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ブリガロン

ぶりがろん

ブリガロン(Chesnaught)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
目次 [非表示]

基礎データ

全国図鑑No.0652
セントラルカロス図鑑No.003
ブルーベリー図鑑No.211
ローマ字表記Brigarron
ぶんるいとげよろいポケモン
タイプくさ / かくとう
たかさ1.6m
おもさ90.0kg
せいべつ87.5%♂・12.5%♀
特性しんりょく:自身のHPが1/3以下になった時、くさタイプの技の威力が1.5倍になる
隠れ特性ぼうだん:砲弾系の技(「~ボール」・「~(ばく)だん」・「~たま(だま)」・「~ほう」・「~ボム」・「~マシンガン」とついた技)を無効にする
タマゴグループりくじょう

進化

ハリマロンハリボーグ(Lv.16)→ブリガロン(Lv.36)

笑って笑って〜!


各言語版での名称

英語Chesnaught
スペイン語
イタリア語
ドイツ語Brigaron
フランス語Blindépique
韓国語브리가론
中国語布里卡隆
ロシア語Чеснот
ヒンズー語चेसनॉट
タイ語บริการอน

概要

第6世代『ポケットモンスター X・Y』に初登場したポケモンで、ハリマロンの最終進化形態ポケモン。


身体は進化前から変異して、ガッシリとした体系ながらスマートな人型に近くなった。…とは言え元はハリマロンなのでタマゴタイプは「りくじょう」のみ。

上半身を覆うように大きな鎧のような殻を有しており、そこから大きくトゲが突き出ている。トゲが甲羅や腕に移動したため頭からトゲがなくなり丸い頭になった。

背中と甲羅の間にはかなり隙間があり、フィギュアやぬいぐるみでもしっかり再現されている。


最初はハリネズミだったのが、いつの間にかアルマジロに近い形態となってしまった(アルマジロの語源はスペイン語で「武装したもの」と言う意味を持つ「armado」)。

なお、球体にはなれないものの「ころがる」や「メタルクロー」など爪系の技をそれなりに覚えるあたり、アルマジロが実際に参考にされていたとしてもおかしくはないか。


体当たりで50トンの戦車をひっくり返すパワー。ただし屈強な見た目に反して穏やかな性格でとても仲間思いなポケモン。仲間がピンチになると、身を挺してかばうこともあるという。

設定画によると甲羅には弾力がある。

腕はそれぞれ半円状に広げることができ、それを顔の前で両腕組み合わせて防御のポーズを取る事で、顔から胸を覆う円形の盾を作り出すことができる。その防御力は相当なもので、爆弾の直撃も防ぎきるほど。かなり盾を展開する速度が速いので一瞬で盾を生み出すように見えるが、ホームボタンを連打する等してじっくり観察するとどのように盾を作り出しているかが良く見えるはず。

(『ORAS』の図鑑ではアニメーションを一時停止できるようになったので、観察しやすくなった)


バイオレットの図鑑説明ではトゲの拳で相手を叩きのめす能力があると解説されており、事実『XY』でも作り出した盾からトゲを生やすのがニードルガードのモーションであり、かつてはニードルアームも覚えられたのだが、残念ながら第8世代以降は「ニードルアーム」が廃止されてしまったので半ば矛盾した設定となっている。

一応、「アームハンマー」と「ウッドハンマー」は続投しているので、これが「ニードルアーム」の代わりなのだろう。


アニメつるのムチを使う時は、ハリマロンとほぼ同じく首の後ろの方から出している。

意外にも遠距離の攻撃手段を多く持っており、装甲から突き出たトゲからミサイルばりは発射する他、タネマシンガンうちおとすなども覚える。


名前の由来

  • 名前の由来はおそらく「ブリガ(ブリガンダイン:人間の胴体などを覆う鎧の一種)+ロン(マロン:仏語で)」と思われる。
    • ちなみにドイツ語でも日本語名とほぼ同じ表記となっている。
  • 英名などでは「Chesnaught」と呼ばれる。
    • 「chestnut」(英:栗)+「dreadnought」(英:恐れ知らず、転じて「弩級戦艦」)に由来すると思われる。
  • フランス語名では「Blindépique」
    • 由来は「blindé」(仏:装甲で覆った)+「épine」(仏:棘)+「cuirass」(仏:鎧)あたりか。

ゲームでの特徴




  • 第8世代では未登場。


性能

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
88107122747564530

ブリガロンに進化すると、くさタイプ御三家初のかくとうタイプが加わる。これにより、ひこうタイプの技で攻撃されると、タイプの相性により受けるダメージが4倍となる。

ちなみに、くさ・かくとうタイプの組み合わせはが存在している。


能力としてはHP・攻撃・防御に重きを置いた物理重戦車タイプ。

主な攻撃技は「ウッドハンマー」、「アームハンマー」など。


反動を気にするならば「タネばくだん」や「かわらわり」が候補に上がる。

サブウェポンも実はそこそこのタイプ範囲のものが揃っており、「ストーンエッジ」、「シャドークロー」、「ジャイロボール」、「じならし」、「じしん」、「どくづき」、「いわなだれ」、「ローキック」、「つばめがえし」、「ドラゴンクロー」と意外な技まで覚える。


