概要
ヘカーティア・ラピスラズリのスペルカード。
- 月が堕ちてくる
月は常に地球に落下し続けている(という見方もできる)。月は地球の衛星であり、地球をまわりを公転している。これは「月が水平方向に移動する力」と「地球が月を引力で引っ張っている力」が釣り合っているため。もし水平方向の力が強ければ月は地球の重力から逃れ宇宙のかなたに飛び去ってしまい、逆に引力が強ければ月は地球に衝突してしまう。月が常に地球に「落下」し続けているから、月は地球の周りを安定して公転し続けている。
- 地球と月の比較
地球の直径は約1万2700km。月の直径は約3500km。月の大きさは地球の約27%(約1/4)。
質量比は「地球:月=約100:1」。重力比は「地球:月=約6:1」。
月と地球の距離は公転軌道が楕円の為に変動するが36万㎞~40万㎞の間で推移している。(1光秒=約30万kmよりも長い)
- もし月が地球に衝突したら
地球に与える影響は衝突するスピードや角度により変動するが、いずれにしても人類どころか全生物が滅亡することはまず間違いない。
例えば、諸説あるが恐竜が滅亡した主因ともされる約6550万年前にメキシコのユカタン半島に落下した隕石でも(大きく見積もっても)せいぜい15kmほどである。
下動画はNHKがシミュレーションをした隕石衝突と地球に与える影響の様子だが、これでも衝突させた隕石の直径は400㎞でしかない。
月が衝突する場合、一つの天体のまま衝突するのではなく、潮汐力によりばらばらに砕けて地球に落下すると考えられている。ジャイアントインパクト仮説では、火星レベルの大きさ(直径 約6800km)の天体が地球に衝突した結果、月が誕生したとされる。衝突するスピード等にもよるが、この仮説を前提にすれば仮に月と地球が衝突しても地球という星が無くなることはなく、場合によっては新たな衛星が誕生する可能性も考えられる。
ちなみに、月は地球から毎年数センチずつ離れていっており、よほどの外的要因がない限り未来において月が地球に衝突することはないと考えられている。