概要
ロボット掃除機を研究・開発している沖田博士が『龍が如く7』時点で5000万台を売り上げたというロボット掃除機・ソージーをベースに新開発した巨大ロボット掃除機。名前は町のランドマークになることを想定して、親しみやすさを持たせる為、そのまんまの名前になっている。沖田博士によればイベント行事の後の後片付け用に作ったとのこと。
町規模で掃除することを想定した設計のため、幅4メートル×高さ1.5メートル、吸引力は従来の1.5倍になっている。ボディは米軍も採用している特注カーボン製とかなりの大きさと頑丈さを誇っている。さらに音声認証システムも搭載されている。
しかし作中ではほぼ沖田博士が原因で毎回暴走し、春日一番達が止める羽目になる。緊急停止ボタンは一応存在するが、その位置は説明するのも大変なくらいかなりややこしい上に、沖田博士のやることなすことが全て裏目に出てしまうので春日達の手を焼くことになってしまう。
経歴
龍が如く7 光と闇の行方
沖田博士に偶然会った春日が足りなかった開発費100万円を出資したことで開発された。
センサー機能で遠くにあったゴミ袋並の大きなゴミを吸いとるだけでなく、コーヒーを出す・低周波マッサージモードなど色んな機能で春日を感心させていた。
しかしまだ絶賛開発中だった禁断のハイパワーモードを実施したことで状況は一変する...
ハイパワーモードを起動させると起動音は鳴ったものの、おそうじ丸は一切動かない。それを見た博士はこともあろうにおそうじ丸本体に強い蹴りを三発入れてしまう。
するとおそうじ丸は音声が不安定になった上にマッサージモード使用時に流れるヒーリングミュージックを流しながら、ハイパワーモード状態で暴走を始める(博士曰く「蹴りどころが悪かった」ちなみにハイパワーモードのテストは研究室で980回成功しているとのことで、春日も安心しきっていた)。おそうじ丸は春日の財布を吸っただけでなく、博士やお魚を咥えた猫とそれを追いかけてきた裸足のおばあさんも吸い込んでしまう。
仕方なく春日が止めることになるが肝心の緊急停止ボタンがおそうじ丸の底にあるうえ(しかもフタを開けて暗証番号を入力した上に、マイナスドライバーでネジを外してつっかえ棒を出す...というややこしすぎる構造になっている)に、ボディ本体が米軍も採用している特注カーボン製という厄介な物になっていた。
コーヒーなどを出していたアタッチメント部分が弱いと博士の助言を聞いた春日達はそこを攻撃し、そこから出てきた心臓部のバッテリーを攻撃したことで機能停止した。
龍が如く8
前作からバージョンアップした「おそうじ丸Ver.2.1」とさらにそれをバージョンアップさせた「おそうじ丸フライβマックス」登場する。
- おそうじ丸Ver.2.1
春日と別れたあとも研究を続けていた博士はアメリカの大企業にオファーを受け、ハワイでおそうじ丸のアップデートをしていたところに春日と偶然再会する。前作と同じく足りなかった開発費(未曾有の半導体不足による値上がりと、音楽とサブスク動画を見たりするという余計な機能をチップに埋め込んだのが原因)3000ドルを春日に出資したことで「おそうじ丸Ver.2.1」が開発された。
吸い込んだゴミを即座に焼却するゴミ焼却機能が実装され(キッチリ焼けるように温度は2000度に設定している)その機能で吸い込めるゴミの容量が増えた上にその熱で巨大なパンケーキが焼ける機能も追加された。また危険状態になったとき用にリミッターが解除される裏コードもある。
そして最も特徴的になったのはAI機能が搭載されたことであり、学習モードでゴミである・ないを学習させたことでゴミだけを吸い込み、ゴミじゃないものは吸い込まずにそのままにするようになった。さらにゴミを吸い込んでいる時も効率よくゴミを吸う方法を自身で学習し、ゴミがなくなったら自動的に戻ってくるようになっている。
と、進化するAI機能に問題がないと思われていたのだが...
ゴミが無くなり止まったおそうじ丸は、今度はカツアゲをする連中やポイ捨てをする若者を吸い込み始めただけでなく、通りかかった美人の女性に媚びを売るなどの行動をし始める。そこでAI機能が進化しすぎて社会のゴミと呼べる人間もゴミと認識してしまったことが明らかになる(ちなみに女性に媚びを売ったのは音声認識モードの実験中に博士が力説したタイプの女性がデータベースに刻まれたことによるもの)。
このままだとマズいと思った博士はおそうじ丸を音声で止めようとするが全く止まらなかったので、強めの口調でまたもや緊急停止ボタンがある部分も強く蹴り始める。すると、おそうじ丸は博士をゴミと認識し、焼却用の炎を浴びせた上に吸い込んでしまう(炎を浴びせたのは燃やした方が早いと判断するようになったため)。
結局春日達がまた止めることになり、裏コードでリミッターが解除されるというヤバい状態になるものの止めることに成功し、停止と同時にパンケーキも出来上がった。
- おそうじ丸フライβマックス
春日が街でUFOに大事なニワトリを取られたというカレンという女性と出会い、彼女と共に夜中にUFOを待ち伏せすることになる。そして彼女の言葉通り、牛を連れ去ろうとするUFOが現れて彼女が持って来たロケットランチャーで撃墜させることに成功する。
するとUFOから出てきたのは沖田博士で、そのUFOの正体はおそうじ丸の最終進化系「おそうじ丸フライβマックス」であることが明らかになる。
今までのおそうじ丸が地べたを這いつくばって近くのゴミを吸うことしかできなかったということで、上空から効率よく見つけられることや地続きになっていないような地域のゴミを吸うために作られたと博士は言う。ちなみに今度のはタンクの容量がいっぱいになったら吸い込まず吐き出すようになっている。
しかし、ニワトリや牛を吸い込むという明らかな不具合が発生しており...
案の定、おそうじ丸のテストを始めた瞬間、博士をゴミと認識して吸い込み始める。そこでおそうじ丸が、博士が酔って自暴自棄になった時に「所詮世の中全てゴミ」と叫んだことを鵜呑みにしていたことが判明する。
おそうじ丸の興味が春日達に向いたことで結局止めることになり、春日達の攻撃を喰らったことで機能停止をして墜落した。墜落したことでカレンのニワトリも無事におそうじ丸から出てきた(ついでにいつの間にか吸い込んでいたよくわからんおっさん達も出てきた)
サブイベント終了後に「おそうじ丸フライβマックス」をデリバリーヘルプとして呼び出せるようになるが、フルパワーモードの影響か毎回充電切れを起こして墜落している。
この墜落の衝撃でダメージを与えているような演出だが、これでも雷属性の魔法攻撃。敵全体に1000ダメージ(追加料金を支払うと1400ダメージにアップ)を与える。