この手のポケモンはきあいのタスキでターンを稼がれると苦戦しやすいが、「ニードルガード」や「フェイント」でタスキ潰ししやすいのが強み。「のろい」や「ビルドアップ」などのステータス強化や「やどりぎのタネ」回復技も豊富に覚えるのでサポートや長期戦も得意。

一方特殊面は期待できるほど高くはなく、素早さもくさ・かくとう複合の中では2番目に低い。

とは言えブリガロンは特殊技の習得が非常に少ない為、特攻は捨てても問題ではない。


専用技(だった)「ニードルガード」の習得者。

まもる」の効果に加えて、直接攻撃を受けた場合ダメージを返せる優れもの。これに「やどりぎのタネ」も合わせると厄介極まりない相手になる。

但し前述の通りブリガロンは物理耐久に優れている為、相手の攻撃を受けて殴り返した方が効率がいい場合もある。この辺は戦術次第である。


隠れ特性は「ぼうだん」。詳しくは特性のページを参照。

このポケモンの場合、弱点であり自身も習得できる「ヘドロばくだん」を無効に出来るのが強みで、タイプと相まってメガフシギバナを止める事が可能となる。

『XY』ではこちらも有効打が無かったが、『ORAS』で対抗策となる「しねんのずつき」を習得できるようになり、言葉通りメガフシギバナの天敵の1体となった。

但し「めざめるパワー」や「ベノムショック」には要注意。


総じて覚える技の範囲も広く、能力値も良好なバランスであり特性も優秀と綺麗に揃っているため、対戦での活躍も期待できる優秀なポケモンといえる。

ネックとしてはやはりそのタイプ故の弱点の多さだろう。特にひこうタイプフェアリータイプが環境を席巻してる今ではなかなか動きづらい環境となっている。

しかしスペック自体が優秀なのは紛れもない事実なので、使い所を間違えなければかなりの活躍をしてくれるポケモンであるのは間違いない。


ORASでは教え技として「かみなりパンチ」、「アイアンヘッド」、「アイアンテール」、「しねんのずつき」、「てっぺき」、「けたぐり」、「ドレインパンチ」、「こうごうせい」、「いたみわけ」、「がむしゃら」、「いかりのまえば」といった技を習得し、サブウェポンやサポート技の選択肢が広がった。


第9世代

テラスタルの力を発揮し散々抑圧され苦しめられた恨みと怒りが爆発したブリガロンがトレーナー達の前に立ちはだかる事となる。

なお、ブリガロン自体も「ドレインパンチ」、「はらだいこ」、「こうごうせい」といったレイドで有用な技を一通り覚えられるため、調整次第では彼自身もレイド攻略用のアタッカーとして活躍が見込まれる。ただ、4倍で受けてしまうひこう技を筆頭に弱点が多い上、自身の素早さも低く、限界まで強化しても相手に先手を取られる可能性も高いため、そこをどうリカバリーするかが運用上の課題となるだろう。


この世代では2世代ぶりにヒードランとの相性補完コンビ「ブリガドラン」が復活。新たな「どくびし」サポーターとしてオオニューラマスカーニャキラフロルなどが追加され、個性に磨きがかかった。

本人も種族値に噛み合った「ボディプレス」を新規習得。耐久戦術を取りながら火力を引き出す事も容易になった。

多弱点多耐性からテラスタルとの相性も良く、主に良耐性のみずやおにびに強いほのおが選ばれる。

更に環境的にひこうタイプが衰退しているのも追い風であり、シリーズ8の採用率は50位台と今までの不遇を考えると劇的に立場が改善された。ちなみにこの順位、あのエースバーンよりも上である。

環境のせいで苦しめられ続けてきたブリガロンだが、ようやくそのポテンシャルを十二分に発揮できる地に降り立てたと言えるだろう。

そして当の追いやった元凶はテラスタルにより絶滅レベルにまで追い込まれている。

更に元凶にピンポイントで刺さるはやてがえしが実装。

最早不遇ポケモンの姿はそこには無かった。


あまり話題にならないが、先ほど上げた習得技以外にもテコ入れが入った。

けたぐり」や「かみなりパンチ」、「ドレインパンチ」といった教え技だった技がわざマシンで習得可能になったり、「かみくだく」や「インファイト」、「グラススライダー」、「はたきおとす」、「10まんばりき、「きしかいせい」(こらきしコンボも可能)など一致技やサブウェポンが充実するようになった。反面、「ばかぢから」は没収となった。

