条件でプレイヤーも使用可能。
モンスター
魔導世界に生息する存在。
イラストに加え、それぞれに戦闘演出があるなど凝った演出がなされていた。