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ドダイトス

どだいとす

ドダイトス(Torterra)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
目次 [非表示]

基礎データ

全国図鑑No.0389
シンオウ図鑑No.003
ヒスイ図鑑No.132
ブルーベリー図鑑No.193
ローマ字表記Dodaitose
ぶんるいたいりくポケモン
タイプくさ / じめん
たかさ2.2m
おもさ310.0kg
せいべつ87.5%♂・12.5%♀
特性しんりょく:自身のHPが1/3以下になった時、くさタイプの技の威力が1.5倍になる
隠れ特性シェルアーマー:相手の攻撃が急所に当たらなくなる
タマゴグループかいじゅう/しょくぶつ

各言語版での名称

英語Torterra
スペイン語
イタリア語
フランス語
ドイツ語Chelterrar
韓国語토대부기
中国語(簡体字)土台龟
中国語(繁体字)土台龜

進化

풀거북 가족

ナエトルハヤシガメ(Lv.18) → ドダイトス(Lv.32)


概要

第4世代『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』に初登場した、ナエトル系の最終形態。

大きなリクガメの様な姿をしたポケモンで、顔付きからしてアンキロサウルスサイカニア等の鎧竜の様にも見えるが、尻尾はハンマー状ではない。


背中の甲羅には一本のや幾つかのが生えており、「大陸ポケモン」の分類通り、まるで一つの大地の様になっている。

体躯も非常に大きく、くさタイプのポケモンの中では最重量の持ち主。無論パワーも無双の剛力と称される程に高く、並大抵のポケモンから襲撃されてもびくともしない。


眠りの大地

そんなドダイトスの甲羅の上では、小さなポケモンたちが集まり、巣作りをして生活を営むこともある程で、彼らの背中で生まれ、そのまま一生を全したポケモンさえいた模様。

水を求め大勢で住処を移そうと移動する姿は、まるでが動いている様に見えるのだという。


名前の由来は恐らく「土台+トータス(陸亀)」から。

元ネタは、19世紀に創作された「古代インドの宇宙観」においてコブラの背に乗っかり世界を支えている亀で、劇中の世界でも大昔の人々は「大地の下には巨大なドダイトスがいる」と空想していた。


ゲームでの特徴

DPt』では、技不足が目立っていたくさタイプの中では格段に使いやすく、シナリオ攻略でも優秀。

特にナギサジムはタイプの都合上非常に相性がよい。逆にこおり4倍弱点な為、キッサキジム戦は大きなネックとなる。


ポケモンごとに移動速度が異なる『BDSP』の連れ歩きにおいてドダイトスは全ポケモン中でもワーストクラスに遅く、主人公の通常の歩行速度にすら着いて来られない。

ランニングシューズの走行時ではあっという間に画面外に取り残されてしまい、エスパーさながらのワープ移動を繰り返す羽目になる


LEGENDSアルセウス』ではオヤブン個体が紅蓮の湿地の試練の中州に出現。ゲットする場合、周りにマスキッパドクロッグなど気象の荒いポケモンがいるので、そちらを片付けてから挑んだ方がいい。

元々の巨体から更に大きく、「たいりく」ポケモンに相応しい巨躯で動く姿は必見。


性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
95109105758556525

非常に珍しいくさとじめんの複合タイプであり、2024年現在ではノノクラゲ系統の2種しか存在しない。ハヤシガメから進化したと同時にじめんタイプが付加され、強力な一致技である「じしん」をレベルアップで習得できる。


素早さは低くHP・攻撃・防御に優れた物理アタッカー配分。くさタイプの御三家としては初めての完全なる物理攻撃特化のポケモンである。


隠れ特性は「シェルアーマー」。亀だけにまんまであるが、上記の通りに耐久に向かないタイプの為、大きなアドバンテージを得たとは言い難い。元々の特性「しんりょく」が「ウッドハンマー」で発動しやすい点もあるが、くさ技を使用しないのであれば採用するとよい。


前述した「じしん」及びタイプ一致威力120の「ウッドハンマー」が強烈な他、「ストーンエッジ」「かみくだく」等のサブ技も覚えられる。


のろい」や「ドわすれ」といった積み技も豊富に覚えられ、「やどりぎのタネ」や「こうごうせい」なども合わせてじわじわ削っていく事も可能。


ウルトラサン・ウルトラムーン』ではトゲキッスカプ・ブルル・こおりタイプ対策として有用な「ヘビーボンバー」を習得し、300kg超えの体重を活かせる様になった。


LEGENDSアルセウス』では「ぶちかまし」を習得。


第9世代では遂に待望の「からをやぶる」を習得。攻撃技方面でも「くさわけ」「しねんのずつき」「ロックブラスト」「うちおとす」「ボディプレス」と、メイン・サブ共に充実した習得が為された。何気にカメのくせに今まで散々覚えなかった「てっぺき」も習得。いかさまダイスと相性の良い「タネマシンガン」も再習得している。


