概要
がらがらどんと言う名前の大小3匹の山羊が、橋を渡った肥沃な土地の美味しい草を求め、冒険に出かける事に。然し橋の下には恐ろしい怪物・トロルが待ち構えていた。3匹のがらがらどんは無事に橋を渡り、草を食べる事が出来るだろうか…?
一説によるとこの童話の登場人物の内、山羊はキリスト教の伝道師、トロルは土着の古い宗教の隠喩であり、キリスト教に拠る土着宗教の駆逐が童話誕生の背景にあるのではないかと言う説がある。
なお、小さい山羊のがらがらどん、および中くらいの山羊のがらがらどん二匹は控えめで、トロルと相対して恐怖を感じていた。
しかし一番大きな山羊のがらがらどんは、声も大きく、好戦的かつ自信にあふれている。
トロルと相対しても恐れる事無く、ひどくしゃがれた大きな声で威嚇している。
いわく、
「こっちにゃ二ほんのやり(角)がある、これでめだまはでんがくざし。
おまけに おおきないし(前脚の蹄)も、二つある。にくも、ほねも、こなごなにふみくだくぞ!」