なお、習得したところで使い道はないが、「マジカルリーフ」や「リーフストーム」の習得により、葉っぱを飛ばす術も覚えたらしい。


ちなみにどうでもいい話だが、イメージに合った「ニードルアーム」は没収に伴い習得不可能になってしまった。


使用トレーナー

ゲーム版

※1 最初のハリマロンを進化させた場合

※2 主人公がケロマツを選んだ場合

※3 主人公がフォッコを選んだ場合、「ポケモンマスターズ」でのバディ

※4:DLC『藍の円盤』から


アニメ版


漫画版


番外作品

ポケモンマスターズ

  • サナ&ブリガロン
    • 2023年1月の「悪の組織カロス編」に合わせて実装。
    • 「ニードルガード」で防御状態になり、そのあいだに受けた技のダメージを無効にするサポートロール。パッシブスキルの効果で、防御状態で相手の技を無効にした時、味方全員の防御と特防を1段階上げ、自分のわざゲージを3増やすことができる。

アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ


  • XY108話のブリガロン
    • 森が枯れ果てた荒野で、植物の研究と森の復興に努めていたイチガヤと仲の良かったポケモンで、彼が亡くなった後は遺品のロボットのロボンと共に荒野を耕していた。最初はサトシ一行に襲いかかるが、説得した後にサトシたちに協力する。



  • アランのブリガロン
    • 新無印第115話ではアランの手持ちとして登場。キョダイマックスしたダンデゴリランダーに圧倒されるが、ジャイロボールでダイジェットを受け流すという裏技を見せていた。しかし、アクロバットでトドメを刺される。
    • アランといえば、マノンハリさんというハリマロンを手持ちにしているが…?

ポケモンジェネレーションズ

  • 18話でカルムのパートナーとして登場し、AZとのポケモンバトルでゴルーグを倒している。

漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

  • エックスのマリソ
    • 性別:♂・特性:しんりょく
    • 性格:がんばりや・個性:ちょっぴりごうじょう
    • 元々は「エックスが外に出るきっかけになれば」とのトロバの計らいでプラターヌ博士から預かっていた三匹の内の一匹。
    • アサメタウン襲撃等の一連の騒動の中でトレーナー未定のまま旅に連れていたが、メイスイタウンで改めてエックスの手持ちにすることをティエルノが提案し、二度目のフレア団の襲撃を受けた際にはエックスの指示をすぐに理解してフレア団のホルードを倒した。
    • 「オレの手持ちになっていいことなんてない」と初めは仲間にするのを拒んでいたが、後の話によれば「(ニックネームを)なんてつけるかずっと考えてた」らしく、実は最初から手持ちにする気満々だった模様。(本人曰く「自分が心に決めていることなんでもかんでも正直に話す人間ばかりとは限らないし―――」とのこと)。
    • ニックネームの由来はハリマロンのフランス語の名称「Мarisson(マリソン)」から。
    • サラメとの修行でハリボーグに進化。クセロシキとの戦いではカラマネロの「さいみんじゅつ」で体の自由もままならない中、攻撃で傷付きながらもブリガロンに進化しボールに閉じ籠ったサラメ(リザード)を戦いの要と信じて守り抜き、サラメも傷付きながらも進化してまで守ってくれたマリソに応えメガリザードンになり戦うことを決意し、クセロシキのカラマネロを撃破した。
    • エックスの手持ちの中では唯一メガシンカできないため決定力には欠けるが、硬い殻の防御力が自慢でフレア団が行う相手トレーナーへの直接打撃を狙った卑怯な戦闘の迎撃時には、よく盾として敵の直接攻撃をあえて受けに行っている。
    • ハリマロンの頃はホルードの地面をえぐれる耳パンチを受けても無傷で逆に拳にダメージを与えており、ハリボーグ時はヒトツキの全力の突きを跳ね返し、その鉄壁さはブリガロンになってからも背中の甲羅に受け継がれている。
〈エックスの手持ち〉
ガル&コガル (ガルーラ↔️メガガルーラ♀️)
マリソ (ハリマロンハリボーグ→ブリガロン♂️)
サラメ (ヒトカゲリザードリザードン↔️メガリザードンX♂️)
エレク (ラクライライボルト↔️メガライボルト♂️)
ラスマ (ゲンガー↔️メガゲンガー♂️)
ルット (カイロス↔️メガカイロス♂️)

関連イラスト

ブリガロンハリマロン

ブリガロンGrass Selection


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン ポケモンXY

ポケモン一覧 パートナーポケモン(ポケモン御三家)

くさタイプ かくとうタイプ

ハリマロン ハリボーグ


0651.ハリボーグ→0652.ブリガロン→0653.フォッコ


カロス御三家・最終進化形


草御三家・最終形態



同複合タイプ


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