利点

いわタイプとじめんタイプ両方を半減以下に出来る数少ない種族である事。攻撃面も一致技とサブウェポンを考慮すると相当範囲が広く、これで効果抜群を取れないのはキノガッサビリジオンくらいなので、決して悪くはないのだが。


癖の強さこそあるが使いこなせばそれなりに戦えるポケモンである。素早さを調整して60族クラス(ジバコイルエンペルトなど)を抜かせるように調整している場合もある為、鈍そうな見た目だと舐めていると痛い目を見たりすることもある。


欠点

くさ・じめんという攻撃面では優秀だが防御面では宜しくないタイプと、鈍足重戦車型の種族値が噛み合っていないというのが大きな問題。特にこおりタイプに4倍弱点を抱えるせいで、本来得意なはずのみずタイプに返り討ちに遭ってしまう可能性が高い。しかもみずタイプ技が等倍となる関係で受け出しも厳しい。

みずタイプ以外でも、こおり技はガブリアスなどの対策としてサブに控えている事が多い為、これのついでに狩られてしまう事が多い。アシレーヌカプ・レヒレの様にこおり技の所持率が低いみずタイプになら有利を取れるのだが。


その他ほのおタイプ技も需要が高い為、何処から何が飛んでくるのか全く安心出来ない。第8世代から「めざめるパワー」が廃止(正確にはアンノーンの専用技となった)され、氷技や炎技が不意に飛んでくる事は激減したが。


素早さの低さを補うトリックルームを使うにしても、それならより鈍足・より高火力であるドサイドンの方が優れているだろう。この為、対戦では素早さ全開に育て、こだわりスカーフや「ロックカット」で機動力を確保する型が大多数を占める。


攻撃技も優秀とは書いたが、折角の体力=耐久力を削ってしまう「ウッドハンマー」が主力技である関係上、相手の攻撃を耐えて返しても相討ちになってしまう可能性が少なくない。「タネばくだん」なら反動は無いが2/3に落ちる。


ただ、評価が低いのもシナリオの使いやすさとの差が激しいのも要因なのかもしれない……。



第6世代

タイプこそ違えど似たようなステータスを持つブリガロンが登場。こちらはひこう4倍でフェアリーが弱点と見方によってはドダイトスより防御面では不遇に見えるものの、「フェイント」で先制したり、水タイプ技・草タイプ技を半減にできる点で有利である。


LEGENDSアルセウス』ではシステムの変更と技の大幅削減もあり、他の世代では習得できない個性的な技を覚えられる。初登場の「ぶちかまし」の他、「ねむりごな」「リーフブレード」も習得可能。


第9世代

スカーレット・バイオレット』では『碧の仮面』でようやく復帰。


テラスタルの登場が追い風となり、4倍弱点のこおりタイプに抗いやすくなった。それに応えるかのように、シングルバトルにおけるシーズン11での使用率は40位台(10月初旬)。本作で躍進したブリガロンのシーズン8初期順位すらぶち抜き、くさ御三家最強の位置にあったマスカーニャすら抜き去ると言う好スタートを切った。


ただ、さすがに「からをやぶる」アタッカーとなるとお膳立てが必須となるせいか徐々に順位を落とし、抜き去っていたマスカーニャにも少しずつ逆転され始めているのも現状ではあるが、それでも同期のシンオウ御三家であるゴウカザルよりも順位は高く、くさ御三家としては上々と言ったところ。


【 ダブルバトル 】

「シェルアーマー」持ちで一定以上の耐久を有しつつ、「てっぺき」「ドわすれ」「こうごうせい」を揃えた、かつてのメガヤドランのような積み耐久型が結果を残している。


テラレイドバトル

汎用性こそ一歩劣るものの、これまで★6レイド最難関と悪名高かったコノヨザルのレイドにピンポイントで刺さるとして、その攻略要員として注目を集めた。


隠れ特性の「シェルアーマー」により、特性を解除された時を除いて相手の「きあいだめ」の急所率アップ効果を完全に踏み倒せる上、「なやみのタネ」で「まけんき」を打ち消してしまえば、「いかく」や技の追加効果でステータスが低下する度に相手の攻撃が上昇するのを防ぐことができる。


