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大河ドラマの編集履歴

2022-11-21 13:26:22 バージョン

大河ドラマ

たいがどらま

NHKの時代劇シリーズ。

概要

大河ドラマとは、NHKが制作・放映している時代劇テレビドラマシリーズ。

第1作は1963年放映の「花の生涯」。以来、一部例外はあるものの毎週日曜20時より放映でほぼ一テーマあたり1年間を通して描かれる長編ドラマのシリーズであるが、1993~94年に放映された「琉球の風」は6ヶ月、「炎立つ」、「花の乱」はそれぞれ9ヶ月の放送期間であった。2022年現在全61作品が製作されている。年末に作品の総集編を制作、一括放送するのが通例となっている。


「大河」とは、1920年代にフランスのジャン=クリフトフが提唱したもので、「時代という“大きな川”の流れと共に感じる壮大な作品」を意味している。


扱う時代は平安時代中世鎌倉南北朝室町戦国)、江戸幕末など。一昔前は司馬遼太郎海音寺潮五郎山岡荘八新田次郎など日本歴史文学界の重鎮による小説が原作であるケースが多かった。しかし、近年は脚本家による新作書下ろしが多い(現在、小説を原作とした時代劇は『〇曜時代劇』シリーズが担っている)。

架空の人物を主人公にし近現代を舞台にした作品も過去にはあったが、2000年代後半から2010年代にかけて幕末と戦国ばかりに集中した時期があり、ネタが切れもあってか幕末と戦国のあまり知られていない人物にスポットを当て、主人公とするケースが多くなった。しかし、こうしたマイナーな人物はよほどの歴史通でもない限りまず馴染みのないケースが多いため、視聴者が共感を得にくいなど、むしろデメリットの方が多いという声もある。実際、こうしたマイナーな人物、特に女性を主役とした作品は、視聴率の面で苦戦を強いられるケースが多い。

前述の日本文学界の重鎮の作品ではないことと主人公の人選の微妙さに加え、21世紀に入ってからは史実があからさまに無視されるケースもあってドラマの質が低下しているという評もあり、「スイーツ大河」と批判に晒される作品も増えている。一方で研究が進んで近年新たに提唱された新説やこれまであまり採用されなかった逸話を基に話を構成することで、従来の人物像や歴史観のイメージを覆すこともある。


真田太平記」や「武蔵坊弁慶」など往年の水曜時代劇、土曜大河の「坂の上の雲」など、日曜日放映のシリーズとは別枠の大河ドラマもあった。


大河ドラマには、放送当時一世を風靡した人物がキャスティングされる事が多く、その豪華さはちょっとした映画にも匹敵するほど。逆に大河に出演したことで知名度や好感度を大きく上げる俳優も多い。反面、コケた場合は主演俳優や脚本家のその後に影を落とすリスクもある。

また、大河ドラマの楽曲担当者は日本の歴史に残る作曲家と認められたという事でもあり、依然としてその影響力は強い。


最も多く大河ドラマに出演したキャラクターは徳川家康であり(2021年現在25回登場)、主人公を演じたキャラクターは大石内蔵助(2019年現在3回)である。

因みに家康は『青天を衝け』にて、ついにストーリーテラーになってしまった。


なお、第1作『花の生涯』~第13作『元禄太平記』までは実際に放送された映像が殆ど残っておらず、全話を通して視聴することが不可能となっている

これは、収録および録画に使用するビデオテープが当時まだ高級品で、上書きしながら使いまわしていたことが原因だという。


Pixivでは丸絵のようにその回の名場面をイラスト化したものが主に投稿されている。


主役役俳優の交代

大河ドラマは基本、一人の人物或いは一つの一族を主役として第一話からスタートする。

その際、必要となるのが主人公の配役であり、基本構造として①赤ん坊 ②幼少期 ③青年期の順に主演役俳優の交代が行われ、多くは第一話から第三話までの間にメイン俳優と交代する。

が、主人公となる人物によっては、歴史の表舞台に出るまでの半生が不明であったり、活動する時期が短期間で在ったりなどで、①と②を省略しなければならない。或いは主役についての情報が存在しすぎると、一体いつの段階で主演俳優(その代において『主人公』として公式発表されている俳優)と交代させねばならないのかと言う演出がドラマの見所として表現される。