加えて、相手は「インファイト」を連発して勝手にどんどん耐久が下がっていくので、積み技を使わなくとも「ギガドレイン」で体力を回復しつつ戦う戦法が取りやすい(メトロノームを持たせ、PPを最大まで増やせばくさ技を軽減するテラスタイプであってもギリギリ技を使い切る前に倒すことができる)。


難点を挙げるとすれば、隠れ特性持ちの個体を持っていない場合はとくせいパッチが必須になるう上に、「なやみのタネ」や「くすぐる」等、攻略に必要な技の大部分が遺伝技であるため、攻略用の個体を用意するのがやや面倒な点か。


いずれにしても、今までの不遇っぷりからは考えられない程大躍進したと言っていいだろう。



使用トレーナー

ゲーム版

※1 ナエトルを選んで進化させた場合

※2 ポケモンマスターズでのバディー

※3 主人公がヒコザルを選んだ場合

※4 主人公がヒノアラシを選んだ場合


アニメ版

  • サトシ
  • シンジ
  • カツミ(ディアルガVSパルキアVSダークライ)
  • カメマスター(新無印)

漫画版


番外作品

ポケモンGO

  • 2018年10月17日にシンオウ地方のポケモン初実装に伴い実装。ナエトルからの進化には飴が125個だが、他の草御三家の例に漏れず出現率はかなり高めで、飴集めは容易。

  • 性能面に関しては攻防ともに安定した性能といったところ。原作同様いわ・じめんタイプ両方に耐性を持っている上に、ポケモンGOにおいては技の選択肢が狭い点もあって、上記2タイプから弱点を突かれる事はほぼ無く、攻防ともに非常に優位。

  • 特に非常に高いCPを誇りジム置きされる機会の多いドサイドンに対しては「なみのり」以外の技を軽減出来る上にこちらからは二重弱点を突けるため圧倒的優位に立てるが、これがカバルドンの場合じめん単タイプなので二重弱点にならないどころかノーマルアタックが「こおりのキバ」だと致命傷を受けかねない。

  • ダメージ効率ではカイオーガに劣るものの、カイオーガを育成していなかったり晴天ブーストが掛かっている状況であれば非常に頼りになる事だろう。ただしフルゲージ技しか無く二重弱点を持っている為、耐久に反してジム防衛には向いていない。同じじめんタイプにジム防衛を任せたいのならカバルドンの方が適任

  • いわ・じめんタイプだけでなくみずタイプの技も軽減出来るくさ・かくとうタイプ複合と比べると耐久面が非常に低いキノガッサはともかく、ブリガロンと比較すると汎用性では劣る可能性はあるといった所か。

  • なお、分割ゲージ技がないという欠点については、その後「ハードプラント」を習得できるようになった事で改善されている(とはいえ、コミュニティ・デイ限定での習得であり、現在は覚えられなくなっているので注意)。

  • ともあれ現時点ですらバシャーモの下位互換に甘んじているゴウカザル、はがねタイプ複合が祟って本来みずタイプが優位に立てるほのお、じめんタイプ相手から大きなダメージを貰ってしまうエンペルトとは違い明確な強みを持っており、本家世界とは逆にシンオウ地方の御三家の中では最も扱いやすい性能となっている。そして第9世代で実際にゴウカザルより使いやすくなるとは、この時誰も予想だにしなかった。

ポケパークWii

  • フシギバナのアトラクション『スイングローブ』をクリアするとグリーンゾーンに遊びに来る。序盤からバトルできる強力かつタイプ的に主人公ピカチュウの10まんボルトが効かないポケモンである。勝つとともだちになってくれる。

ポケモンマスターズ

  • ヒカリ&ドダイトス
    • ヒカリのバディーとして登場。当初はナエトルで、条件を満たせば進化する事が可能。
    • くさタイプのサポートバディーズ。全体防御バフのディフェンダーGと味方1体を状態異常・状態変化含めて全回復するトレーナー技を持ち、攻撃を受けるたびに相手にAデバフをかけ、同時に自分にAバフをかけるパッシブスキルも持っており、物理タンクとして高い性能を持つ。バディーズ技も自らのAバフがかかっているほど威力が上がるという、サポートの中でも攻撃的な性能も。

アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ

〈レギュラーの手持ち〉

シンオウ 御三家 草タイプ


〈ライバルやゲストなど〉

謎シチュ



  • BW第134話
    • 雑誌で登場

  • 新無印第58話
    • 進化系統と他の亀ポケモンと共にカメマスターのポケモンとして登場する。

アニポケ・リコとロイの旅シリーズ

  • 41話:画像で登場。

漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

「一周一描い」ポケモンの日常「ダイヤモンド&るー」

  • ダイヤモンドのるー
    • 性別:♂・特性:しんりょく
    • 性格:のんき・個性:がまんづよい
    • 本来パカとウージに渡す予定だったポケモンだったが、手違いに加え、のんびりしたダイヤと波長が合い自ら付いて行くことを決意した事でナナカマド博士から託された。
    • ハクタイシティで特訓中にハヤシガメに、トバリシティでのギンガ団との戦闘中にドダイトスに進化した。
    • ノモセジムのマキシ戦ではプラチナに貸し出され、マキシのヌオーを倒す。
    • こうてつ島での修行で"はっぱカッター"の枚数を調節できるようになり、また確実に命中させる特訓も独自に行い、撃ち出す力をそのままに1枚まで減らすことによって技の指示が終わるよりも速く、超速ではっぱを飛ばす技「ダイヤスペシャルマッハ・ワン・アンド・オンリー」を編み出した。
    • シンジ湖での戦いでエムリットを助けようとするが失敗してシンジ湖に落ち、ハマナ・セバスチャン・フワライドに救出され、パール・ペラヒコの手を経てダイヤの元に戻った。

DP物語


映画「名探偵ピカチュウ

ドダイトス(映画「名探偵ピカチュウ」より)

実写化に際して甲羅の質感がリアルに見えるようリデザインされており、それによって本物の鎧竜のような凄まじい威圧感を漂わせている(一応、目つきは原作のものに寄せられているので、よく見ると質感がリアルになっているだけでそこまでイメージとかけ離れているというわけでもない)。

その迫力は明らかに出演する映画を間違えたんじゃないかと思わずにはいられない程である。


作中では、CNM(ライムシティの名士:クリフォード家の経営する企業グループ)傘下のPCN研究所が、何らかの実験により成長力を強化した個体が登場。

当初はとある実験施設の庭園(通称「ドダイトスの庭」)で放し飼いにされていた個体が何匹か寝転がっていただけであり、特に害のない存在かと思われた…が、ティム達が施設から脱走しようとした際に、近隣の山脈に擬態していた超巨大な個体複数登場。

……繰り返すが明らかに出演する映画を間違えたんじゃないかと思わずにはいられない。

というかそっちにも似たのが出てる。


そうとは知らずに迷い込んでしまったティム達を危険に晒す事になり、最終的にピカチュウに大怪我を負わせてしまうが、これが切っ掛けとなり、ティム達は事件のカギを握るある存在と対面を果たす事になる…。


ちなみにこのドダイトスらはティム達に対し攻撃的な態度は一切取っていない。

暴れる事も無く、ほんの少し動いただけである。

たったそれだけで災害レベルの惨事になったのだから余計ヤバイとも言えるのだが。


なお、事件解決後ロジャーは施設で実験の被検体にされたポケモン達のケアを表明していたが、こいつらは一体どうする気だったのやら……。


その後発表された『ソード・シールド』にて似たような要素が登場した為、スマブラのおおきくなるプリンの様に、このキョダイ…もとい巨大ドダイトスを思い出した人も多かった様だ(後に地上波で放送された際にも、ネット上では「ダイマックスの先駆けだったのでは?」という指摘が相次いだ)。

しかし当のドダイトスは残念ながら『剣盾』に連れてくる事が出来ない為に再現して遊ぶ事は不可能となっている。無念。


余談

同じパートナーポケモン出身でカメがモチーフであるカメックスと比べても体長は約1.4倍、体重に至っては約3.6倍にもなる(パートナーポケモン最終形態では、第8世代までは最重量だったが、第9世代でラウドボーンに越されてしまった)。

グラードンとは同じ分類であるが、関連性は薄い。なお、ドダイトスの様に甲羅に直接大陸があるのではなく、世界を支えているのは亀の甲羅に乗っかっているインドぞうである。


関連イラスト

No.389 ドダイトスドダイトス

なつのこかげ「一周一描い」ポケモンの日常「ダイヤモンド&るー」


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン DPt BDSP

ポケモン一覧 パートナーポケモン(ポケモン御三家)

くさタイプ じめんタイプ

ナエトル ハヤシガメ


0388.ハヤシガメ0389.ドダイトス→0390.ヒコザル


シンオウ御三家・最終形態


草御三家・最終形態


同複合タイプ


関連ポケモン等




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