一例

タイトル主演俳優俳優数交代方法
八代将軍吉宗西田敏行四人疱瘡にかかり顔を包帯で覆い、取り外すと西田氏
義経滝沢秀明三人義経が水の中に飛び込み、浮上するまでの間に劇中では数年が経過した扱い
真田丸堺雅人一人彼の活躍する時期が後半生かつ、最終話に夏の陣を持ってくる都合により青年期からスタート
麒麟がくる長谷川博己二人出自など前半生が謎に包まれている人物である為、幼少期までの正確な資料が無く、明確な記録が残っている美濃・斎藤利政に仕えていた時期からのスタート(幼年期は回想録)


主な歴代大河ドラマ

最高視聴率40%超え⇒太字

No.作品名時代主人公放送年
1花の生涯幕末井伊直弼1963年
2赤穂浪士江戸大石内蔵助1964年
3太閤記戦国豊臣秀吉1965年
4源義経平安1966年
5三姉妹幕末~明治永井三姉妹(架空の人物)1967年
6竜馬がゆく幕末坂本龍馬1968年
7天と地と戦国上杉謙信1969年
8樅ノ木は残った江戸原田甲斐1970年
9春の坂道江戸柳生宗矩1971年
10新・平家物語平安平清盛1972年
11国盗り物語戦国斎藤道三織田信長1973年
12勝海舟幕末1974年
13元禄太平記江戸柳沢吉保1975年
14風と雲と虹と平安平将門藤原純友1976年
15花神幕末大村益次郎1977年
16黄金の日日戦国呂宋助左衛門1978年
17草燃える平安~鎌倉源頼朝北条政子1979年
18獅子の時代幕末~明治平沼銑次苅谷嘉顕(架空の人物)1980年
19おんな太閤記戦国ねね1981年
20峠の群像江戸大石内蔵助1982年
21徳川家康戦国1983年
22山河燃ゆ昭和天羽賢治天羽忠(架空の人物)1984年
23春の波涛明治~大正川上貞奴川上音二郎1985年
24いのち昭和岩田(高原)未希(架空の人物)1986年
25独眼竜政宗戦国伊達輝宗伊達政宗1987年
26武田信玄戦国武田信玄1988年
27春日局江戸1989年※1
28翔ぶが如く幕末~明治西郷隆盛大久保利通1990年
29太平記鎌倉~南北朝足利尊氏1991年
30信長 KING OF ZIPANGU戦国織田信長1992年
31琉球の風江戸楊啓泰(架空の人物)1993年
32炎立つ平安~鎌倉藤原経清清衡秀衡泰衡1993年
33花の乱室町日野富子1994年
34八代将軍吉宗江戸徳川吉宗1995年
35秀吉戦国豊臣秀吉1996年
36毛利元就戦国1997年
37徳川慶喜幕末1998年
38元禄繚乱江戸赤穂浪士1999年
39葵徳川三代戦国徳川家康~秀忠家光2000年
40北条時宗鎌倉2001年
41利家とまつ戦国前田利家まつ2002年
42武蔵MUSASHI戦国~江戸宮本武蔵2003年
43新選組!幕末近藤勇土方歳三2004年
44義経平安源義経2005年
45功名が辻戦国山内一豊千代2006年
46風林火山戦国山本勘助2007年
47篤姫幕末天璋院2008年
48天地人戦国直江兼続2009年
49龍馬伝幕末坂本龍馬2010年
50戦国崇源院2011年
51平清盛平安2012年
52八重の桜幕末~明治新島八重2013年
53軍師官兵衛戦国黒田官兵衛2014年
54花燃ゆ幕末~明治杉文(楫取美和子)2015年
55真田丸戦国真田信繁(幸村)2016年
56おんな城主 直虎戦国井伊直虎2017年
57西郷どん幕末西郷隆盛2018年
58いだてん〜東京オリムピック噺〜明治~昭和金栗四三田畑政治2019年※2
59麒麟がくる戦国明智光秀2020年
60青天を衝け幕末~昭和渋沢栄一2021年
61鎌倉殿の13人平安~鎌倉北条義時2022年
62どうする家康戦国徳川家康2023年
62光る君へ平安紫式部2024年

※1 第1回放送は昭和64年1月1日、第2回は昭和天皇の崩御を受けて1週延期となり平成元年1月15日で、今作が「昭和最後・平成最初の大河」となった。

※2 第16回放送は平成31年4月28日、第17回が明仁天皇の退位、徳仁天皇の即位を経て令和元年5月5日となり、今作が「平成最後・令和最初の大河」となった。


外部リンク

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